Filippo Inzaghi/おまけのまとめ’98−’99

「ぴっちのぴっぽ'98-'99」の”おまけ”をまとめました。まとめてみると、結構、笑えるエピソード豊富なキャラクターであります。


3人セレソン
Euro2000予選は、快勝の対ウェールズ戦と沈黙の対スイス戦でひとまず小休止。ヴィエリが戻ってきたことで、試合前の国歌演奏時のお手々つなぎは、首謀者(?)カンナヴァーロを挟んで3人組となった。73年生まれ組の団結といったところだろうが、そうなると、同じ73年組のパヌッチはなぜ参加しないのだろう?柄に合わないって?

弟は15得点
最終節の対ヴェネツィア戦で1ゴールを挙げ、総得点13点で終了(プレイオフがあるけど)。もちろん数字としては物足らないが、ケガを始めとする様様な状況を考えると、なんとか踏ん張った結果といえるかな。

出場停止リーチ状態も遂に終焉
第32節対ミラン戦で、ダイブをとられ(セリエAでは)今季初のイエローカード。次のバリ戦は見学です。初イエローで出場停止というのも可愛そうな気もするが、それが累積警告というものだから仕方がない。

酷だけど、、、
アウェイ戦を引き分けで切り抜け、有利な状況で迎えたチャンピオンズリーグ準決勝対マンチェスターUnited戦第2レグだったが、2−0から2−3への逆転負け。アンラッキーでかたづけられない要素がたくさんあった試合だと思う。2得点を挙げたピッポだったが、とにかく何点いれようが、真に必要なゴールを、真に必要な時に挙げることができるのが、エースストライカーだと思う。酷な言い方になってしまったが、今後の更に重要な試合で、この教訓を生かしてほしいと思う。

”らしい”1点と”らしくない”1点
Euro2000予選対デンマーク戦では、相手のバックパスを奪ってゴールマウスに流し込み、試合開始わずか1分後にゴール奪取。初代表試合のファーストタッチでボールをかっさらわれた、デンマークのグロンキェールには気の毒だったが、仕方あるまい。今後精進してね。一方、続く対ベラルーシ戦では、これまた1分後にシュートするが、これはオフサイドで無情の取り消し。これもまた仕方あるまい。結局、ユーヴェでも蹴らせてもらっていないPKを任されて、代表2試合連続ゴールをあげることができたが、冷や冷やもの。私が監督ならあまりPKは蹴らせたくないな。

趣味は良いけど、面食いには違いない
自叙伝からもうひとつ。お気に入りの女優は、モニカ・ベルッチとのこと。もともとイタリアのモデルさんだが、最近はフランス映画で活躍中。「ドーベルマン」の、ちょっと遊んだ役柄も魅力的だが、「アパートメント」の哀愁漂う美しさには、私もうっとりしたな。興味がある方は、レンタルビデオ店へ!

2歳児は甘いもの大好き
自叙伝「Juve,Gol&Superpippo」は、私程度のイタリア語理解力でも、辞書と格闘すればなんとか解読できるという、おそらくとても明瞭な文章の本。なかなか笑えるエピソードが解読されていくが、”たまねぎが苦手”というのはやはり本当らしく、ママは調理に苦心しているらしい。「ママの手料理以外では、すぐに消化不良を起こす。まるで2歳児。」と冷やかすのは、同僚のペッソット。

百戦錬磨?
第26節の対ローマ戦でセリエA100戦目を記録。いつにも増して気合は入っていただろうが、戻ってきたローマの守護神コンセルにことごとくシュートを阻まれてしまい、記念試合をゴールで飾ることはできず。残念!

Decisivo anche oggi!
第25節の対ウディネーゼ戦でも決勝点。ダーヴィッツからふわりと上がったCKを、奇妙なタイミングで合わせたもので、これまた難しそうなゴールである。試合終了後は披露困憊という表情で、ダーヴィッツに引っ張り起こされていたが、試合中はずっと気合の入ったいい表情をしており、ケガの方も大丈夫そう。これで、ちょっと安心かな。

ごめんよ〜、アモルーゾ
第24節はピッポ個人のゴール率が高いサンプドリア戦。試合開始前、96-97シーズンに得点王を争ったモンテッラとしばしお喋り。イイ男のツーショットはなかなか良いものである。この日も、動きは完調とはいえないものの、後半45分丁度に決勝点を叩きこみ、同点弾と決勝点アシストのアモルーゾを差し置いて、おいしいところを全て持っていってしまいました。

ベストゴール!
他人事ながら胃がキリキリする感じでTVに向かった、チャンピオンズリーグ準々決勝・対オリンピアコス戦。いわば国内リーグを犠牲にしての治療・休場だっただけに、ここでのゴールは絶対必要。しかし、絶対必要とはわかっていてもなかなか届かないのがゴールというものだから、後半37分、これ以上ないシャープなボレーが決まった時には、ちょっとジーンとしてしまった。それにしても、めったにお目にかかれないような鮮烈なゴールである。私的には、ガラタサライ戦のオーバーヘッドを抜いて、今シーズンのベストゴールに決定!

ひと晩と2時間
試合前日はよく眠れないというピッポ君。後半15分過ぎに登場した第23節対インテル戦では、決勝点の絶好機を逃し、「今夜は悔しくて眠れないよ。でも、一晩眠れない夜を過ごして、明日からは先のことだけ考える!」そうだ。しかし、ふた晩連続で夜明かしするのは身体に良くないと思うよ。ちなみに、私のご贔屓テニス選手、グスタボ・”グガ”・クエルテンは、今年のオーストラリアンオープンで敗退した後、「すごく悔しい。でも、今から2時間落ち込んで、後は忘れる!」と語っておりました。健康的なグガ君、、、。

今もって聞かれるこの質問 いつも狙ってるんだってば
ビデオには、11〜12歳頃?のゴールも収録されているが、そのゴールも、いかにも”らしい”のがおもしろい。試合後にオリジナルビデオのカメラマンから、「あのゴールは、ラッキーだったの?それとも狙ってたの?」なんて聞かれていたけど、10数年後になっても、相変わらず似たような質問をされ続けるとは、フィリッポ少年も予想してなかっただろうな。

ホントに嬉しくなかったのね
イタリアから買ってきたビデオ「io Superpippo Inzaghi」で、初めて、パルマ時代のセリエA初ゴールをチェック。いくら古巣相手とはいえ、初ゴールが嬉しくないはずはない、、、と思っていたら、本人のコメント通りに本当に嬉しくなさそうな様子に、悪いけど大笑いしてしまった。ストイチコフやスカラ監督まで駆け寄ってくれているというのに、、、おもしろい奴っちゃ。

至上命令
第20節前の練習は完全に別メニュー。スピードを上げて走るとまだ痛みがはしる様子で、完治には時間がかかりそう。しかし、チャンピオンズリーグに全てをかけるクラブ側としては、悠長に待つわけにもいかず、準々決勝のオリンピアコス戦のゴールを至上命令として与えているらしい。なかなか厳しいね、、、。しかし、「僕の責任と存在価値はゴールを挙げることにある!」と、本人は覚悟十分。

その笑顔に弱いのよ
前項の疑問の答えは、親しみやすいから、、、ということにして、私もサインをもらうことにする。颯爽と書き始めたのはいいのだが、ひと筆めを間違えたらしく、自分自身でウケながら、しっかり書きなおしてくれた。生まれて初めて著名人のサインというものをもらった私が、ありがとう〜と感謝すると、ニッコリ笑って、「Prego!」う〜ん、憎いねえ、、、そんな風にニッコリされると、ファンクラブ日本支部の支部長でも雑役係でも、なんでもやってやるわい!という気になってしまうではないか。

態度が違うぞ!君達
ユーヴェの練習場であるコムナーレ(かってのホームスタジアム)には、じっちゃまからお子様まで、たくさん見学に訪れていて、それをみているだけでも楽しいもの。この日のお子様団は、なかなかお行儀が良く、練習から引き上げてきたジダンからちょっと手を振ってもらっただけで、感激して固まってしまうなど、なかなか可愛い様子をみせていたのだが、負傷休養中のピッポが通りかかった時には、「いつ出られるの?」「早く戻ってね〜」と、まるで隣のお兄ちゃんにでも話しかけているような態度。デルピエロがやって来た時も、「マンマミア!」と固まっていたというのに、随分と緊張感が違うんでないかい?ジダンやデルピエロと比べると、良くいえば、親しみやすい、、、だが、貫禄がないともいえるな。

観戦に行くんですけど
第17節のヴェネツィア戦を前に遂にドクターストップ、治療専念となりました。私、第20節をみに行くんですけど、、、。でも、ケガとなれば仕方がない。これが、警告累積による出場停止でみられないとなると、腹が立つけどね。

”ピッポ、ビデオスターになる”
、、、なんてタイトルは出てなかったけど、自叙伝に続きビデオも出たらしい。(ユーヴェも商売してますな。)ピアチェンツァ入団前の少年時代のゴールシーンもあるということで、とってもみたい!けど、PAL方式なんだよなあ。

温泉療法
クリスマス休暇は、代表チームの理学療養士でもあるアントニオ・パーニ氏を伴って、トスカーナ地方の有名な温泉療養地モンテカティーニで、内転筋痛の治療に専念するという。内転筋痛、股関節炎、恥骨炎、ついでにヘルニアはサッカー選手の職業病ともいえるのだが、騙し騙しのプレイにも限界があるというもの。ここで、しっかりと治してほしい。

ハイエナは生モノ
セリエA第15節サレルニターナ戦。久々のゴール、しかもTripletta!これで一安心してクリスマス休暇が迎えられるね。ところで、ゴール後思いっきり見せびらかしていたTシャツは、イタリアの人気TV番組からのプレゼントで、何でも、Le Iene portano bene(ハイエナは幸運を運ぶ)と書かれたこのTシャツを贈られたチームは、ことごとくゴールを生み出しているという。ただし、賞味期間?があって、効力は長くは続かないとか。

”ピッポ、物語の主人公になる”
、、、というスポーツ紙サイトのタイトルに?と思ったら、自叙伝が出るらしい。25歳の若さで自叙伝かい?という疑問は本人も持ったらしいが、バティストゥータやルイコスタ等の自叙伝と同じシリーズのもので、まあ、日本でいうところのタレント本みたいなものかな。読んでみたいけど、当然、中身は全部イタリア語だよね。

カメラマン泣かせ
イタリアサッカー協会創立100周年記念・イタリア代表対世界選抜戦で、初めてピッポの代表でのチーム写真撮影を確認。やっぱり一番落ち着きなく、撮影もそこそこに早々とピッチに駆け出してしまうのね。このチーム撮影、カメラマン達にとっては、場所取りから撮影まで、限られた時間で仕事をこなさなければならないという緊張する場面。W杯等の大きな大会では、更に緊張するという。もっとゆっくり構えて、カメラマンさん達にしっかり仕事をさせてあげましょう。

ごっつい女神様
昨年に続き最終日、しかも他会場の結果待ちの末決勝トーナメント進出を決めたチャンピオンズリーグ。まったく、胃痛をありがとうね。TVでは確認できなかったけれど、この日も昨年のマンチェスターU戦に続き、F1ドライバーのジャン・アレジが応援に訪れていたらしい。試合前は、「この寒い中凍えながら観戦するんだから、勝ちぬいてくれなくちゃ割に合わないよ。」と語っていたらしいが、昨年以上のか細い綱渡りの末の勝ちぬけに満足してくれただろう。

因果な商売
地獄のアラサミイェンから帰還しても、地獄のスケジュールは続く、おまけにゴール欠乏症も続く、、、。点取ってなんぼのストライカー稼業だけに、点が取れない時に非難の的になるのは仕方がないこと。その代わり、ゴールが戻ってきたら思いっきり持ち上げてもらうことだね。

”地獄のアラサミイェンスタジアムにようこそ!”(ガラタサイ応援団の横断幕より)
チャンピオンズリーグ対ガラタサライ戦は、クルド労働者党議長オジャラン氏の処遇を巡るイタリア−トルコ間の政治的緊張状態の中、1週間遅れの開催となった。2万2千人の警備員が導入されたというが、警備能力のある人が2万2千人もいるのだろうか?また、いたとしても一箇所に集めてしまったらその他の警備が必要な場所はどうなっているのだろうか?等と疑問は沸くものの、何とか無難なドローで終了。この試合で最も印象的だったのは、試合終了直後の主審・ベイシェル氏の安堵の笑顔。こんな試合の担当なんかになりたくなかったんだろうなあ。

思い出のスパイクコレクション
スペイン戦で使っていたスパイクは破損してしまったらしいが、代表初ゴールを挙げた記念として後生大事にとっておくのだそう。思い出の品だけではなく、大事な商売道具であるスパイクに関しては、かなりうるさいらしく、試合毎に微妙に違うセッティングを施したスパイクを山のように準備させるので、「ユーヴェのマガジニエーレ(用具管理)のロミオは大変だよ。きっとうんざりしてるね。」

祝!代表初ゴール
スペインとの親善試合で、ようやく代表初ゴールをゲット!様様なハードル(課題)にいちいち引っ掛かるものの一旦突破すると勢いづくピッポらしく、2点目も叩きこんでニコニコ顔。それにしても、初スタメンとなったユーロ予選スイス戦で得点できなかったことで、もう干されるんじゃないかと心配していたけれど、よく使ってくれました、ゾフ監督!

出迎える人あれば捕獲する人あり、、、
得点した選手を祝福するチームメートの図というのは、いつみても良いものだが、ゴールが決まると猛ダッシュで駆け出してしまうピッポの場合、祝福するのも大変だ。一番賢いのは、ジダンのように、ひとしきり興奮が収まってセンターサークルに戻ってくるところを出迎える省エネパターン。ユリアーノのように、ダッシュ中に捕獲しようとすると、暴れた挙句にふりほどかれるという、つれない扱いを受けてしまう。もっとも、長身のユリアーノが肩を抱こうとしても、背が釣り合わない相手にとってはプロレスの頬骨締め状態になってしまうので、暴れる気持ちもわからないではない。

倒れても、タダでは倒れぬ
セリエA第6節対インテル戦は終始相手ディフェンダー・ガランテの密着マークに苦しめられながらも、貴重なPKをゲットして勝利に貢献。自らのゴールはなくとも、まずは満足だろうが、相手のガランテにしてみれば憤懣やるかたなし、、、といったところか。このガランテ、密着マークを持続する技術を持つ優秀なディフェンダーだが、もうひとつ忘れちゃいけない資質が、インテル守備陣伝統?のずる賢さ。ファウルを犯しても「なにもしてないのに、なぜ倒れるんだろうねえ?」とばかりにニガ笑いを浮かべる様子など、あっぱれな憎憎しさで、短気な私がこんなDFにマークされたら、平手打ちをお見舞いして一発退場確実である。この日のピッポも、ねちっこいマークにかなりイラついたに違いないが、しか〜し、こちらもダテに名門ユーヴェの9番をしょってるわけではありません!ペナルティエリアでガランテの右手が自分の身体にかかったとみるや、転倒でPK奪取、抜け目なさでは負けてないのよね。

この手のPK決着が嫌いなサッカーファンも多いと思うが、私はこれもイタリアサッカーのおもしろさのひとつだと思う。特に、ピッポ、ガランテともに、まだベテランとはいえない25歳ということを考えると、このしたたかさに頼もしささえ感じるのである。

遺伝子の不思議
セリエA第4節対ピアチェンツァ戦で早くも兄弟対決実現。インザーギ家の家族写真をみると、お兄ちゃんはママ似で弟はパパ似とハッキリと分かれているけれど、ふたり並ぶと、誰がどう見ても兄弟ね。

謎の叫び
チャンピオンズリーグ対ローゼンボリ戦のゴールは、ダービッツのシュート性の当たりを、ホイッと軌道修正して突き刺したもの。まぐれ当たりの様に見えてもスローを見ると、しっかりシュートしており、このへんの反応はさすがだね。しかし、ゴール後ダービッツに祝福されながら叫ぶ口元は、どうみても「ジーダン!ジーダン!」。たしかに、ジダンが祝福に駆けつけてくれていたけど、プレーには関与してなかったみたいだし、何か内輪ばなしがありそうなシーンである。誰かご存知ありませんか?

祝!100ゴール
チャンピオンズリーグ対ガラタサライ戦の珍しく?ド派手なオーバーヘッドは、プロ通算100ゴールだったらしくイタリアスポーツ紙では、100ゴールの軌跡を特集。記載されているゴール数をたしていくと101になるんだけど、、、。本人いわく、最も重要なゴールは、プロ初ゴール(セリエC1・レッフェ時代)。なぜなら、「スタメンに残れるかどうかの瀬戸際で挙げた初ゴールだから。あのゴールがなければ何も始まらなかった。」一方、最も”嬉しくない”ゴールは、パルマ時代のセリエA初ゴール。「だって、ピアチェンツァ戦だったんだもん。」前シーズンは自分のゴールに舞い上がってくれたピアチェンツァのティフォジ達が、今度は自分のゴールで肩を落とす姿を見て、とても複雑な心境になってしまったらしい。

兄ちゃん、お先に!
中田選手に檜舞台を提供してしまったユーヴェのお兄ちゃんを差し置いて、弟シモーネが開幕戦ゴール!しかも、ラツィオを相手に貴重な同点弾。おちおちしてられませんな。


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