Gustavo
"Guga" Kuerten/ぐがのみち 2000 Vol-1
2000年オフトレーニングの様子から、3月中旬の中南米クレー
シーズンまでをアップしています。北米に舞台を移したハードコートシーズンはVol-2へ!
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コロンビア・オープン(ボゴタ)
Mar6〜Mar12
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今週も結果は毎日追っているものの、タイムリーに更新できなくて残念。ザッと流したく
はないけれど、一気にいきます。初戦のセルジ・ブルゲラ(スペイン)戦を6−4,6−1で
通過した後は、今回は予選上がりだが、ジュニア時代からのライバル兼友人という、セバスチャン・
プリエト(アルゼンチン)戦を6−3,7−5でしっかり勝ちぬき準々決勝へ。その準々決勝
のマルクス・ハンシェック(ドイツ)戦は雨で土曜の午前中に順延され、結果的には準決勝に
コマを進めたものの、待ちうけるのは、前日に試合をこなしたマリアノ・プエルタ(アルゼンチン)
という状況。結果はいかに?
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いかに?と書きながらも、なんとなく予想できたのだが、準決勝のプエルタ戦は、6−3,1−6,
6−7(3−7)で惜敗。残念だけど、次のインディアンウェールズへの移動を考えたら悪くは
ないかな。結局、グガを破って3週連続の決勝進出となったプエルタが優勝し、アルゼンチン旋風は
更に続く...。
シボレー・オープン(サンチャゴ)
Feb28〜Mar5
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結局、先週のメキシコでグガを破ったチェラはそのまま優勝。”調子に乗せる男”は今年も
健在。それもいいけど、やはり”調子に乗る男”になってほしいが...
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マルセロ・リオスのお膝元だったが、故障明けのリオスは初戦敗退。シードダウンは伝染しがち
なので心配したが、初戦のジャン・レネ・リナール(フランス)戦は7−5,6−1で
あぶなげなく突破。「今日は気持ちよくボールを打てた。第1セットはかなり競ったけど、
第2セットは完璧だったよ。」と、久しぶりにコメントもいきがいい。
次の相手はオルリン・スタノイチェフ(ブルガリア)。
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スタノイチェフ戦も、6−3,6−4で危なげなく通過し準々決勝へ。なんと、今季に入ってからは
初の”2連勝”である。「今年に入って一番の出来。好調時のレベルに
戻ってきていると思うよ。いくつかミスもあったけど、埋め合わせすることができたし、
とにかく今日もボールを思いきりヒットできたのが嬉しい。」この日は、今回のツアーに同行している
母親・アリスさんの51歳の誕生日だったそうで、もちろんこの勝利は母に
捧げるそうだ。勢いに乗って優勝も捧げられるといいね。その前に、準々決勝の相手は予選あがりの
アウグスティン・カレーリ(アルゼンチン)。「予選あがりの選手は危険な存在だよ。先週の
ホアン(チェラ)をみてもわかるでしょ?正しい心構えでしっかりと戦うことが大切だね。」
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このところ、やたらとアルゼンチン勢が元気いい。先週のメキシコシティもアルゼンチン
同士の決勝だったし、この大会でもまず予選あがりの2選手が準々決勝進出。先週優勝の
チェラもまだ生き残っているし、春のヨーロッパクレーシーズンでは要注意だな。
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同じブラジルのアントニオ・プリエトと組んだダブルスでは、マリアノ・プエルタ/
マルティン・ガルシア組(アルゼンチン)を6−4,6−2で下し準決勝進出。それにしても、
アルゼンチン!!である。
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準々決勝のカレーリ戦は、6−4,6−1で突破して準決勝へ。トップシードなので本来はかる〜く
到達してもらわなきゃならないんだけど、今年に入っての出来が今いちだったので、ちょっと
安心。準決勝の相手は、オーストラリアンオープンで不覚をとったアルベルト・ポルタス
(スペイン)。お返しといきたい。
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ポルタス戦は、6−4,7−6(8−6)で競り勝ち、決勝へ。お返しができたのももちろん
だが、久々にタイブレークをとれたのも収穫。決勝の相手は、アルゼンチンの伸び盛り
マリアノ・プエルタ。
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優勝!実に10ヶ月ぶり。決勝戦のスコアは、7−6(7−3),6−3。「いくつか連続して
勝てるようになったら、一気に調子に乗ることができると思っていた。今日がその日だよ。
今日の試合はとても緊迫していたし、疲れもしたけど、すごく良いプレイができた。」
やはり久々の優勝ということで、優勝スピーチも”感謝”の連続で、家族やコーチ、そして、
対戦相手のプエルタやそのコーチにまで感謝が及び、「これ以上喋ると政治家みたいに
なっちゃうから、もう止めます。」と締めくくったそうだ。
- プリエトと組んだダブルスも優勝というおまけ付き。こちらは、ラン・ベール/
ピエット・ノーバル(南ア)を相手に6−2,6−4。「単複同時優勝というのはとても
スペシャルな事だ。それにパートナーのプリエトにとっては、今回がATPツアーレベルでは
初めてのタイトルなんだ。それを考えると俄然やる気が出たよ。」これでようやく年明けという感じだな。おめでとう!
メキシカン・オープン(メキシコシティ)
Feb21〜Feb27
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今週はタイムリーにフォローすることができなかったので、まとめていきます。シングルスの方は
初戦のガストン・エトリス(アルゼンチン)戦は、6−4,3−6,6−3で振り切ったものの、
次戦のホアン・イグナシオ・チェラ(アルゼンチン)に、6−3,6−7(8−10),4−6で
競り負け。アレクサンドル・シモーニと組んだダブルスでは、セミファイナルまで進出したものの、
バイロン・ブラック(ジンバブエ)/ドナルド・ジョンソン(USA)組に破れる。
- 今年に入ってから格下に破れ続けていることで、地元ブラジルでも、どうしたことか
と騒がれている様子。今年はデ杯とオリンピックを中心にスケジュールが組まれているようで、
あまり実践的ではないのが気にかかるところだが、とにかくひとつひとつの対戦を大事に
戦っていくことだな。
地元で練習中... Feb7〜
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シーズン序盤の重点課題・デ杯1回戦を終え、ツアー再開に向けて再び調整中。ツアーの予定表を
みると、マスターシリーズのインディアンウェールズ(ハードコート)までは、
中南米のクレーを転戦するようで、ハードコートへの調整が上手く行くのか気になるところ。
しかし、最近のハードコートは、バウンドもスピードもそれぞれ異なるようなので、本大会に
行ってみなければわからないものなのかな。
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メキシコへの遠征を前に、フロリアノポリスの病院Joana de Gusmaoを慰問し、入院中の子供たち
をお見舞いする。「弟が手術のために入院していたんだけど、とても良くしてもらった。」そうで、
そのお礼も兼ねて、写真やサインはもちろん、病院の渡り廊下を利用して、ちょっとしたミニテニス
ゲームも楽しんだ様子。「子供達が少しでも楽しんでくれたのならいいけど。彼らの幸せそうな
表情をみるのは、何よりも嬉しいことだよ。病気と闘うのは苦しいことだけど、なんとか力に
なれればいいな。」
デビスカップ・ワールドグループ1回戦対フランス
Feb4〜Feb6
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組み合わせが決定。初日の第1シングルスは、メリジェニ対ピオリーン。第2シングルスがグガ対
ゴルマール。2日目のダブルスは、クエルテン/オーシンス対ピオリーン/エスクーデ。そして
最終日は、グガ対ピオリーンの後にメリジェニ対ゴルマール。初日で2−0となれば理想的だけど、
手強い相手なので、鍵はやはりダブルスか。グガとオーシンスのコンビは、デ杯では実に7勝1敗
という強さをみせているのに対し、フランス側は初結成ペア。コンビネーションの隙をつきたい。
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ジェローム・ゴルマールに関するグガのコメント。「同じトーナメントに出場している時は、
いつも一緒に練習してる。彼は左利きで、素晴らしいリターンを持っているよ。」これまでの
対戦成績は2勝2敗。
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”予想外の結果”と紹介されていた初日の結果は2−0!第1シングルスで、メリジェニが
フルセットでピオリーンを下すという殊勲を挙げた後、「メリジェニが勝ってくれたことで、
随分気持ちが楽になった。」と語るグガが、デ杯ではおなじみの真っ白なウェアで登場。
第1セットを取った後、集中力を欠いて第2セットを落とすという悪いクセも
出たようだが、6−3,3−6,6−3,6−2でゴルマールを振りきった。試合時間は
2時間24分。これで形勢はグッと有利になったが、安心せず次のダブルスで決めたいね。
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ダブルスも勝って3−0で準々決勝進出決定!スコアは、6−4,6−4,6−4。そして
おもしろいことに、各セットの所要時間も42分、42分、42分。グガ/オーシンス組は
ツアーで組む機会はほとんどないのだが、ほんとに名コンビ。「とてもハッピーだ。今は
とにかく勝ちぬけたことを喜びたい。次の相手のことなどまだ考えられないよ。」と語るのは
チームキャプテンのアシオリー氏だが、すでに対戦相手はスロバキアに決定。
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最終日は言わば消化試合。太陽サンサンの素晴らしい日曜日ということで、”お客さんも
ビーチに行っちゃった”らしい。そうなると気も抜けるのか、グガはエスクーデ相手に
ストレート負け。続く第2試合はデ杯初登場のフランシスコ・コスタがアルノー・クレメント
に競り勝ち、総合成績は4−1に。苦手のエスクーデにまた負けちゃったのは残念だけど、
まずはお疲れさま!
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難敵フランスを撃破して当然ながらゴキゲンのブラジルチームは、例によって歌って踊って
の祝勝会。写真をみると全員大騒ぎの様子だが、一番いっちゃっているのはキャプテン
(兼メリジェニのコーチ)のアシオリー氏。
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ひとつ大きなハードルをクリアすると気分も大きくなるのか、優勝を狙っちゃおうかなあ的
発言も出ている様子。(ポルトガル語のニュースソースなので推測の域を出ず。)次の相手と
なるスロバキアには、クレーが得意のハーバティとクチェラがいるが、それなら、
「砂(のコート)にする?!」
デ杯にむけて練習中、、、
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全豪の思わぬ1回戦敗退で随分間が空いてしまったが、デ杯1回戦に向けてパソスコーチの
アカデミーで練習中。ここではデ杯のスケジュールに合わせて、9−11時と14−16時半の
2シフトに分けて調整しているようだ。
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デ杯を前にしてのインタビューでは、当然ながら並々ならぬ意欲をみせる。以下、インタビューの
抜粋。
−今回のデ杯がフロリアノポリスで開催されることについて−
「自分の街で開催されるのはとても嬉しい。でも、僕のために会場が選ばれたわけじゃない
からね!チーム全体を考慮してのことだよ。僕達が最も得意とするクレーコートだし、過去2回の
デ杯('97対ニュージーランド、'98対ルーマニア)では1セットも落としてないし。」
−観衆には何を期待する?−
「フロリアノポリスの観衆は素晴らしいよ。きっと、みんなブラジリアンカラーを身につけて、
大騒ぎしてくれるだろうな。でも、彼らはデ杯に慣れているから、フランスチームにも敬意を払って
くれると思うよ。」
−フランスチームの中で特に仲が良い選手はいる?−
「フランス勢とは仲良くやっているよ。特に挙げるとしたら、セバスチャン・グロージャンと
ニコラス・エスクーデ。エスクーデは僕と同じくサーフィン好きだしね。」
−デ杯における最高の思い出は?−
「どの試合も思い出深いけど、やっぱり昨年のスペイン戦だな。僕自身凄く良いプレーが
出来たし、そのおかげでその後のツアーで調子に乗れたしね。」
−過去のデ杯で最も印象的だった対戦は?−
「'95の決勝(ロシア対USA)かな。どの試合も盛りあがっていたから。」
−スバリ、今年のデ杯でブラジルは優勝できる?−
「なんとも言えないよ。僕達はまだ若いチームだし、、、。だけど、全員が良いプレーをして、
昨年のフランスのようにずっとホームで試合ができるならば、チャンスはあるね。」
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1/27よりデ杯の本会場”UniversidadeFederalDeSantaCatarina”で調整開始。他のデ杯メンバーは
フェルナンド・メリジェニ、ジャイメ・オーシンスそしてアレクサンドル・シモーニ。
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アメリカの「Tennis」誌が、”99年に最も進歩した男子選手”としてグガを選出(ランキングの
上昇率でニコラス・ラペンティではないかと思っていたが)。'98年末のランキング30位代から
'99年末には5位まで上昇した('99年最高位は3位)ということも選出の理由だが、やはり
最も大きな要素は、”クレースペシャリスト”から脱却し、ウィンブルドンやUSオープン等の
速いサーフェスでも結果を残したことだという。ちなみに、'97年にはグガが受賞した”新人賞”は
レイトン・ヒューイット、”カムバック賞”はトッド・マーティン。”最優秀賞”は言わずもがな
でしょう。
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ブラジルは夏真っ盛りで、練習コート周辺の気温も32℃まで上昇。しかし、これでもまだ「暑いというほど
じゃない。」らしい。「まだまだ暑くなるよ。」ということなので、
フランス勢にとっては暑さ対策も鍵になりそう。そのフランスチームNo2の
ジェローム・ゴルマールがレフトハンダーということで、左利きのダニエル・メノーをヒッティング
パートナーとして同行しているようだ。「メリジェニも左利きだけど、毎日組んでもらうわけにも
いかないから。」ということらしいが、このふたり、一昨年途中まではダブルスパートナーだったのに、
最近は全く組まなくなっちゃったなあ。
オーストラリアン・オープン (メルボルン) Jan17〜Jan30
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第5シードで迎える2000年最初のグランドスラム。初戦の相手はアルベルト・ポルタス(スペイン)に
決定。対戦成績は0勝1敗、、、だけど、3年前の結果なので気にすることもないかな。
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今回から2000年用の新しいお召し物が登場する予定。昨シーズンは、前半は黒、後半はベージュで
ちょっと地味めだったが、今度はオレンジ!らしい。(そのお召し物を提供するディアドラとは
'95年からのお付き合いだが、今や立派な看板息子。欧州方面の広告では三銃士の扮装でキメたり
して、かなり笑える!)
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14日は、ジム・クーリエ(USA)や友人のニコラス・エスクーデ(フランス)を相手に、
試合形式の練習。今年はサーフィンには出かけないのかな。
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2000年最初のグランドスラムは、6-4,6-4,4-6,6-7(8-10),4-6というなんとも歯がゆいスコアで
1回戦敗退。しかも、総ポイント数では相手を上まわっているだけに、なんとかならなかったのか
と思ってしまうが、一番悔しいのは当然ながら本人で、インタビューで語る声はか細く、聴き取り
に苦労した。
「途中までは、”今日は僕の日”と思ったぐらいとても良い出来だった。しかし、第3セット
の途中くらいから何かがおかしくなって、自信もなくなり、相手も攻撃的に向かってくるように
なった。なんとか自分のペースを取り戻そうとしたけど、できなかった。」「風は強かったけれど、
あの程度なら珍しくないし、相手も同じ条件だからね。言い訳にもならないよ。」「当然ながら、もの凄くがっかり
しているよ。もっと良いプレイができると思っていたんだから。(ここでは過去2回戦進出が
最高とゲンが悪いが)いつかは、きっとね!」
ダブルスには出場しないため、この後は、デ杯1回戦(2/4〜2/6)に備えるためフロリアノ
ポリスに帰還することに。予定外の早さとはいえ、「やることに変わりないよ。練習して、日々精進
して、自分のテニスをして、次の試合に集中するだけ。」
予定外といえば、1回戦敗退の為?か、WOWOWで放送されるらしい。負け試合とわかっているものを
みたくはないなあ、、、でも、みなくてはなるまい。ただし、ビデオにしよう。
アディダス・インターナショナル (シドニー) Jan10〜Jan16
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フロリアノポリスから、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスを経由して1/6にシドニー入り。
13時間の時差調整のため、この日はとにかく昼間に眠らないことだけに専念?し、練習は
翌日から開始するそうだ。「とにかく、ここ(オーストラリア)への移動はいつも大変だよ〜。」と
グチも出る。
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第1シードがついていたが、苦手のフランシスコ・クラベット
(スペイン)相手に4-6,6-3,4-6で初戦敗退。しかも、ラケットを投げつけて警告をくらうという
余計なおまけつき。「長すぎるオフ後の初戦ということで、難しい試合だった。」と語るが、本人は
多分、プレ五輪イベントである今大会よりも、前週の大会に出て、来週のオーストラリアンオープンに
備えたかったのではなかろうか。しかし、出場するからには言い訳なしで頑張らねばね。
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ラペンティと組んだダブルスでも、地元オーストラリアのフロレント・イーグル組に3-6,4-6で
敗退。
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単複ともに初戦敗退となり、グランドスラム大会の前準備としては不十分なのだが、体力勝負と
なる本大会だけに、序盤戦を粘って切り抜ければ、かえって福に転じるかもしれない。何事も
良い方向に考えて!
里帰り中、、、
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短いオフも終り、1/10にスタートするシドニーへ向け、パソスコーチのアカデミーで合宿中。
ブラジル選手の他に、イスラエルの若手選手も参加しているようだ。
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14歳の頃から指導を受けてきたパソス氏との関係も10周年に。(10年目に入ったのか、
10年が経過したのか、書き方がそれぞれ違っていて真相は謎。)もともとは、グガが8歳
ぐらいの頃、父親のアルドさんが友人だったパソス氏に指導を依頼したらしいが、その時はまだ小さすぎると
いうことで先送りに。しかし、アルドさんは、ジュニアテニスの審判を務めていた時、心臓発作で
急逝。「アルドはかけがえのない友人だった。その彼が、自分の息子の指導者として私を
選んでくれたのだから、それは私にとっては絶対的なものなんだ。」と語るパソス氏は、
周りの反対を押し切って、当時まだ目立った存在ではなかったグガを、自分の
アカデミーに迎え入れたという。
14歳というのは”未来のテニススター”としては遅目のスタートだったが、当初から
身体面ではかなりの才能を感じさせたという。しかし、心構えという面では問題も多く、
初めての公式試合では、第3セット5−2とリードしておきながらの逆転負け。「あのコは、
いつも勝つためではなく、楽しむためにプレーしていた。プロテニスではなく、何か別の
ものに関心が向かっていたようだったね。」(byパソス氏)
”何か別のもの”というのが、サッカーであることはファンなら誰でも知っていること
だが、実際は本人も認めるとおり、あまり上手くはなかったそうだ。そこで周りのコーチ陣は
グガが17歳になった頃決断を促したというが、その時の台詞は、「ブラジル下部リーグの
荒れ果てたグラウンドでサッカーをするのか、国際サーキットの豪華なトーナメントで
テニスをするのか、決めなくてはならないよ。」というものらしい。これって、ほとんど
誘導尋問だなあ。
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プロ転向時からのスポンサーだったBancoRealとの契約が終了。代わって、BancoDoBrasilと
4年間のスポンサー契約を結んだ。「BancoDoBrasilは、かつて、バレーボール普及に多大な貢献を果たした。同じように、僕達はテニスをブラジルの人気スポーツにする為に
協力していくつもりだ。今後5年の間にブラジルがテニス王国になって、あちこちの
道端やビーチでプレーされるようになったら素晴らしいね。」と語るグガだが、そうなれば
まさに”ビーチテニス”。
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2000年デビスカップ1回戦・対フランス戦は、地元フロリアノポリスで開催されることが
決定。地元の声援というのは心強いものだが、逆に、プレッシャーも並大抵のものでは
ないだろう。良い結果に繋がればいいのだが。
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もともと画面の呼びこみに時間がかかっていたグガ公式サイトが、ShockWave仕様になり、更に
スローに。おまけに英語版の更新をしてくれないので、ニュースはポルトガル語版頼りに
ならざるを得ず、辛い、、、。
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以下、アメリカの"TennisMatch"誌に掲載されていたインタビューより、抜粋。
成功がもたらした最も素晴らしいものはなんですか?
「援助が必要な人に、手助けができるようになったこと。」
'97ローランギャロス優勝によって、全てが一変したのでは?
「ある面では凄く変わったし、またある面では全く変わっていないと言えますね。
相変わらず母親の家で家族と一緒に暮らしているし、ビーチへ出かけてサーフィンを
楽しむのが大好きというところも変わってませんよ。」
'99年の成績には満足ですか?
「シーズン当初の目標は、グランドスラム大会で良い成績を残すことだったので、
満足ですよ。自分のゲームが進歩したことを感じるし、コート上でより落ち着いて
プレーできるようになりました。」
ツアー生活を楽しんでますか?
「凄く。USオープン期間中には、”FAOシュワルツ”(トム・ハンクス主演の映画「BIG」の
ロケがあったことでお馴染み)へ行って、でっかいピアノの上で踊ったりしたしね。そうそう、
そこでは、大きなサイコロのおもちゃも2つ買ったな。弟が大好きなんですよ。」
(USオープンの公式インタービューでも、”ブロードウェーでいくつかミュージカルも観た”等々と
語っていたところをみると、かなりニューヨークがお気に召したらしい。)
2000年シーズンの目標は?
「今までと同じです。コート上では自分のプレーを進歩させること。そして、コート外
では他の人の手助けをすること。」
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