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(ここからちょっとネタばれ)宣伝文句は”映画史上最も切ないハッピーエンド”というけれど、何度も やり直す前のオリジナルの行動では、大学生になるまでに一度も会いに行っていないわけでしょ? 一旦ラブラブの状況を経験したから一人で盛り上がっていただけで、切なくなるほど想っていたわけでは ないんじゃない?と思ってしまう私は意地悪?! (Nov/2005)
主演のオーランド・ブルームは、適度に力が抜けた感じでチャーミングに存在している。自殺を 考えるほど落ち込んでいる役には見えないともいえるけれど、ドルーというキャラクター自体が、映画の ほとんどの時間をもやもやとした状態で生きているわけだから・・・。私は積極的に死のうと思った ことはないけれど、このまま消えて無くなってしまいたいと思ったことは何度もあり、そんな時は怒りや 悲しみさえ感じることができず、外からみたらぼ〜っとして一見穏やかにさえみえる状態だと思うのだ。 そんな心情が上手く表現されていたと思うし、それはとても稀なことだから、私はそれだけでも評価したい。 (Nov/2005)
しかし、素敵な着こなしをキャラクターの行動として分析&邪推すると、一見さり気なくみえるこの装いは、 実は研究に研究を重ねたフランス女性の”無意識の作戦”だと思うのだ。イーサン・ホーク演ずるアメリカ男は あっさりと掴まってしまったのだねぇ〜 (Oct/2005)
しかし、一部のSFファンのみを対象としたマニアックな話ではなく、宇宙を舞台とした人間ドラマとしても 十分にアピールできる質の高さだ。も〜う、いろいろと喋りたくなる見所が満載だけど、日本ではこれから TV放映されるかもしれないので、しばらくは口にチャックで我慢しておこう。 (Aug/2005)
旧作への敬意を表しつつも、ストーリーの大筋以外を思い切りよく変更したのが大正解で、これぞリメイクの鑑!という仕上がりに なっている。旧作でのお楽しみだったアポロ大尉とスターバック中尉の”相棒物語”も、スターバックが女性役になった ことで現代的になっているし、旧作では完璧なヒーロー役だったアポロが悩める青年士官になっているのも新鮮だ。演じて いるのはNHKで放送された「ホーンブロワー」シリーズでアーチー役だったジェイミー・バンバー。ほわっとした 表情が可愛かったアーチー役時代からぐっと顔つきが引き締まって今後が楽しみ。 (July/2005)
「エピソード3/シスの復讐」はシリーズ最終作にして”ダースベイダー誕生編”。結末がみえている だけに何か驚きがないかと期待していたのだが、その期待はかなわず、その代わりに繋がったなぁ〜という納得は できる。画面の片隅でちょろちょろしているクリーチャーにお金と時間を使う代わりに、ひとつふたつ気が 利いたセリフを入れるだけでもっと引き締まったと思うけれど、”ジョージ・ルーカスの世界”だから 仕方ないか・・・。
”善のアイドル”ヨーダは今回もスーパーな活躍だけど、ジェダイの騎士たちって先の見通しが悪いのねぇ。 オビ=ワンは頑張っていたけれど、彼ひとりに任せずにもっと若手の面倒をみてあげれば、長い暗黒の時代は 避けられたのに・・・。 (July/2005)
しかし、人にお薦めする時にちょっと困ってしまう映画でもある。大いに楽しんだけれど”楽しい!”ではないし、 ワクワクしたけれど”興奮!”ってわけでもないし、涙腺ゆるゆるだったけれど”感動!”じゃないし。 ”出演している役者陣が最高!”は自信を持って言えるけれど、人によっては地味といえば地味だし。
なんとも形容が難しいけれど、間違いなくおもしろい!ので、私は何度でも観るつもり。<=これを以って推薦の言葉 といたします。 (July/2005)
「エクソシスト ビギニング」は「エクソシスト」に登場したメリン神父と悪魔パズズの”出会い編”。 今や人間の行いの方が悪魔的で怖い時代なので悪魔パズズの仕業がちっとも怖くないし、舞台が乾燥した 砂漠地帯なのでじっとりと迫ってくる恐怖感もない。むしろ「エクソシスト」の時代から25年前 に設定すると、こんなに”大昔”になっちゃうのか・・・が怖かった。時はびゅんびゅんと過ぎ去るもの ですねぇ。 (July/2005)
最近のマイケル・ジャクソン裁判でも似たような舞台裏があったのかしらねぇ?? (June/2005)
では、なぜそこまでしてボクシングなのだ?−−−
一般人にとってはボクシングで一番不思議なこの疑問まで答えてくれそうな気がして、
客席に座っている身体が前のめりになるけれど、途中で、これは”ボクシング映画”ではないのだと思いなおす。
これはクリント・イーストウッド主演の老トレーナーの物語。彼が主役の映画だ。
主役を支えるモーガン・フリーマン演じるジムの雑用係も良い。ふたりが働くボクシングジムは、貧しくて粗末ではあるけれど、
しっかりと手入れされており、落ちぶれてはいるけれど誇りは捨てていない男たちの心意気を感じることができる。
そのふたりと比べると、ヒラリー・スワンク演じる女性ボクサー=マギーのキャラクターと彼女を取り巻く環境には、 感情移入するほどの現実感を感じることが出来なかった。観ている側の自分と環境が違うからではないはず(それが 理由だったら、十字軍の騎士やバスルームに鎖で繋がれている若者に感情移入するなんて不可能だし)。やはり 彼女にとっての”なぜそこまでしてボクシングなのだ?”が十分に語られていないからだと思うのだ。 ”ボクシング映画”にする必要はないけれど、そこに説得力がないと、マギーの最後の選択と願いの重さが 伝わってこない。
それとも、自分の中に感情移入を阻む疑問と抵抗感があるからだろうか。この人にしか頼めないということを、 実際にその人に頼むだろうか? それが信頼に応える信頼といえるのだろうか? 自分の選択と意志はどこまで 押し通すことができるのか?
これらのことをグルグルと考えているということは、キャラクターには感情移入できなくても、映画自体に 感情移入したということか?? (June/2005)
劇場版としての評価は厳しくならざるを得ないけれど、出演している俳優はみんな良い!エヴァ・グリーンの 王女様は神秘的で綺麗だし、エドワード・ノートンの声と首のかしげ方は絶品だし、リアム・ニーソンと デビッド・シューリスとジェレミー・アイアンズはさすがに手馴れたものだし、サラディン役の ハッサン・マスードの威厳ある佇まいも素晴らしい。そして主演のオーランド・ブルームも とても頑張っている。”スター”としてもっと目立つ演技も出来たはずだけど、それをしなかったことと、それを させない監督の作品を選んでいることで、良い俳優になるための正しい過程にいるといえる。あと10年もしたら 自然に貫禄も醸し出せるようになるだろう。ゆっくりと楽しみにしておこう。 (June/2005)
バスルームに監禁されているアダム役のリー・ワネルは、好みのルックスじゃないけれど目つきが気になるなぁ〜と思って いたら、共同原案&脚本も担当していたんですねぇ。やはり”才気”は目に現われるものだ。このリー・ワネルと監督の ジェイムズ・ワンのオーディオコメンタリーがとっても嬉しそう!で、これを聴くと採点を一割増しにしてあげたくなる。 次回作もがんばって! (Apr/2005)
怪人役のジェラルド・バトラーは、序盤の自信たっぷりで思わせぶりの時には「ドラキュリア」とイメージが 重なって困ったけれど、仮面をはがされた後の悲しみと激情に身を震わせる様子が見事で泣かされました。 やはりこの物語の主役は怪人です。私でいいなら一緒に居てあげるんだけどなぁ〜!? (Feb/2005)
時はヒットラーが台頭し始めた頃。ドイツからアフリカのケニアへ逃れてきたユダヤ人家族の幼いひとり娘の目を 通して描かれる実話ベースの物語だ。派手な展開はないものの、この女の子がとっても可愛くて生き生きしていて、 彼女の魅力だけでも物語の中に引き込まれてしまう。 そして、自国の情勢を素早く察知して家族を守ろうとしているのに、こんな所では暮らせないと 妻になじられ、戦争が終わり新しいドイツに貢献したいと帰国しようとすると、自然の地の素晴らしさ目覚めた妻に またなじられる・・・という、夫=女の子の父の姿が大いに同情をさそう。家族のために慣れない労働で頑張って いるのに、弁護士の自分はここでは無能だと落ち込む姿は、知的かつちょっぴりセクシーですらある。演じている のはグルジア出身のメラーブ・ニニッゼ。ちょっと覚えておこう。 (Feb/2005)
大泣きしすぎで喉が痛くなってしまったけれど、観終わった後はすっきりと健康的な気分に浸ることが出来る。 ファンタジーとは現実離れしたもので現実とは違う・・・と考えると、ちょっぴり寂しくなるけれど、 そのファンタジーを創造するのは他でもない人間で、人間の”創造力”こそがファンタジーをつくりだす・・・と 考えると、俄然元気が出てくる。そしてファンタジーとは対象への愛情があってこそ生まれるのであって、 怒りや憎しみからは絶対に生まれない。だからこそこんなに気分良く観ることができたのだと思うのだ。
俳優陣の演技と佇まいも素晴らしい。映画の序盤では、父親役のアルバート・フィニーの深海魚みたいな(失礼!)ルックスと若き日を演じるユアン・マクレガーに共通点は 無いようにみえたけれど、中年期にさしかかるあたりから面影が重なってくるところが見事。そしてジェシカ・ ラングやヘレナ・ボナム・カーターやアリソン・ローマンや息子の嫁役(「TAXI」シリーズのリリーちゃんです)らの 女優陣もとっても魅力的。しかし最も難しい演技を成し遂げたのは息子役のビリー・クラダップだと思う。贔屓目も あるけれど、儲けどころが少ない役柄を誠実に演じきっていて、私は彼の眼差しで泣かされたようなもの! (Jan/2005)