近年、社交ダンスは、従来の趣味、道楽の域を脱した市民的な生涯スポーツの手段とし日常化している。各地で多くの愛好会、同好会が組織され、活発な活動が行われている。映画[Shall We ダンス?]の空前のヒットは、このような社会的な背景のもとにもたらされたものである。[熊本県ダンススポーツ連盟]は、このような背景の下に平成6年7月に設立された。当時すでに、現在の「社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)」の前身である[日本アマチュアダン協会(JADA)]が設立されており、本協会は熊本県を代表する唯一の承認加盟団体として発足した。
本連盟の設立主旨は、従来のいわゆる社交ダンスを生涯スポーツの手段(ダンススポーツ)として見直し、レジャー性だけでなくスポーツ性ないしは競技性をも重視しながら、アマチュアの立場から、その健全な普及・育成を図り、その活動を通して、県民体育の振興とわが県の文化の進展に寄与しようとするものである。
[熊本県ダンススポーツ連盟]は、現在、県下全域にわたって620人におよぶ会員を擁している。このほか、九州では福岡(会員約600名)、大分(約120名)、宮崎(約100名)、長崎(約200名)、鹿児島(500人)、沖縄などにJDSFの加盟ないしは準加盟団体が設立されており、活発な活動が行われている。
ところで、上に述べたように、現在のJDSFは、昭和52年、[日本アマチュアダンス協会](これは、その英文名の頭文字をとってJADA(ジャダ)と呼ばれた。)の名称のもとに設立されている。JDSFは平成11年、わが国のダンススポーツ界を統括・代表するただ一つの全国組織として、日本体育協会への準加盟を認められた。現在すでに正加盟の要件を満たしており、その実現も遠くはない。また、平成14年、永年の目標である法人格の取得を実現し社団法人となった。
JDSFは現在、会員数約4万人、加盟サークル数約1、500、ダンススポーツ選手約1万人を擁している。近年、ダンススポーツの急激な普及に対応するために、地域組織の拡大・充実を図ることが不可欠となってきている。
1997年9月、ダンススポーツの国際組織であるIDSF(国際ダンススポーツ連盟)はIOC(国際オリンピック委員会)によって世界で唯一の正式加盟団体として承認された。JDSFはそのIDSFが承認するわが国で唯一の正式加盟団体である。