Filippo Inzaghi/ぴっちのぴっぽ 1999-2000
Vol-3
このVol-3では、UEFAカップ3回戦、コッパイタリア3回戦、 セリエA第11節〜第14節までをフォロー。第15節以降はVol-4へ!
おまけ・今季はとても内弁慶
今季アウェイ戦の初ゴールを期待していたピッポだったが、レプカをはじめとするフィオDF陣に
しっかりと守られてしまい、決定的なチャンスも掴めずに終わってしまった。ふわりとしたボールを
上げられても難しいとわかっているので、鋭い当たりのクロスが欲しかったのだが、中盤の両サイドとも
守備に重点を置かざるを得ない状態だったので、仕方なし。年明けのパルマ戦にとっておこう。
思わず身を乗り出してしまったのは、フィリカーノの”口撃”に、つい手が出てしまった場面。 常々思いっきりムッとはするものの、切れることはないピッポとしては珍しいシーンである。 ディリービオが割って入ってくれたおかげで、大事には至らなかったものの、ちょっとビックリ。 いったい何と言われたんだが、、、。
セリエA第14節 対フィオレンティーナ(アウェイ)
やはり格別のアウェイ感をつくりあげるアルテミオ・フランキ。トゥドールのヘッドで先制しておき
ながらのドローは残念だったが、後半は一方的に攻められてしまっただけに、悪くない結果とも言えるかな。
それにしても、キエーザのクロスからバティストゥータのシュートという、フィオの同点弾は文句なし
の素晴らしさ。特にこの日のキエーザは、ボールへの当たりが良く、蹴ったボールが常にきれいに
伸びていて、逆転弾もありか?!とハラハラさせられたが、ベテランGKランプッラを筆頭に、よく
しのいでくれた。これで、首位のラツィオとは2点差がついてしまったが、まだまだ先は長いよ。
ホントのおまけ・帳尻は合いました
コッパイタリア3回戦の第1戦では、やはり捨てるのか?!と思わせていた
その他の強豪勢だが、パルマを除き、第2戦では計算通りにしっかり勝ちぬけ。
次の対戦では、ユーヴェ対ラツィオの他にも、ミランダービー・コッパイタリア版という
大きなみどころが実現。やはり、チャンピオンズリーグ枠というおいしいアメを
ぶらさげられたら、フロント陣も力が入るわな。
コッパイタリア3回戦(ホーム)
対ナポリ
エスナイデルのゴールで1−0、トータル4−1で準々決勝へ。次の相手は早くもラツィオです。
双方、負けるわけにもいかないし、かといってあまり労力はかけたくないし、、、で
難しいところだが、”兄弟対決”の仕切りなおしも期待できるだけに、ちょっと楽しみ。
もっとも、それもシモーネが”修行”に出されなければ、、、だけど。
おまけ・すぐにミーティングだ!
ピッポにとっては、ユーヴェの一員としては、嬉しいインテル戦初ゴールである。試合開始直後
から巧みにゾーンを敷いていたインテル守備陣だったが、ボールを持ちこんできたデルピエロの
やわらかなタイミングに、なんとなく合わせてしまい、一瞬その辺りの時間がスローになった
ところに、辺りの空気などお構いなしのピッポが飛び込んできて、左足でゲットしてしまった。
改めて、独特のタイミングをお持ちだわい、、、と感心する。
その嬉しいゴールは、もちろんチームメートに祝福されたわけだが、ジダンをみつけるやいなや、 即、ミーティング開始。あくまでも推測だが、ゴールに繋がったシーンのひとつ前に、自分がフリー だったにもかかわらず、ジダンからパスが出なかったのが、お気に召さなかったのではなかろうか。 ジダンは、なにやら角度の問題という感じで説明していたが、私も最近 気になっていたところである。巧みなパス交換も良いけれど、ジダンからのするどいパスに 合わせての突破も、今後絶対必要になるだけに、しっかり打ち合わせしておいてくださいな。
セリエA第13節 対インテル(ホーム)
”リッピのインテル”との決戦は、やはり今回も途中から10人で戦うはめになってしまったが、
インザーギのゴールで1−0!前半20分という早目のゴールに
一応ひと安心したものの、ユーヴェ守備陣の出足が今いちで、とても完封できるとは思えなかった
のだが、よく頑張りました!特に、出場停止のフェラーラに代わって出場のトゥドールは、どこかで
ポカをやるんじゃないかと危惧していたが、そんな不安をふっ飛ばすような力強い守りをみせてくれて、
今回特に感心
させられたひとり。
それにしても、インテルの駒数の多さには、改めてビックリ。普段 慣れていない特殊なフォーメーションが通用する程、甘くはないとわかってはいるものの、 ヴィエリ、サモラーノ、レコバ、バッジョと、ひとりで何かを起すことができる選手をズラリ と並べられると、観ていて慌ててしまう。しかし、そこで慌てなかった今回のユーヴェ陣は、 立派!立派!
おまけ・着せられてしまったか?!
巷の一部で話題となっている、代表選手がモデルとなったユニセフ協賛カレンダー。マルディーニ、
パヌッチ、デルピエロ、キエーザ、アルベルティーニ、トッティ、ネスタ、トルド、カンナヴァーロ、
ヴィエリ、ブッフォン、インザーギ、、、という人選には、「なぜトルド?(ごめん!)」と思った
ものだが、改めて眺めてみると、ミラン、インテル、ユーヴェ、フィオ、パルマから各2人、そして、
ラツィオとローマから両キャプテン、という具合に、”7強”からバランスよく抜擢したわけですな。
しかし、ロッカールームの風景という設定にふさわしく、皆さんそれなりに脱いでいるなかで、ミラン&
ユーヴェの4名がしっかり着込んでいるのは、クラブ側のお達しなのだろうか?
ホントのおまけ・こんな風にはならぬよう、、、
”イタリアダービー”に先だって、”プーリア州ダービー”レッチェ対バーリが激突。なんと
いっても、ミラン対トリノを差し置いてのナイターなのだから、力も入ろうというもの。果たして、
ファール数48、イェロー7枚、レッド3枚、雨でピッチはドロドロだし、警備員は負傷するし、、、
で、もう大変。ある程度ダービー慣れしているユーヴェ&インテルの面々だと、ここまで
荒れることはないと思うが、くれぐれも注意されたし!試合の
結果は、ホームのレッチェがコンティッキオのゴールで、逃げ切ったわけだが、
喜びすぎて脱いでしまったコンティッキオには、きちんとイェロー。まあ、これは
あってもいいかな、、、。イェローは余計だけど、ゴールできれば1枚ぐらい良かろう。
UEFAカップ3回戦(ホーム)
対オリンピアコス(ギリシャ)
日曜のインテル戦に備えて、ダービッツ、ジダン、インザーギら主力の一部は、トリノ
に居残り。出場組は、シチリアはパレルモへ出張。確かに、トリノで開催しても観衆は集まらない
だろうけれど、トリノ=>パレルモより、アテネ=>パレルモの方が、移動が楽というのは、敵に
塩を贈るようなもの。果たして、結果は1−2。トータル4−3で勝ち抜けたとはいえ、”ホーム”
で負けちゃあ、カッコ悪いぞ。
おまけ・よろめき率
ボローニャ戦の2点は、いかにも”らしくて”良かったのだが、ゴール後のよろめき方も、
いかにも、、、。どうも、ゴール後に、転倒又はバランスを崩すパターンが多いような気がする。
しかし、常々上司から、「”気がする”なんて、情の言葉ではなく、理の言葉=データで話せ!」と
うるさく言われている私は、調べてしまいました! ゴール後の態勢が確認できる総サンプル数
「119」のうち、ゴール後、転倒又はよろめいたのは、「37」。つまり、転倒率は31%。
言いかえれば、だいたい3ゴールにつき1回は転んでいるのであ〜る。
しかしながら、 せっかく調べたこのデータも、比較の対象となる他選手のデータ がないため、結局、「多いような気がする。」という、あいまいな記述しかできないのであった。
おまけ・その前にインテル&フィオだけど、、、
疲れが心配されたピッポだが、見事に2得点。それは、めでたいのだが、負傷退場が気がかり。
ふくらはぎから大腿部、更に足の甲から足首まで、痛みが回っているらしい右足だけに、
これに膝まで加わると大変だが、もう少しでクリスマス休暇だ、頑張れ。
セリエA第12節 対ボローニャ(ホーム)
もういいかげん止めるだろうと思っていた”おふたりさん”の登場で、今回はとうとう主音声を切る。
ぜいたくは言わない。ただ、喋りのプロの実況で観たいだけ、、、。まあ、それはさておき、試合
に移ろう。もともと失点は少ない
ボローニャだけに、前節フィオレンティーナ戦前半並みの波状攻撃を仕掛けられたら、かなり
苦しいと覚悟していたが、前半は、ややユーヴェ優勢ながら、主導権を握るまでは至らず、後半へ。
後半に入ると、徐々にユーヴェペース。50分には、タッキナルディの絶妙のロングパスを受けた デルピエロが、GKパリューカを引き寄せた末に、センターへパス。そこに飛び込んだインザーギが 彼らしく楽にゲットした。タッキナルディ&デルピエロのプレーで、ほぼ1点ものともいえるが、ボローニャ DFパガニンが、ロングパスの直前に上がり損ねたうえに、その後のマークにも付き損ねたのも大きな 原因のひとつで、GKパリューカがお怒りなのもわからないではない。しかし、パリューカの 激も実らず、その15分後には、中央に切れこんできたジダンに、DF陣が吸い寄せられてしまい、 再びマークずれ。その結果、ジダンからザンプロッタへのスルーパスを一旦逸らしたかにみえたが、 マークから逃れて完全フリーとなったインザーギが待ち構えていて、2点目をゲット。 ここで、勝負ありである。
おまけ・師走はどこも忙しい
ピッポにとっては久々のコッパイタリア。日曜夜のラツィオ戦(11節)と、土曜昼の
ボローニャ戦(12節)に挟まれているだけに、本当に出るのかなあと思っていたら、
しっかり出場し、しっかり1点ゲット。得点は、左から上がったクロスが、ファーサイドで
待ち構えるコバチェビッチを目指して飛んで行ったため、前に詰めていたら、見事に目の前に
戻ってきて、それをヘッドで押し込んだもの。こんな感じで、ボールに好かれているうちは、
安心である。しかし、ボローニャ戦の後は、UEFAカップもあるし、続くのはインテル戦に
フィオ戦、、、。いつものことながら、12月は大変だ。
コッパイタリア3回戦(アウェイ)
対ナポリ
他の強豪勢が(特に攻撃陣の)主力を温存し、のきなみ試合を落とすなか、なかなかの布陣で
臨んだユーヴェ。現在はBで苦戦しているとはいえ、ナポリは曲者と読んだか、それとも、
ファンが多いといわれる南部で、顔ぶれを落とすわけにもいかないという興行的な意味合いも
あったのか、、、。試合は、インザーギ&コバチェビッチのゴールで、アウェイのユーヴェが
リード。PKで1点は返されたものの、コバチェビッチが自身の2点目をゲットし、3−1。リーグ
では、あまりチャンスをもらえないが、カップ戦では、しっかり仕事をしている
コバチェビッチである。
ホントのおまけ・年下からの助言
ミラン対パルマ。逃げ切りにかかるミランは、ロスタイムに入り、シェフチェンコに代わって
レオナルドを投入する。交替表示をみてピッチを出て行こうとするシェフチェンコを、慌てて
止めるアンブロジーニ。「待て、ここはもっと時間をかけるんだ。」という感じだろうが
(あくまでも推測)、一旦踏みとどまって時間稼ぎのシェフチェンコも、場が持たなくて、
結局、素直に交替。”カルチョに慣れる”って大変だね。
おまけ・気合の空回り
話題の”兄弟対決”は、82分過ぎにシモーネが投入され、ようやく実現となったわけだが、
審判への暴言による一発退場であっけなく幕。昨季も、FWとしてはイェローが多かったし、
やはり暴言による2試合の出場停止もあったし、もう少し、グッと我慢してほしいが、
とにかく、この試合でプレイしたくたまらなかったんだろうなあ、、、。一方、お兄ちゃんも
気合いの入りすぎで、後半、ザンブロッタが絶好機を逃した際
(というより、自分にパスをくれなかった際)には、怒った怒った!
まあ、気合いが持ち味とはいえ、ザンブロッタに対しては、その後のケアが必要だろう。
多分、その辺りはきちんとやると思うけれど、、、。
セリエA第11節 対ラツィオ(アウェイ)
”首位決戦”と騒ぐには、まだまだ先は長いが、さすがに頂上決戦だけあって、両軍とも
気合いと集中力十分。特に、前節の教訓を生かしたラツィオは、中盤のチェックが厳しく、
ジダンやダービッツがボールを持った時には、2人がかりで奪いにかかる。それは、ユーヴェ側も
同じ。ディフェンス陣の強さも同等。そして、ランプッラとマルケジャーニ両キーパーの判断力&
飛びだしも抜群で、こうなると、ゴール前でポロッとボールがこぼれるような
”アクシデント”でもない限り、点は入らないもの。結果は、この手の決戦としては順当の
スコアレスドロー。
アウェイ側のユーヴェとしては、引き分けでも、悪くない結果と思ったか、結局、交代要員は ひとりも使わず終了。試合開始当初から頑張って走り回っていたザンブロッタに、終盤、疲れが みえただけに、新たな戦力投入もおもしろいと思ったのだが、、、。良くも悪くも、よくわからない 采配をするアンチェロッティだが、”ここは、この11人に任せる!”と腹をくくったのかな。
ホントのおまけ・ついでに親子対決、、、と思っていたらマテラッツィさん解任!
今季途中からベネチアの指揮を執るマテラッツィ監督の息子さんが、ペルージャのマルコ・
マテラッツィ。つまり、次回の日本人対決は同時に親子対決になるわけだ。(マテラッツィ家
には、もうひとりプロ選手の息子がいるそうで、兄弟対決の可能性もあり。)一方、こちらは、
れっきとした兄弟なのだが、実年齢以上の貫禄を備えたユーヴェのキャプテン・コンテと
アメリカのTVアイドルみたいな雰囲気の弟ダニエレ君は、12歳の年齢差もあって、兄弟と
いうより親子の風情。一緒にTVに出ていたときは、ダニエレ君はユーヴェのトレーニング
ウェアを身に着けていたから、もしかしたら、ユーヴェのユースにでも移ることになったのかも
しれないが、是非同じピッチ上でプレイしたい!ということなので、気長に待つことにしよう。
ホントのおまけ・兄弟対決(一組は同居)
インザーギ兄弟対決は昨季のユーヴェ対ピアチェンツァ戦で実現済みだが、やはり”首位決戦”と
なると注目も違うのか、ガゼッタなどは、この話題で1面埋めてしめったか、と思われる記事量。
昨季の”セリエA兄弟”は、他にはテデスコ兄弟だけだったと思うが、今季は、カンナヴァーロ家と
ルカレッリ家も参戦。ルカレッリ兄弟は、FW対DFの文字通りの対決だから、もっと話題になっても
といいと思ったが、兄も得点ランキング上位に上がってきたことだし、次回はもっと注目されるかも。
他にも、セリエB&Cには、「〜の兄弟」「〜の従兄弟」「〜の息子」が目白押しで、血は争えぬとは
このこと、、、といった感じだが、今季ユーヴェからベルージャにレンタル中のニコラ・アモルーゾには、
あと2人兄弟が控えており、3人兄弟で揃ったら、これも話題になりそう。しかし、そのためには、
ニコラ君がもっと頑張らねばなりませぬ。
おまけ・入る時はそんなもの
ピッポにとっては、ゴール枯れから一転しての連続ゴール。タッキナルディの右からの返しを、
なぜか、”どフリー”で受けての一発。相手DFは何をしてたんだろ?その前の状況はよくわから
ないが、運が向いている時はそんなものかな。これで、欧州カップ戦では22点目!
UEFAカップ3回戦(アウェイ)
対オリンピアコス(ギリシャ)
とっても覚えにくい選手の名前も、とっても覚えやすい応援歌も、すっかりお馴染みになった
オリンピアコス。地元アテネでは抜群の強さを誇るチームで、数年前にアテネに行った際、
熱狂したサポーターからスプレーフォームをかけられて閉口した
思い出がある。(お祭り用のフォームなので、すぐ消えるけど。)ユーヴェにとっては、昨季の
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦に続く対戦で、アウェイでは、かなりの苦戦が予想
された。実際に、ジャンナコプーロスに先制されるという苦しいスタートになってしまったが、
トゥドゥール・コバチェビッチ・インザーギの3発で見事に逆転勝利。全体の内容には問題もあった
らしいが、結果は上々。