佐々友房の墓

玉東町吉次峠で勇敢に戦った佐々友房は、熊本市の立田山にある小峯墓地に埋葬されています。明治39年9月53才で亡くなりました。1854年1月、熊本市の内坪井で生まれています。墓は、青山墓地からここへ移転されました。ここは、黒髪の熊本大学東側道路から入ります。この碑は旧軍人と無縁仏の慰霊碑です。

 

明治10年西南戦争で池辺吉十郎と「熊本隊」を組織し、西郷軍に参加し戦いました。後に降伏して監獄に入りましたが、これからの国家を担う青少年の育成が大切であると決意しました。監獄を出た後、同心学舎を開きました。明治12年のことです。この同心学舎が、現在の済々黌高校になります。

佐々友房は、政治面でも活躍しました。国権党を組織して第1回帝国議会が開設されると、衆議院議員に選ばれました。ここ小峯墓地には、小泉八雲が愛した石仏・宮部鼎蔵の墓・秋山玉山の墓等があります。捜しやすいように、案内板が設置されています。