花岡山官軍墓地

花岡山の中腹に、官軍墓地があります。この墓地は西南戦争関係ではなく、西南戦争の前年、明治9年(1876)に起こった神風連の変に倒れた熊本鎮台の兵を葬るために設けられたものです。しかし、西南戦争では薩軍の砲兵陣地となりました。花岡山からは、目の前に熊本城を見渡すことができたからです。

 

ここには熊本鎮台司令長官 種田政明少将、参謀 高島茂徳中佐、大島邦彦中佐以下将兵116名の墓があります。一時荒廃しましたが、地元の人々の努力で整備されました。そして、昭和55年に熊本市指定史跡となりました。