Filippo Inzaghi/ぴっちのぴっぽ 2000-2001 Vol-2

なぜか苦境の時期と重なってしまう私の生観戦旅行。景気が良くないと 更新の方も波に乗れないなあ...と言い訳をする。(手直し時期未定...)


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ホントのおまけ・今週のグイドリン

セリエA第7節 対ブレシア(アウェイ)

セリエA第7節 フィオレンティーナ対ビチェンツァ

ホントのおまけ・いじわるミハイロビッチ

ホントのおまけ・Pocket Coffee Returns

おまけ・粋なプレゼント

国際親善試合 対イングランド(ホーム)

ホントのおまけ・怖い兄さんたち Part2
私たちが滞在していたホテルの前に2〜3人の警官。街を歩いてもやたらと警官の姿が目につく。 はは〜ん、これはフーリガン対策か。確かに、やたらと体格のいい兄ちゃんたちが目だってきたの だが、なぜ彼らは、この凍える寒さのなか、半袖姿で平気なんだろ??

ホントのおまけ・それではまるで...
第6節の前日に交通事故にあってしまったのが、パルマのマレザーニ監督。当初はかなり ひどい事故という報道だったのだが、幸いにも骨折した腕を吊った状態でしっかりとベンチに 登場し、ひと安心。その姿に選手も奮起したのか、チーム全体の動きがイキイキしており、 得点した選手も一目散にベンチに走ってくるなど、とてもやさしい。 これならたまには痛い目にあってもいいのでは?なんて冗談もでるほど。

扱いがやさしいのは選手だけではなく、報道陣も同じで、いつもはキツイ質問を投げかけている 人達も”よかったね”という具合でとても親切。TVのスポーツ番組でもマレザーニ特集という 感じのビデオを流していたところも多かったが、これが、彼の経歴をざっと紹介した後、事故の 映像が挟まれ、最後は彼の微笑みでフェイドアウトしていくという代物。これってまるで、”惜しい 人を亡くしましたね...”というナレーションがぴったりではないかい?多分、重体説 が出た時点で、もしもに備えてつくっちゃった映像で、もったいないからナレーションだけ 差し替えて流しちゃったんじゃないかな?

ホントのおまけ・監督たち3態
新顔も多い今季の監督さんの中で、視覚的に一番インパクトが強いのは、なんといっても ペルージャのコズミ監督でしょう。スーツ姿の上に(首なしで)直接乗っかっているその顔は 100%プロレスラー系で、かなりミスマッチ。そして、その頭に載っている野球帽がダブルの ミスマッチ。これに蚊が鳴くような声でささやかれたらトリプルのミスマッチになるところだが、 その声は100%バナナ売り系で、そのルックスにうってつけなのであった。

今季からフィオレンティーナを率いるテリム監督(前ガラタサライ)。私の2週間のイタリア 滞在中に2度もスポーツ番組のスタジオゲストとして登場するなど、積極的に対外活動を展開して いたが、 たどたどしいイタリア語ながら、なかなか笑いのツボを心得ているらしく、番組ホストや 観客も好意的に対応していたのが印象的だった。なにしろ”カリスマ”トラップさんの後釜だけに 人間的魅力は欠かせないからなあ。

1年のセリエB生活から戻ってきたビチェンツァだが、ここで印象的だったのは、監督の レーヤさんそのものではなく、インタビューを受けるレーヤ監督の背後にあるスポンサーロゴが 張り付けられた看板(?)。これはどのスタジアムでも設置してあるもので、試合後の監督や選手の インタビューは、この看板の前で行われるのだが、ビチェンツァのそれは、右から左へ電動で ちゃんと動くのだ。人物の陰に入ってしまうとTVに映らなくなってしまうロゴもでてくるわけ だが、こうして動けば”平等に”露出できるというわけ。こういう細やかな心遣いで新スポンサー 獲得!となればいいねえ。

ホントのおまけ・彼女たち3態
各スタジアムに有名人を送りこみ、プレー中の映像なしにお喋りで中継を続ける人気番組”Quelli  che il calcio”。この週は、スタジオにヴィエリの彼女・エリザベッタ嬢、オリンピコに モンテッラの奥様・リタさん&トッティの彼女・マリア嬢が登場。

自分のレギュラー番組ではセクシー衣装で踊るエリザベッタ嬢だが、この日は清楚なドレス姿で 登場。個人的には、わんさかいるイタリアTVの踊り子の中では、ピカイチの可愛さとだと思う。 スタジオでは、”ヴィエリとの付き合いももう10ヶ月”とかのろけていたけれど、残念ながら ヴィエリのインテルはホームでレッチェに破れるという波乱の展開。しかし、ケガあけのヴィエリが 交代出場を果たしたことで、”満足”とニッコリ笑うのであった。

一方、オリンピコのおふたりなのだが、間に漂う妙に冷たい空気おもしろかった。昨年のローマ ダービー時には、やはりリタさんとミハイロビッチの奥さんが出ていたのだが、この時は 呉越同舟にもかかわらず和気あいあいの雰囲気。お互いの旦那の得点を喜び合うなど いい感じだったのだがねえ...。

おまけ・キャプテン・ベッカムはありそうだが
ラツィオ戦開始前にデッレ・アルピのスクリーンで、インザーギ兄、ダービッツ、モンテーロ、 ベッカムらが共演のペプシCMを鑑賞(?)。このペプシもらってくよ〜というピッポの表情がなかなか 可愛いのだが、このCMの様にユーヴェのキャプテンとしてコイントスに臨むという日は 来るかねえ...。

セリエA第6節 対ラツィオ(ホーム)
昨季の1、2位ながら、今ひとつ景気の良くないチーム同士の対戦は土曜日のナイトゲーム。 スタジアムに到着した時には 両チームがアップ中だったが、全員登場のラツィオに対し、ユーヴェはスタメンのみ...そして、 そこにトレゼゲがいるということは、インザーギ兄はベンチスタートになるわけか。それじゃあ、前半は ラツィオチェックに集中しよう。

序盤はジダン−デルピエロ−トレゼゲで小気味よくボールが回り、先制点も早いかと思われたが、 ことごとく最終ラインでネスタに阻まれる。後方の席のおじさんが、ネスタ!ネスタ!とつぶやく のでラツィアーレかと思っていたが、トゥドールの先制点で喜んでいたところをみると、敵ながら あっぱれと唸っていたらしい。

見事な先制ヘッドを挙げたトゥドールは、長身だけに高いヘディングはお手のものなのだが、しばしば そのトゥドールより高く舞うのがサラス。もう飛ぶ飛ぶ。しかし、こちらの同点弾はヘディングでは なく気持ち良く振りきったミドルシュート。(この同点劇の後、がっくりのファン・デル・サールを すかさず激励にいったペッソットが印象的であった。)

個人的なお楽しみである長男・次男の登場は後半。お兄ちゃんの方はウォームアップパンツを早々と 脱ぎ捨て、出る気満々。アウェイで同点ならまずまずのラツィオの動きは遅かったが、弟も遅れて 登場。残念ながらともにゴールなし。双方、スタメンで出たいところだなあ。

おまけ・じ〜っとみる...
名指しの野次は受けていなかったピッポだが、ミニゲームの後半戦ではトレゼゲと交代でサブチームに 回され、しかも、トレゼゲが入ったレギュラー組のボール回しが途端に良くなり、ちょっとふてくされ 気味。ミニゲーム終了後はミニゴールマウスに近づき、珍しく後かたずけか?と思っていたら、ゴール マウスをごろんと転がし、続いてもう一回転がし、結局そのままにしてベンチまで 帰っていった。全体練習終了後もひとりベンチに座ったまま、怒れる若者たちの方をじ〜っと みつめていたが、いろいろ思うところもありか...。

ホントのおまけ・わりと慣れてる?
野次が響き渡るなかでの練習もつらいものがあると思うが、一昨年あたりから在籍している選手は そういう状況にもある程度慣れて?いるのか、それなりに落ち着いて練習していたようだ。ただ一度、 投げ込まれた発煙筒を排除するために、モンテーロが静静と近づいてきたときには、この人も爆発する タイプだけに緊迫したが、じいちゃん達が野次に負けじと”Forza!Paolo!”と声をかけて一件落着。

ホントのおまけ・怖い兄さんたち
10日(金)は、コムナーレで練習チェック。トラムを降りて入り口まで歩いていったところで 警官の姿が。はて?と思って入場すると、そこにも警察官。はて?はて?と思ってスタジアムへ 上がると、いましたね〜 怒りのお兄さん達が。なぐり書きの横断幕を掲げ、野次るは、発煙筒は 投げるは、爆竹は鳴らすは...。気持ちはわかるけど、あんた達の方が迷惑だわ。おかげで 新聞片手に日向ぼっこ兼練習見学のおじいさん達も、定位置から移動せねばならず、観客席は 危ない輩と健全組にまっぷたつ。


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