もりさん小型機に乗る!の巻


 ジェット旅客機には、数え切れないほど搭乗している私ですが、小型機には一度も乗ったことがありませんでした。しかーし、今回の海外出張で小型機体験をすることができました。ここに、その体験記をご紹介します。

 1997年9月27日(土)
 今日は土曜日のため自由行動の日だ。ツアーの仲間であるS氏とともに、YOSEMITE(ヨセミテ)国立公園を観光することにした。サンフランシスコ地区からヨセミテへ向かうには、陸路で行く方法と空路で行く方法とがあるのだが、陸路だと片道4時間もかかってしまうため、2時間程度ですむ空路をチョイスした。
 今回のツアーは、日本の代理店を使わずに、現地で手配した。いかんせん英語が下手なので苦労したが、手配はすでに済んでいる。今回使用した代理店は、Gray Line San Francisco というサンフランシスコでは大手の代理店だ。いろいろなツアーを組んでおり、料金も比較的良心的だ。
 ホテルまで迎えにきたツアーバスに乗り込み、いざ出発!途中のホテルでも次々と客を拾い、オークランド国際空港へ向かった。ツアーの参加者は、我々2名を含めて13名になった。メンバーが無茶苦茶インターナショナルになったのには驚いた。内訳は、アメリカ人カップル2名、アメリカ人親子(2名とも男性)、ドイツ人中年夫婦、ユダヤ人(イスラエル)夫婦、スペイン人新婚カップル、若いオーストラリア人女性(1人旅)、そして日本人おぢさん2名である。サンフランシスコはゲイの多い街としても有名なので、私たちもゲイカップルに間違えられりゃ市しないかと冷や冷やしたが、みんなフレンドリーなのでちょっと安心した。


オークランド国際空港ターミナル そうこうしている間にバスは30分程でオークランド国際空港ターミナルへ到着。とはいっても、小型機専門の航空会社のターミナルなので、ちっちぇー!!名前は、KAISER AIRという勇ましい名前だ。

Air Planeここで、2つのグループに分かれて、小型機に乗り込むことになった。
我々のグループは、ドイツ人夫婦、スペイン人夫婦、の6名だ。飛行機は7人乗りで非常にちっちゃい。キャプテンに座席の割り振りを決められ、乗り込むが、異様に狭いため時間を要する。座席をキャプテンが決めるのは、体重のバランスを取るためだそうだ。小型機だと、そんなのも重要だな!と一人で妙に感心してしまった。そう言えば、昔YS-11に乗ったとき、体重聞かれたことを思い出した。

Cockpit乗り込んだ飛行機のコクピット
おや?インパネは、Microsoft社のフライトシミュレータの画面とそっくりだぞ!!

オークランドの町並み 出発前に、キャプテンから耳栓が手渡される。そんなにうるさいのか?どんなものなのか分からないので、とりあえず耳栓は付けず持っておくことにした。エンジンがかけられ、滑走路へと向かう。かなりでかい国際空港なのに、小型機の離着陸ができるなんて日本では考えにくい(地方の空港は別)。それもそのはず、ここには滑走路が何本もあり、小型機専用の滑走路が存在しているのだ。エンジン音もたいして気にならない。さていよいよ離陸だ。これから約50分の空の旅である。

Sky View  途中は農地か、写真の様な砂漠地帯が続き、あまり代わり映えのしない風景が続く。灌漑用水路のある所の近辺だけが、農地となっている。あー退屈といった感じだ。後ろの席の、スペイン人のおねーちゃんはグーグー寝ている。相手のお兄ちゃんは、キャプテンの指示で、副操縦席に座っていて、1分おきに心配そうに彼女を振り返る。それなのに・・・グーグー。ちょっと笑ってしまったが、新婚さんを引き離すのはかわいそうなので、帰りは僕が彼と代わってあげようと決心した(ほんとは操縦席に座りたいだけ)。

Tuch Down 当日は快晴無風の絶好のフライト日和だったこともあり、ほとんど揺れずに飛ぶことができ、いよいよランディングである。いつも旅客機のランディングシーンをスクリーンで見ているが、今日は生で見ることができ感動ものであった。やっぱりプロは着陸がうまいなーと感心してしまった。(そうじゃなきゃ困るってば!!)私のフライトシミュレータの操縦とは、月とスッポンである。
 写真には撮り損ねたが、この飛行場の周りには、たくさん家があるのだが、どの家にも飛行機の格納庫があり、格納庫というよりはガレージみたいな感覚で飛行機が置いてあるのにはびっくりだ。さすが、飛行機大国U.S.である。うらやましー。

ヨセミテ写真 空港(たしかパインバレー空港だったと思う)に到着後、別便でやってきたグループと合流し、ここからはバスで移動となる。バスの運転手さんがガイド兼務だ。当然説明は英語!!半分ぐらいしか分からない。またまた、英語力の無さを痛感!!しかし、 ヨセミテ国立公園の景色は、実に素晴らしい。説明なんて要らないくらいだく日帰りで行くにはもったいない。今度行く機会があれば、是非3泊ぐらいにしたいと感じた。

ヨセミテ写真2 観光ポイントを何個所か周り、インターナショナルツアーのメンバーとも何とかコミュニケーションを取りながら、楽しいツアーは進んでいった。オーストラリア人のお嬢さんと、ユダヤ人の夫婦には、写真を撮ってあげ、帰国後送ってあげる約束もした。英語わかんなくたって何とかなるぞ!英語は良く喋れなかったが、日本語ガイド付きの日本人だけのツアーより、こっちの方が何倍も楽しく感じた。

 観光ツアーも無事終了し、帰路についた。帰りは、キャプテンに副操縦席に座らせてもらった。出発までの間に、キャプテンに、「これが高度計、そしてこれがコンパス、これがVOR、これが・・・でしょ?」と話していたら、「君も、操縦するのかい?」と聞かれた。そこですかさず、「そうだよ。でも、僕の飛行機にはディスプレイとコンセントが必要だけどね!」と応えた。これこそ、アメリカンジョークだ!どうだまいったか。(笑)「でも、計器一緒だろ?」と切り換えされた。彼もまた、フライトシミュレータ大好き人間だった。
しかし、U.S.では、飛行機の操縦免許持ってることもたいしたこと無いのである。やっぱすげーよアメリカ!
Sunset San Francisico そんなこんなで、元来た道を引き返し、無事サンフランシスコ到着となった。一緒に行ったS氏は、感動しまくり、今度U.S.来たときは、ずぅえったいグランドキャニオン行くぞ!!と張り切っておられた。S氏ではないが、本当に充実した1日だった。

 これで、体験記は終了ですが、サンフランシスコ近辺に行かれる方。是非ヨセミテツアー行ってみて下さい。絶対お勧めです。できれば泊りがいいですが、無理な方は、飛行機ツアーが良いと思います。バスツアーだと移動ばかりであまり観光時間が取れません。実は、今回の出張ツアーのメンバーでバスを利用した人たちがいたのですが、あまり観光できなかったそうです。料金は、飛行機約$200、バス約$120ですから、そんなに差はありません。参考にしてみてください。ヨセミテ国立公園のサイトは本当に美しいですよ。こちらも是非訪問してみて下さい。

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