熊本の方言(応用編)

熊本の方言を使用した、日常会話(?)をご覧ください。これらを理解し、使いこなせば、あなたも立派な熊本県人です。

日常会話を物語風に作っています。2人の仲のいい男友達(A君、B君)が、ラジカセを買いに行って、家に持って帰って聞くとという設定です。
第一回目は、買い物が終わるまでを紹介します。単語を見ながら、考えてみて下さい。
標準訳は、こちら!!
※書いていて、本物の熊本弁かどうか区別がつかなくなりました。

A ぬしゃ、どけ、いきよっと。きゃん、朝、はよから。
A えらい、むしゃんよか、かっこして。
B きのんばん、テレビで新らしかラジカセの安売りがあいよったけん、買いにいきよっと。
A わさもんね。よか年して。
B そぎゃん、いわんでよかろ。急いどるけん。
A んんなら、おるもいく。ちょっと、こけ、まっとけ。
B はよせよ。
  A君、着替えて現れる
B えらい、はやかね。
A さばくる、どがい。
B でも、どげざっか、そん服は。
A よかろがい、うったつど。
B どぎゃんでん、よかけん、はよいこ。じかんのなか。
  歩き始めた2人。
A なんで、いくとや
B 汽車で、いこか
A よかたい
  汽車に乗る二人
A こんなかは、いさぎい、ぬっかね。
B そがんね、こぎゃん、ぬっかと、のさん。
A あっちゃん、なわろか。
B どけ、いったっちゃ、一緒。
A あら、しもた、1000円札ば、つこかした。
B どけ
A あっ、あすけ、ある。
  汽車を降りて、店に入り、特売品の所に着いた二人
B 店員さん、こるば、はいよ。
じんな、なん、いいよっと。こるは、おるが、とっとっと。
B すらごつ、いいなすな。ぬしゃ、あっちに、おったろが。
いや、こけ、おったよ。
B だっか、みとったや。
あの、でぶしゃんに聞いてん。
B こんひとは、こけ、おらしたな。
客2 はい。
B しょうなかたい。
A どぎゃんする。
B さしより、別んとば、捜そ
A こら、どぎゃん?
B 店員さん、こら、いくら?
店員 それは、30000円です。
B たっか。たった、こがしこで。
店員 そうですか、では、これはお買い得ですよ。30000円が10000円です。
B たいぎゃ、安かな。んんなら、そっば、はいよ。
A ようと、見らんで、決めて、よかと。
B よか。
  外に出た2人
A あん、調子なら、もうちょっと、こぎれたて。
B よかと、そうにゃ、デザインが気にいったけん。
A でも、ふてえめに、おうたね
B しょんなか。
A ひだるかね、飯ば食おか?
B そうね
A どこさん、いこか?
B おれの、あんじゃもんの友達の店に行こか。
どけ、あっと。
下通り。
よかたい