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3.1チェックインカウンターへ
 やっと出発点にたどり着くことができましたが、ここで気を抜いてはいけません。さあ、目的の航空会社のチェックインカウンターを目指しましょう。自分がどのエアラインに搭乗するのかをきちんと把握しておいて下さい。空港に着いてからうろうろするようでは、達人にはなれません。ここで、エアラインを間違えてしまうような失態をしでかしたら即刻、手荷物運搬用のベルトコンベアに飛び乗り身を隠すべきです。誰が見ているかわかりません。それに、運が良ければ無料で目的地までいけるかもしれません。。
 さて、無事に目的のエアラインのカウンターにたどり着く事ができたあなたは、ここで困った状態に直面する事になります。そうです、窓口がたくさんあるのです。それではどうすればよいのでしょうか?
 正解はこうです。すでにチケットを入手している人は、そのままチェックイン(搭乗手続)の窓口へ、予約のみでまだチケットを入手していない人は、航空券発券(発売)の窓口へ行かなければなりません。もし間違ったとしても、受付のおねーさん(おにーさん)は、きっと笑顔で応対してくれるでしょうが、内心は86%の確率で「ちっ!窓口はあっちだっちゅーの(別に腕をひざの前に出し前かがみにならなくてもよろしい)」と考えていますし、窓口に行列ができているときは、他の旅行者から白い目で見られてしまいます。このような失態は、絶対に避けるべきです。このような状況に陥ってしまったあなたは、もはや身を隠す術もありません。いさぎよく、飛行機に突進し、エンジンに身を投げましょう。まちがっても、道路に飛び出て車に轢かれるようなことがあってはいけません。これでは、単に車に轢かれたヤツでしかありませんが、エンジンに飛び込めば、「ヤツは、飛行機で死んだんだ」となれば、なんだかカッコイイではありませんか。見栄空の達人たるもの死んでも見栄をはりつづけるべきです。
 
3.2 カウンターでの作業
 さて、このカウンターではどのような事が行われるのでしょうか?
 チェックインカウンターでは、搭乗手続き(チェックイン)が行われます。搭乗手続きとは、○月△日□□便の××さんを乗せる事をきめる手続きです。そういう意味では、ホテルのチェックインとまったく同じです。
 搭乗手続きを済ます事により、航空券(チケット)は塔乗券(ボーディングパス)に変身します。航空券は、飛行機に乗ることができる事を保証するものであるのに対して、塔乗券は塔乗する便名や座席までを保証するものになります。従って、実際に飛行機に塔乗する際には、必ず塔乗券が必要になるので、チェックインを忘れないようにしましょう。(ここは、電車などのプロセスと異なる所なので、間違い易いポイントです。)時々、予約だけでチェックインをせずに塔乗待ちをしている人を見かけますが、この場合、実名とチェックインしていない旨のアナウンスがされる事になります。有名になりたい人(ただしアホなやつとしてですが)は、お試し下さい。
 空港で航空券の購入する時は、大抵の場合購入と同時にチェックイン手続きもやってくれるので、チェックインカウンターに並び直す必要はないはずです。
 最近は、自動でチェックインが行える機械も設置されています。かつては、この機械を扱えるというのも一種のステータスでしたが、最近の機械は操作も簡単になってしまいました。なにより機械相手では見栄が張れません。これでは、見栄空の達人の名が廃ります。
 では、いかにしてチェックイン時に見栄を張るか?です。その究極はスーパーシート専用チェックインカウンターを利用する事です。このカウンターは、高い料金を払っているスーパーシートの利用者もしくは、エアラインが独自の基準で設定した特別な会員の専用カウンターです。一般席のチェックインカウンターの混雑をよそに、絨毯の敷かれたゴージャスな専用カウンターでチェックインを行うことは、最高のシアワセといっても過言ではないでしょう。しかし、一般席のチケットしか持っているはずも無いあなたは、指をくわえて見ていることしかできないのでしょうか?
3.3 チェックインの裏技
 そんなことはありません。あなたもちゃんとスーパーシート専用チェックインカウンターでチェックインができるのです。ただし、ちょっとしたテクニックが必要となります。
 まず、スーパーシートカウンターが空いている時間帯を狙います。この場合だと正規の客の迷惑にもならないため、たとえ一般席のチケットでチェックインしようとしても、ほとんどの場合受け付けてくれます。ただし、100%受け付けてくれるわけではありません。人によっては、「こちらはスーパーシートのお客様専用のカウンターでございます。お隣の列にお並び下さい!」と冷たく言われることもありえます。これでは、元の木阿弥です。大ハジをかいてしまいます。しかし、見栄空の達人としては、そんなリスクを負っては行けません。成功率は常に100%でなければならないのです。
 これにも、ちょっとしたテクニックが必要です。スーパーシートカウンターの前で、人を待つフリでもしていて下さい。5分もしないうちに、あなたと同じ空のビギナーがねぎをしょってやってくるはずです。そのカモ君がすんなりとチェックインできたら、即行動に出れば良いのです。この時、堂々とした態度で挑まねばならないことは言うまでもありません。また、この時に、「ボーディングタイムはいつ頃ですか?」(飛行機への塔乗が始まるのはいつかという意味)という台詞の一言でも言えれば、あなたの見栄達人レベルも一級昇格です。
 チェックイン時にもうひとつだけ注意しておくべきことがあります。それは、飛行機に乗るには、電車やバスのように出発時刻までに間に合えば良いというものではないという事です。チェックインの締切時間は、出発予定時刻の15分前までと決まっています。この時刻までに、チェックインを済ませておかないと、飛行機に乗れないという事も有り得ます。早めに空港に到着しておく事をお勧めします。
教訓
1. 航空券では飛行機に乗れない。チェックインが必要
2. カウンターを間違えるな!
3. 見栄をはるならスーパーシートカウンター
4. チェックイン締め切りは定刻15分前


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