Gustavo "Guga" Kuerten / ぐがのみち 2008 Vol-1


2008年6月27日(金)
ありがとう!

グガのこの試合!についてのコメントをいただいた方へ、どうもありがとうございました。 ある程度集まったらスレッド形式の掲示板に移植させてもらって、1試合1スレッドでコメントを書き込めるようにして、シーズン末までじっくりと振り返るのもいいかな・・と思っていたけれど、そこまでのインプット数はなかったためメールでのお返事のみに留まりましたが、私にとっても思い出す良い機会でした。ありがとうございます。

そして、これを機にこのページも締めることにします。今後どうするかはグガの次の仕事次第で、それまで待とうか・・と書いたものの、ローランギャロス以降に出てくるグガの画像に”元テニスプレーヤー”というキャプションが付いているのを目にすると、やはりもう”私人”なんだよね・・・と。後々に表に出てくる仕事を始めたら、その時にまた考えればいいのであって、きちんと引退のステップを踏んだグガに敬意を表する意味でも、そのままだらだらと続けるのではなく、ちゃんと締めくくらないとね。

現在のURLになってからでもほぼ丸9年。日々少しずつ書いていたので実感はなかったけれど、改めてファイルの容量をみて、まぁ〜よく書いたなぁ〜としみじみ。しかし、よく書いたなぁ〜よりも、よく書かせてくれたなぁ〜と言うべきかも。

ページの更新頻度や方向性では何度か迷ったことがあるけれど、応援の気持ちに一度も迷いがなかったのは、ひとえにグガのテニスの魅力ゆえ。長い間楽しませてくれて、書かせてくれて、ありがとう!

ほとんど自己満足のページであっても、昨年末までは少しでもお役に立てたらいいな・・という気持ちで書いていたので、何らかの参考になったのなら嬉しいです。過去記事はしばらくはそのまま残しますが、サイトを置くサーバースペースの契約更新もあるため、残せなくなった時はサイトトップでお知らせします。

どうもありがとうございました!



ラストを飾る1枚は、グガの現役としてのキャリアの最後の舞台となったローランギャロスにちなんで・・・
11年前も、今も、この笑顔にありがとう!

2008年6月18日(水)
芝の季節
テニスシーンは赤土から芝に舞台を移して進行中だけど、グガ引退前からアクティブな舞台ではなかったのであまり寂しさはないな。そういえば昨年は故障回復の策を求めてヨーロッパ中を巡っていたのよねぇ・・・(フランス、イギリス、スウェーデンを周ったのは掴んでいたけれど、それに加えてイタリアにも渡っていたらしい)。1年は過ぎてみると早いな。

グガ自身はしばらくはゆっくりだろうけれど、元師匠のパソスさんはすでに活動中。グガのラストスパートに集中するためと、おそらくまた男子選手をトップに引き上げたいという希望から、昨年11月で一旦終了となっていたタミラ・パシェック(オーストリア)とのコーチ契約が復活し、ローランギャロスから直接英国へ〜 

その英国では、アンドレ・サとマルセロ・メロのペアがウィンブルドン前哨戦のクィーンズで準優勝。その活動模様はマルセロ・メロの「キリンのブログ」(URL : http://blogdagirafa.blog.uol.com.br/ )でどうぞ! 将来はスポーツジャーナリスト志望か?!ってくらいに更新がマメ。動画を撮影しているのは本人とお兄ちゃんのダニエル・メロだけど、時々アンドレ・サも協力していて、ローランギャロス男子ダブルス・ベスト4のブルーノ・ソアレスのインタビュー・ビデオを撮影しているのはアンドレ君。


さてさて、6/5付けで募集したコメントを送っていただいた方々には個別にお返事していますが、今のところすべて他の選手のファンの方から。世界No.1の頃から「応援しているとなんとなく頼りないけれど、対戦相手として考えるとかなり怖いな!」と思っていたけれど、やはり試合の話になると対戦相手としての方が強い印象が残るのかな?? しかし、グガ・ファンからゼロというのも寂しいので、ぜひ想いをお聞かせください。

ただし、必ずしも私のところに送ってもらう必要はなく、テニス雑誌に投稿するとか、英語かポルトガル語が可能ならば guga.com にメッセージを送るとか、長い間頑張ってくれたので、ファンである私たちも何かの形で表現しましょう!

2008年6月8日(日)
若僧
( photo from Tenisbr@sil)

若い彼女の戦いを応援した後に、ローランギャロスに帰還して80周年記念のセレモニーに登場。たらたらしたお喋りは後でいいからカメラを切り替えるんだぁ〜!という願いはかなわず、wowowの放送では手を振って入場のシーンは映らなかったけれど、幸いTF2のサイトで観ることができた。ぺちゃくちゃと喋っていたキャスター陣がGuga!Guga!と沸いてくれるところが嬉しい。

現役仲間の間では年寄り扱い?!だったけれど、歴代チャンピョンたちと並ぶと、当然ながら若〜い。まだまだ31歳ですもんね。やろうと思えば今からでも何でもできるぞ。

2008年6月5日(木)
コメント募集

ようやく5/25(日)分のアナログwowow留守録をチェックした。放送時間的にそうだろうと思っていたとおり、試合終盤の身体的コンディションがかなり苦しくなってからの部分だったので、TVに向かって改めてお疲れさま!と呟いてしまった。

私はてっきりその前の部分はデジタルwowowで放送されたのだと思っていたが、デジタルとアナログの放送時間はそのまま繋がっていたわけではなかったのねぇ。そうなると放送されたのはアナログのあの部分だけってことになるのかな?? 放送時間が余ったのなら後からでも流してくれたら良かったのに。その後の雨天中断時の放送内容をみても、歯がゆいというか、じれったいというか(そもそも歯がゆいとじれったいの違いは何なのだ?)。

放送されたのなら試合のことは後回しか、全く触れなくてもよいか・・と思っていたが、あれだけだと試合のことはほとんどわからない。第1〜2セットはなかなか良かったので、やはり何らかの形でまとめなきゃな・・と再び考え始めて、待てよ・・・

まだ実感が伴っていないけれど、引退しちゃったんだよねぇ。

”追いかけるのは現役の間だけ”という私のファンとしての方針に従えば、このページも引き上げなくてはならない。しかし、それはグガの今後の”仕事”がどのようなものになるかにもよる。私の方針は今までは現役引退後は静かな生活を望む選手が多かったからだが、グガの場合はしばらくゆっくりした後にはスポーツ全般かテニスに密接な仕事を始めるはずだし、現役時代よりも広く報じられる必要がある仕事になるかもしれない。その場合はのんびりと追いかけ続けても迷惑ではないよね?!

まぁ、どうなるにせよ、引退は大きな大きな区切りだから”総括”は必要。


ここで、皆さんからのインプットをお願いします。「グガのキャリアで一番の試合」「今思うこと」を中心にコメントをいただければ・・と思います。期間としてはウィンブルドン開幕までを目処に、yuuyuu970@hotmail.com へメールで送ってください。コメントをまとめるのは手間がかかるけれど、短くても書いてみることで自分の考えや思いがまとまることがあるし、皆さんにインプットをお願いするのも最後になるかもしれないので、是非積極的にお願いします!(珍しく強くリクエストしてみた?!)


ところで、日曜日にローランギャロスに戻るまでヨーロッパを旅行・・ときいて、何処に行くんだか?!と思っていたら、立場が変わってキャロル嬢の試合を応援に行ったらしい。6/5(木)はポーランドにお出ましで、声援も効いたのか彼女の勝利をしっかりと見届けましたとさ(日本の大会にもくっ付いて来ないかしら??)。


( photo@Mauricio Kaye )
2008年6月1日(日)
Le Soleil de Roland Garros
( photo from UOL Esportes)

Guga お疲れさま&ありがとう!の2008年ローランギャロス観戦から戻り、今の気持ちはちょっぴりだけBlogの方に書きました。今のところは観戦記は書かないつもりだけど、そう言っていた昨年のUSオープンも結局書いちゃったし、もっと落ち着いてから考えます。

5/25(日)のシングルス最後の試合はデジタルwowowでは放送されたと思うので(私はアナログオンリーなので多分途中から・・かな。録画は未チェック)、試合の話は後回しにして、今日はチェックしたTVや記事や見たことの中からいくつか取り上げます。



ファンの間では今までも”ブラジルの太陽””太陽電池で動いてる”なんて話していたけれど、今回はフランスのマスコミも”ローランギャロスの太陽”を多用。日曜日の試合を報じた夜のニュースでは、「”ローランギャロスの太陽”が去ってパリの太陽も陰りました。ありがとう!グガ。ありがとう!ムッシュ・グスタボ・クエルテン」というナレーションで締めくくられいて、思わずじ〜ん。ホントにグガの試合の時だけはずっと晴れ渡っていましたもん。

今回のロッカールームでは、ほとんどの選手たちから握手を求められたそうだ。

日曜日の試合後の記者会見は1時間以上にも及んだらしい。セバスチャン・グロージャンとのダブルス参戦決定はその会見中に記者の方から知らされて、”ホントに決まったの?!”とちょっとビックリだったそうだ。グロージャンによると、グガが引退する前に是非一緒にプレーしたいとマイアミで頼んだそうで、その時はそうしよう!とすんなり決まったものの、自らが怪我をしてしまったため様子をみたが、シングルスの5セットマッチは無理でもダブルスならいけそうだし、この機会は逃したくない!・・と参戦を決めたそうだ。故障のことだけを考えたら休んでいた方が良かっただろうに、ありがとうね〜

試合の後にパソスさんがグガにプレゼントしたのは、小ビンに詰められたローランギャロスの赤土。この土にこめられたエネルギーを孫の代まで伝えなさい!という師匠の言葉に、うんうんと頷いたグガはホーム・コートにこの赤土を撒くそうだ。ホントにこの師弟は浪花節だわ〜  

そのパソスさんは今回のローランギャロスでは小さな女の子を連れていた。べったりの懐き方をみると間違いなくお嬢さんのベッティナちゃんだと思うな。グガの試合中にもパソスさんがだっこしていたし、きっとグガおじさんの雄姿を覚えておくんだよ〜だったんじゃないかな。 もしくはローランギャロス前の20日間はモンテカルロで筋肉トラブルまで抱えたグガの理学療法&調整にパソスさんは泊り込みで付き合っていたらしいので、一緒に居られなかった分の埋め合わせかも。

「30年後に息子の試合を観るためにローランギャロスに戻ってくるかもしれないよ」と冗談?!を飛ばしたグガだが、早々に6/8(日)の男子決勝日に行われるローランギャロス80周年記念のセレモニーのために戻ってくる予定。それまではしばしヨーロッパ内を旅行するみたい。

年初には引退したらご結婚かしら??と思っていたけれど、彼女が変わったことで年貢を納めるのもまだまだ先になりそう。キャロル嬢との交際に関しては、最初はブラジルのマスコミの追求を冗談でかわしていたもののハッキリと認めたそうで、付き合い始めたばかりでお互いを理解しようとしているところで、彼女はビーチバレーのツアーで忙しいのであまり時間はとれないけれど、ツアー生活がいかなるものかは判っているのでサポートできるかも・・・と今のところは良いお付き合いをしている様子。(しかし、花の?!76年組は三十路にもかかわらずなかなか花婿になりませんねぇ〜)

 
2008年5月19日(月)
スポーツマンが行く
予定どおり5/19(月)夜にパリへ向けて出発。周りはどうしても”最後のローランギャロス”を考えてしまうし、もしかしたら心の中では本人が一番感じているのかもしれないけれど、心構えとしては最後のローランギャロスだということはあまり考えないで行くし、これまでの功績を讃えてもらうために行くのではなく、世界で最も大切な大会を堪能し、テニス選手としてより良いものを引き出すようにする・・とのこと。

「自分の最大限の力を出して乗り越えたい。3セットでも4セットでも5セットでもプレーするよ。パリではいつもそうだけど、きっと忘れられない時間になる。いつも応援してくれた人々との一体感。この結びつきだけでも十分な贈り物だ。彼らはテニスというもの、僕のこのスポーツへの取り組み方やテニスへの愛情を理解してくれている」

これまでも常にみせてきたスポーツマンとしての姿勢を貫き通してくれていることで、ファンとしての私は十分に満足。後はもうただただ自分のために楽しんで!

2008年5月16日(金)
なつかし感
( photo@Flavio Neves )

5/16(金)に地元フロリアノポリスで行われた記者会見には、再契約したばかりのBanco do Brasilのロゴ入り帽子で登場。帽子からはみ出た髪もいい感じの長さになってきましたね〜

記者会見での表情や話しぶりもとってもいい感じで、バルセロナ欠場となった筋肉のトラブルはもう心配する必要はなさそう。3〜5セットになった時の身体的限界は心配ではあるけれど、このところコンディションは上向きで、しっかりとトレーニングもできているから意欲も上がっているとのこと。ローランギャロスへは来週の月曜日に出発予定。

この記者会見にはお兄さんのラファエルさんも同席し、会見のビデオには彼のコメントも入っていたけれど、喋る時の様子がそっくり!さすが兄弟。

2008年5月15日(木)
RGより招待状
5/15(木)にローランギャロスのワイルドカードが発表され、ちゃんとグスタボ・クエルテンの名前も入ってた! フルセットはもちろんのこと、3セットでも難しいコンディションではないか?と思うけれど、今出来ることは全てトライしてくれるだろう。5/16(金)には新しい社会活動プログラムに関する記者会見が予定されているので、ローランギャロスへ向けた準備の状況についても話がきけるはず。

普通は引退が近づくにつれて選手のウェアーは無印(=スポンサーなし)になるけれど、Diadoraとの契約に続いてBanco do Brasilとも2年契約が成立したらしい。それだけ引退後の仕事ぶりに期待が集まっているってことだろうな。

ところで、このところ昇り調子だった”後輩”トマス・ベルッチが20歳4ヶ月でトップ100入りを果たし、ブラジル勢としては1996年8月に19歳11ヶ月と2週間でトップ100入りしたグガ以来のスピード出世とか。偉い!のはそこで止まらなかったことで、来週のランキングではトップ80入りもありそう。残念ながらローランギャロスの本戦カット日には間に合わなかったけれど、ウィンブルドンはストレートイン確定だし、5/20(火)から始まるローランギャロス予選では多分第1シードになるんじゃないかな。ちょっと心配なのは想定以上の?!チャレンジャー連勝により連戦が続いていることで、肝心の大舞台にしっかりとコンディションを合わせられるか・・だけど、31歳も痛む足でチャレンジするんだから、若者もがんばろ〜

2008年5月3日(土)
見えない功績
今週はお休み週だったので何もニュースはないけれど、ずっとデートの話題がトップにあるのもなんなので、グガ本人の話題じゃないけれど、ちょっと思ったことを・・・。

グガはお休み週でも、毎日ブラジルのスポーツサイトをチェックする習慣は変わらないのでニュースはどんどん入ってくる。伊達さんの試合結果や錦織君のトップ100入りをほぉ〜っと読みながら、これって凄いことだよねぇ〜と思う。

97〜98年頃はブラジルからのネット情報は量自体が少なかったし、2000年以降も量は増えたもののやはりブラジル選手の話題中心だった。近年はブラジル選手の話題だけでは足りない?!という困った事実もあるけれど、世界のテニスシーンはほぼ網羅できているという素晴らしさ。これはグガの功績も小さくないと思う。以前グガが「フランスやスペインにはブラジルにはない”テニスの文化”がある」と語っていたけれど、ブラジルにもゆっくりと浸透してきているのではないかな。

もちろん文化となるには選手たちの層が厚くなくてはだめ。いよいよ今月下旬開幕のローランギャロスにはマルコス・ダニエルがストレートインし、予選には5名が挑戦予定。最近昇り調子のトマス・ベルッチやフェイジョン君(ジョアン・ソウザ)のプレーは是非一度観たいので、3回勝ち抜くのは大変だけど頑張ってほしいな。

このところ”もちろんRGへは行くんでしょ?”と尋ねられる。”もちろん”という感じではないけれど行きますよ。昨年のUSオープンでとっても楽しい思いをさせてもらって、厳しい状況でも頑張るグガの姿をみることができて、もういいかなぁ〜という満足感もあったけれど、RGは昨年直前にキャンセルしたことだし、旅には最適の季節だし、行っちゃえ!という感じ。グガの出場はまだわからないし、観たい試合が観られない率高しのRGなので、あまりこだわらず、また生で観たい!と思わせる若いモンはいないかねぇ〜と場末のコートをうろうろする予定。

(でもねぇ、帰国の翌週に15分のプレゼンがあるので、その原稿と約50枚のスライドを準備せねばならず、出発前にある程度のOKをもらわないといけないんだよねぇ・・・。まだぜ〜んぜん内容がまとまっていないので頭が痛いけれど、がんばるぞ!)

2008年4月24日(木)
爽やかデート?!
( photo from Globo.com )

お休みの1週間となったことでブラジルへ帰国し、リオ・デ・ジャネイロのビーチで噂のビーチバレー選手・キャロル嬢の練習をサポート中?! 兄も姉もビーチバレーの選手で、お母さんは元バレーボール選手というバレー一家出身の彼女は、写真でみる限りでは美人さんというよりは可愛い感じ・・・なのも当然で今年で21歳という若さ。年の差カップルの誕生なのでしょうかね?! (ちなみに、添付画像ではふたりで写っているけれど、キャロル嬢の家族やグガの友人たちも一緒にくっついてたみたい。)

2008年4月23日(水)
バルセロナ欠場
来週のバルセロナは左足筋肉のトラブルにより欠場に。

チャレンジャー@フロリアノポリスで渾身のプレーをみせた際に、慢性的故障の右足をカバーすることで左足に負担がかかっていたらしく、MSモンテカルロ1回戦前から感じていた筋肉の張りが試合後に悪化し、1日様子をみたものの痛みがとれないため検査を受けたところ、最短でも1週間はお休みするように言われたらしい。やはり3週連続はちょっと無理だったのかもねぇ。

ワイルドカードを出してくれた上に、功績を讃える表彰式も予定してくれていただけに、出場できないのはとっても残念!とコメントしているが、両足にトラブルがあってはプレーはできないので、しっかりケアしてね。

貴重な出場機会が無くなって、これで残るはローランギャロスのみ。私はローランギャロスはダブルスだけだろうと考えていたんだけど、もしそうなればシングルスのプレーはもう・・・ってことになり、一気に寂しさが押し寄せてくるなぁ。もちろん、シングルスのワイルドカードが出て、3セット以上戦えるコンディションになればいいなぁ〜と思うけれど、頑張ると左足も痛む状態ではかなり難しそうだし・・。

しかし、今大事なのはできる限りのケアをして準備をすること!

2008年4月21日(月)
残念ながら初日で終了〜
( photos@AFP )

日本時間ではもうすぐ火曜日という時間帯に始まったMSモンテカルロ・対リュビチッチ戦は、1−6・2−6のスコアと1時間足らずの試合時間で終了。順当という言葉は使いたくないけれど、今の状況では仕方がない数字かな。以前からサービスリターン時に一番支障を感じると語っていた右足の具合を考えると、ビッグサーバーを相手にする時が一番難しそうだったし・・。

今シーズンは全て単複でプレーしていたけれど、3週連続の大会出場で来週もあるからか、ワイルドカードが貰えなかったのか、シングルス1本のモンテカルロはこれで終了。

ついでにおまけ話をひとつ。火の無い所に・・なのか、単なる噂話なのか、ブラジルのビーチバレーの選手とお付き合いが始まったのでは?という話が浮上。ブラジル・オープンあたりまでは同行する姿が写っていたレティシア嬢が、家族&友人&関係者が勢ぞろいのはずのチャレンジャー@フロリアノポリスでは姿が見えなかったので、はてっ??と思ってはいたんだけど・・。今まで同様に別離は噂だけ(又は元サヤ)なのか? 今回は「はてっ??って事には必ず理由がある」グガ理論に当てはまるのか? 久しぶりにちょっぴりだけゴシップ・モードも働かせてみましょうかねぇ〜

2008年4月20日(日)
贈りものゲット
( photo from Masters Series Monte Carlo )

郷里フロリアノポリスを発って4/19(土)夜に3年ぶりの、そして、最後のヨーロッパ・クレーの地へ到着。残念ながら雨混じりの天候だったものの、翌日にはセンターコートでまたも功労賞を頂戴し、すっきりとヒゲ剃りした姿でポーズ。今シーズンは行く先々で何かしら頂けるのかもね〜 これもこれまでの努力の証。

MSモンテカルロ・シングルス1回戦のイヴァン・リュビチッチ(クロアチア)戦は初日のセンターコート。右足のためにも雨が止んで太陽サンサンの下でプレーできるといいなぁ。

ところで、チャレンジャー@フロリアノポリスの決勝はブラジル勢同士の対戦となり、20歳のトマス・ベルッチがフランコ・フェレイロをフルセットで振り切って優勝。これで彼もトップ100が視界に入ってきたな。なかなか若手が伸び続けてこないブラジルだけど、そろそろ2〜3人が束になって上がってこないとね。

2008年4月17日(木)
笑顔で・・
( photos@Andujar Press )

チャレンジャー@フロリアノポリスのシングルス2回戦対フランコ・フェレイロ(ブラジル)戦は5−7・6−7(2-7)で惜敗。しかし、この3年間でこんな感覚を味わったのは初めて・・という本人大満足のプレーのおかげで、母国ブラジルの地での最後の大会は笑顔で幕を閉じた。

右腰を押さえながらの奮闘で接戦となった第1セットだけでも40分。現在の身体的コンディションではここで胸のウルトラの星?!がチカチカと点滅する事態で、第2セットは0−3でリードされたものの、4,000人収容のスタンドに詰め掛けたサポーターの声援にぐぐっと後押しされてタイブレークにまで持ち込んだ。ビデオでみる限りでは、ポイントを短く!という戦法のせいもあって、決まる時はホントに気持ちいい! 観客の反応も素晴らしくて、相手のフェレイロにとってはほとんど敵地のようだっただろうな。

試合後に行われたセレモニーでは、数々の思い出の場面ビデオが流された。これまで観たことがない子供時代の映像には、今は天国にいらっしゃるお父さんと弟さんの姿もあり、同席したお母さん&お兄さん&パソスさんは涙もみせて感無量の様子だったが、グガはしっかりとみつめ、続くスピーチでもしっかりと語り、涙声のパソスさんのスピーチもしっかりと見守り、とっても大人〜〜で、私は胸いっぱい。

2008年4月16日(水)
半分以下
( photos@Andujar Press )

チャレンジャー@フロリアノポリス第3日目は残念ながら雨となり、ダブルス1回戦はテニスクラブの室内クレーコートに移動して行われ6−2・6−3で敗退。しかしブラジル勢同士の対戦ということもあり親善試合のような雰囲気だったらしい。

今回ペアを組んだのはパソスさんのアカデミーで修行中のチャゴ・フェルナンデス君。インタビューの受け答えが、かっ、可愛い〜♪と思っていたら、なんとまだ15歳ですと。グガも自分の年齢の半分以下のパートナーとプレーするお年頃になっていたのねぇ。チャゴ君にとってはもの心ついた頃からのアイドルと一緒に大入りのセンターコートでプレーするチャンスだったのに、雨になっちゃったのは本当に残念でした〜

添付右画像はサンタ・カタリーナ州知事さんから(多分)功労賞をいただいたところ。現実的に考えると新たな優勝トロフィーを増やすのは困難だけど、優勝するだけでは得られないものをたくさん贈られそうだね。

2008年4月15日(火)
勝ちました〜
( photos@Andujar Press )

チャレンジャー@フロリアノポリスのシングルス1回戦を6−4・6−4で突破!右足の故障でフットワークは自由にならなかったし、第2セットではずっと痛みがあったようだけど、よく頑張りました〜 良かった!良かった!

「僕の人生の中で最も大きな勝利のひとつ。ひとりの人間としての勝利であり、ずっと(心に?)残り続けるよ。」−−−というコメントと勝利の瞬間の表情だけで全てを物語っているな。

2008年4月14日(月)
食料持参をお願い
地元のアイドルの最後の花道+いずれはATPの上位大会への昇格を目指して気合いが入る大会側は、センターコート観客席をブラジル・オープンと同等のキャパまで増設したが、チャレンジャーなので入場料は無料。しかし、お客さんへは日持ちする食料を2Kg寄付してね!ってことになっているらしい。重量で考えるところがやっぱりラテンのお国。

練習コートにもお客さんを集めるグガのヒゲが日々濃くなっているのは、このフロリアノポリスの地でテニスへ導いてくれたお父さんのアルドさんへ敬意を表するため。普段は記者会見などのイベント前にはすっきりとヒゲ剃りするのに、マイアミでのパーティ&表彰式でもヒゲ面だったのであれっ??と思っていたんだけど、立派なヒゲをたくわえていたお父さんに近づくべく頑張って伸ばし中だったのだな。この人の場合”はてっ??”って事には必ず理由があるのが面白いところ。

地元での最後の大会だけに、勝ちたい!とっても勝ちたい!けれど、右足の機能は45〜50分のプレーしか支えてくれそうにないため、第2セットに入ったらパソスさんに代わってもらう・・・というのは冗談だけど、勝ちたいという気持ちは真剣!

2008年4月13日(日)
火曜日から登場
( photos@Andujar Press )

ブラジル・デ杯チームは最終結果4−1でコロンビアに勝利。9月のワールドグループ・プレーオフへ向けて、後輩達、がんばってください。

さて、いよいよ地元での最後の花道=チャレンジャー@フロリアノポリスが開幕。グガのシングルス初戦は4/15(火)・第2日目のイブニング・セッションの予定。対戦相手のサラマンカはデ杯では単複共にプレーし、シングルスの方は勝敗が決した後とはいえなかなか良いプレーをみせたようなので、地元のお客さんにしっかり後押ししてもらわなきゃね。

2008年4月12日(土)
デ杯・ブラジルリード中
( photo from UOL esportes )

デ杯対コロンビア戦は第2日目を終えてブラジルが2−1のリード。初日はブラジル先鋒のトマス・ベルッチが初のデ杯フルセットに最後は痙攣をおこして惜敗し、2試合目はコロンビア選手が足を傷めてリタイア・・と、双方共に悲喜こもごもの結果だったが、ダブルス戦はアンドレ・サ/マルセロ・メロ組が磐石のプレーをみせてくれたようだ。

初日はベンチから声援を送ったグガは、デ杯の雰囲気にホームシックを感じているそうな・・。最後まで見守りたかっただろうけれど、4/13(日)にはチャレンジャー@フロリアノポリスで記者会見が予定されているためとんぼ帰り。

チャレンジャー@フロリアノポリスのシングルス・ドローはすでに決定していて、初戦の相手は偶然にもデ杯ダブルスに登場したカルロス・サラマンカ(コロンビア)。今回もダブルスにも参戦する予定で、パートナーは若手のチャゴ・フェルナンデス君。

2008年4月9日(水)
日程変更
今週はデ杯ウィーク。アメリカゾーンでコロンビアと戦うブラジル・チームには”練習生”としても召集されていないグガだけど、ぜひ応援には来てね!とお声がかかったようで、金曜日から応援席で頑張る予定。

来週はいよいよ地元での最後の公式戦となるチャレンジャー@フロリアノポリスで、その翌週はMSモンテカルロ。その後はMSローマまたはMSハンブルグ・・という予定だったけれど招待状をもらえなかったようで、代わりにバルセロナに出場することが決定したそうだ。

ハンブルグは難しそうだけどローマの方はいけるかな〜と思っていたんだけど・・。出場予定として大会名を挙げていた時点である程度確約があるのかと思っていたけれど、そういうわけでもなかったんだな。

2008年4月1日(火)
本職には頭を垂れる
( photo from UOL Esportes )

MSマイアミのダブルス2回戦・対アスペリン(スウェーデン)/ノウル(オーストリア)戦は0−6・3−6の”タイヤ”付きで敗退。さすがに本職&USオープン優勝ペアは強かったねぇ。

これで北米での公式戦もおしまい・・・と書くと寂しいけれど、3試合をプレーできたし、パーティの主役にもなれたし、お気に入りの地マイアミでの時を(十分とは言えないまでも)楽しめたのではないかな。

2008年3月30日(日)
初戦突破
残業続きで画像探索の旅に出られないのが残念だけど、祝!ダブルス初戦突破(スコアは7−6(7-4)・6−2)。デ杯などで実績を残しつつあるスペイン・ペアに対して、お久しぶりね〜♪のベテラン・ペア、でかした。

たかが1回戦クリアーだけど、なんてったって13ヶ月ぶりの勝利の味だもん。もちろんシングルスの勝利も欲しいけれど、コート上に一緒に勝利を喜ぶことができるパートナーがいるのは良いものだ。グガ自身も、ようやく勝つことができてホッとしたのだそう。

2008年3月28日(金)
功労賞
( photos from UOL Esportes)

3/28(金)にはATPがグガの12年に渡るプロ生活を讃えるパーティを開催し、添付画像のジョコビッチやラペンティに加え、フェレーロやアルマグロやMSマイアミに参戦中のブラジル勢&親交があったイスラエル勢や女子選手たち、そしてマグナス・ノーマンやアルベルト・コスタやガウディオやサバレタ等、土の舞台で熱戦を繰り広げたライバル&仲間たちが参加して盛り上げてくれた様子。パーティの主役は地味なリゾラバ(古・・)っぽいいでたちだけど、会場入口にはハリウッド風にレッドカーペットが敷かれていたらしいですぞ。

きちんとジャケット着用のラペンティは功労賞のプレゼンターも務め、記念品と共に手渡されたプレートの刻まれた名前は Gustavo ”Guga” Kuerten。後にも先にもこれだけニックネームが浸透した選手はいないだろうなぁ。

さて、8年と5ヶ月ぶり!に再結成のグガ&ニコラペ組のダブルス1回戦は、3/30(日)・第5日目のコート2で行われる予定。相手はベルダスコ&F.ロペス組(スペイン)。色男3人に囲まれて頑張ってくれたまえ!

2008年3月26日(水)
センターコート、そして、ダブルス再結成
( photos@EFE )

MSマイアミ第1日目のセンターコート第3試合として行われたシングルス1回戦・対セバスチャン・グロージャン(フランス)戦は、1−6・5−7で敗退。ブラジル・オープン1回戦の第1・2セットが入れ替わったスコアで、総ゲーム数も奪ゲーム数も同じだけど、感触はずっと良かったらしい。それに2セット目が盛り上がった方が楽しいしね。ただし、右足は相変らず痛むし、プレーしている間に右足の付け根部分の関節がズレてしまうそうで、プレー中以外は常に右足を手で押さえながらズレを直す仕草がみられたようだ。

そんな状態にも本人は慣れてしまったようで、「誰か代わりに押さえていてくれるといいんだけど。」なんて語っております。その足で走り回って良いのかしら?と心配になるけれど、南米人を中心としたお客さんのグガ・コールに鼓舞されながらナイスショット&エースも披露し、これで北米でのシングルス公式戦はおしまい。

シングルス敗退後に伝えられた嬉しいニュースは、ダブルスでもワイルドカードが与えられ、友人であるニコラス・ラペンティ(エクアドル)と久々にコンビを組むことが決まったこと。ブラジル・オープンの時に願いをこめて書いておいて良かった〜 

2008年3月19日(水)
もうひとつ招待状



( photo from Revista Tenis )

MSモンテカルロの主催者がグガへワイルドカードを出すことを認めたそうで、これでまたひとつ出場大会が確定。1999年と2001年に2回チャンピョンとなった地は、先日展示会へ表敬訪問したアイルトン・セナがグランプリで数々の名場面と勝利を飾ってみせた特別な地でもあり、そこへ戻ってプレーできるのはとっても嬉しい・・とのこと。

ワイルドカード確定は嬉しいけれど、いよいよ”活躍の地”ヨーロッパ・クレーでのラスト・シーズンが近づいていることを実感してしまうな。

もっとも、ヨーロッパ・クレーの前に春の北米・ハードコートで最後のお目見えとなるMSマイアミが控えております。現在は実戦の雰囲気の中で練習&調整するべくMSインディアンウェルズに”練習生”として参加中で、今のところカニャスやジョコビッチと練習する姿をキャッチされているようだ。

2008年3月14日(金)
大好きな人がいっぱい
( right photo from GP / left photo from Tribuna Catarinense )

左側の画像は、パソスさんのアカデミーがある街カンボリューで開催された、アイルトン・セナを讃える展示会に友人たちと連れ立って現われたところ。決して観光客ではありません?! セナのお姉さんヴィヴィアーヌさんが代表を務めるIASとグガのお母さんが代表のIGKはパートナーの関係でもあり、今後益々お付き合いが多くなるだろうし、何といってもブラジルを代表するスポーツアイドル同士だもんな。

右側の画像は、1/15のDiadra/GUGA KUERTENコレクション発表会@サンパウロのものだけど、背後にフィリッポ・インザーギ(ACミラン・イタリア)のパネルが写りこんでいるのが個人的ツボだったので保存していたもの。私のスポーツアイドル同士ということでついでに貼り付けちゃおう。

2008年3月5日(水)
また泣いちゃうかも?!
( photos@Andujar Press )

3/5(水)には4月に開催されるチャレンジャー@フロリアノポリスの開催要項発表に参加し、パソスさん共々記者会見。地元中の地元での最後のプレーとなるだけに、ブラジル・オープンの時以上に感傷的になってしまうかも・・・なのだそう。家族・親戚・友人が勢ぞろいだろうからねぇ。

身体的コンディションの方も気になるが、今はコート上での練習1時間+理学療法という毎日らしい。もう少し長く練習できるといいけれど、長くトレーニングすると筋力アップよりも逆に傷めてしまう可能性の方が高いんだろうなぁ・・・。

2008年2月22日(金)
招待状 (画像は関連なしです)
( right photo@Joan Pires / left photo@Marcelo Ruschel )

来月のMSマイアミのワイルドカードが確定。確約はもらっていたんだろうけれど、公式に発表されるとやはり安心だ。

気になるのはブラジル・オープン1回戦では第2セットの時点でままならない様子だった右足のコンディションだけど、何か超常現象が絡んでいるのかと思うくらいに精神的にも身体的にも疲れた〜と語っていたので、やはり”最後のブラジル・オープン+昨年のマイアミ以来のシングルス”ということがメンタル的に大きく、それが身体的にも影響したんだろう。ポイントを短くとるという戦法もハードコートの方が上手くいきやすいと思うので、目指せ、1勝!を掲げておこう。

上に貼り付けた画像はMSマイアミとは全く関係ないブラジル・オープンのもので、先週の画像群の中の個人的”可愛いトップ2”! アンドレ・サのお嬢さんカロリーナちゃんは昨年はまだまだ赤ちゃんだったけれど、女の子らしさが出てきてとっても可愛い。きっとパパの頑張りの原動力になっているんだろうな。現役中は独身宣言をしていたグガだけど、現ガールフレンドとのお付き合いも(ずっと続いていたのかは知らないけれど)もう5年半以上になることだし、数年後のブラジル・オープンにはパパの顔が見られるかもね。

2008年2月16日(土)
大忙し
( right photo from Brasil Open / left photo@Antoine Moreil )

ブラジル・オープンでの選手としての仕事は2日目で終わっちゃったけれど、サイン会でファンにサービスしたり、子供たちにテニスレッスンしたり、歌手になったり?!、植樹をしたり・・で大忙し。画像もビデオも全部は追いきれないくらいだけど、例のごとく調子っぱずれのグガの歌に笑いが止まらず全然歌えない様子のマルセロ・メロの様子が可愛い〜

そのマルセロ・メロとアンドレ・サはダブルスで見事に優勝!おめでとう〜

シングルスではジュニア時代からの友人であるカルロス・モヤ(スペイン)とニコラス・ラペンティ(エクアドル)が勝ち進み、準決勝では見ごたえのある対戦をみせてくれたようだけど、今大会のグガの存在なり様子なりがふたりには何らかの刺激になっていたのではないかな・・。シングルス敗退が決まった後のグガの涙々のスピーチに、”自分も泣きそうになった”というモヤは、キャリアに影響があるほどの深刻な故障が無かったことがいかにラッキーなことかを改めて感じたし、そう遠い将来ではない自分の(引退の)時はどうなるだろう?も考えたそうだ。

モヤと同様に、グガの故障の様子に関しては前々から本人から話を聞いていたというラペンティは、記者も感心するほど上手なポルトガル語を話すそうだが、彼のポルトガル語はグガとジュニア時代にダブルスを組み始めてから覚えたそうだ。グガの引退はもちろん残念だが、2年前よりは幸せそうな顔をしている・・というコメントが友人らしいな。2年前は本格復帰しようとしていたのに再び故障を悪化させた大会になっちゃったからね。

昨年のMSマドリードではモヤとの初ダブルス・ペアが実現したことだし、次のMSマイアミあたりでラペンティとの久々のペア結成があったりしたらいいなぁ。

2008年2月12日(火)
感慨
( right photo@EFE / left photo@Joan Pires )

どんなに嬉しい勝利であっても、どんなに悔しい敗北であっても、こみ上げてくるものはぐっとこらえてきたけれど、”最後の母国の大会”は違うのだなぁ、本当に今シーズンで引退なのだなぁ・・と胸いっぱい。試合後のスピーチで家族やガールフレンドに感謝の言葉を伝えた後に、パソスさんへの感謝の番になるとスピーチを続けられないほど感極まっている様子に、”師弟+父子同然”の強い結びつきが現われていた。

”ローランギャロスで勝った時(のスピーチ)より難しい”という言葉で始まったこのスピーチは、予定していたものでも、予定されていたものでもなく、試合後の会場の雰囲気から自然に始まったもの。それだけに自然と気持ちが溢れてしまったようだけれど、それでいいんだよ。

順番が前後してしまったけれど、シングルス1回戦は5−7・1−6で敗退。試合の序盤は積極的に打って出て、相手のベルロクを守勢に回すほどで、本人が期待していたよりも良いプレーが出来たようだが、試合時間40〜45分を過ぎたあたりから右足の筋力が落ちてしまったそうだ。それは予想されていたことなので出来るだけポイントを短くとっていく作戦だったが、今ひとつ上手くいかなかった・・というのが反省点。第2セットでは腰の治療を受けながらのプレーになり、走り回る脚力は残されていなかったようだ。画期的に良くなることは期待できないからこそ最後のシーズンになっているわけだけど、次のMSマイアミまでに十分にケアして、もう一歩良いコンディションでプレーできますように!

2008年2月11日(月)
お次はシングルス
( photo from Globo.com )

2/11(月)・・が暮れて2/12(火)に日付が変わった深夜0時50分から始まったダブルス1回戦は、残念ながら3−6・3−6で敗退。しかし、夜中にもかかわらず残ってくれた観客のおかげでとても雰囲気良くプレーできた様子。でも、背丈は並の成人以上とはいえ、16歳にこんな深夜労働をさせてよいのかしらん??

シングルス1回戦は第2日目・センターコートのナイトセッション。24時間内に2試合という日程には不安がありそうなコメントだけど、まぁ、2日目もどんどんオーダーがおして夜中になるかもしれないし。

2008年2月10日(日)PM
まずはダブルスから
( photo from Brasil Open )

2008年第1戦はダブルスからスタートの予定。今週のバレンタイン・デーに17歳の誕生日を迎えるアンドレ・バラン君との初ペアの初陣は第1日目・センターコートのナイトセッションで、相手はフォニーニ/ヴォランドリ(イタリア)組。バラン君はパソスさんのアカデミーで修行中の身なので、一緒に練習はできているだろうけれど、試合になるとかなり緊張しちゃうと思うので、しっかりと面倒をみなくてはね。

2/10(日)の午後に行われた記者会見では、身体的なコンディションはベストの状態からはほど遠く、トップ選手と対等にプレーできる状態ではないけれど、出来る限りのトレーニングをしてきたし、試合でもできる限りのプレーをしたい、そしてテニスを楽しみたいと語っていたようだ。”テニスを楽しみたい”は今シーズンの大きな目的でもあり、”テニスをプレーするのはとても楽しい”はこれからの若い選手や子供たちに一番伝えたいことでもあるそう。

2008年2月10日(日)AM
Brasil Open ドロー決定
( photos@Antoine Morel )

2008年シーズンの第1戦ブラジル・オープンが開幕間近。2/9(土)の午後からセンターコートで練習を開始したものの、コート半面での練習だったためコートとショットの感触を確かめるという感じで、あまり走り回る場面はなかったようだ。でもビデオで見る限りはお天気が良くてとっても気持ちが良さそう〜 この日はヒゲもじゃだったけれど、2/10(日)の練習では午後から記者会見が予定されているせいかスッキリ爽やか。

シングルスのドローは既に決定済みで、1回戦の相手はカルロス・ベルロク(アルゼンチン)。まぁ、相手がどうのこうのという段階ではないので、できるだけ良いコンディションで初戦を迎えられるといいな。

2008年1月26日(土)
第1戦まであと2週間少々
”今シーズンで引退”の意志を表明してから、今まで見たことがない幼少時〜ジュニア時代の写真や、長年の友人やデ杯関係者や僚友が語るエピソードが紹介されることが多くなり、語られたことがなかった苦労話が色々あったんだなぁ、友人も感心するほどの筋金入りの前向き思考なのだなぁ・・を改めて実感した。アンドレ・サらの話によると、故障箇所はずっと痛かったようで、それでも挑戦を続けてきたのはテニスを愛しているからだ・・と、この点で周りの認識が一致していたのはとっても嬉しいこと。

正式に本人の口から引退の決意をきいて、ファンはそれぞれの想いを巡らせたと思うけれど、私が一番に思ったのは”残念!”と”良かったな・・”のふたつ。

残念!は、もちろん身体的な故障でキャリアをストップしなければならなくなったこと。「今でもトレーニングや競り合うことに”飢え”を感じているし、コート上で5〜6時間練習することは僕にとっては苦行でも何でもないけれど、身体の機能がそれを許してくれない」 「(続けていくのに)足りないのは身体だけ」−−−というコメントをきくと気持ちと意志があるだけになおさらに残念!だけど、”故障とキャリア”はスポーツ選手にとっては一番の命題でもあるしなぁ。

良かったな・・は、身体の故障という自分の意志ではどうにもならないことが一番の原因とはいえ、しっかりと自分で判断して決意できたと思われること。パソスさんが「彼(グガ)は常に挑戦したがっていたから、(引退の)決断がいかに難しいものだったのか私にはよくわかる」と語っていたように、意志が強いからこそここまで挑戦を続けてきたし、挑戦を続けたかっただろうけれど、どこかで冷静な見極めが必要だったのは確か。

グガが自身で引退を考え始めたという時期は、昨年のデ杯プレーオフが終わった頃だけど、ちょうど2度目の手術から3年が経ったということが大きかったと思う。故障が本格的に問題となったという2001年後半から6年、そして2度目の手術後から懸命に改善の努力を続けてきて3年という事実は、意志と頑張りとは切り離して、冷静に現状を検証して判断しなければならないと考えるに十分だったと思うのだ。

冷静に検討を始めても、パソスさんの言葉どおりに決断は難しいものだったと思うけれど、公に表明するまで3ヶ月の間にしっかりと自分の言葉で伝えられるまでに納得できたのが”良かったな・・”だった。スポーツ選手にとって引退の決断は必ずやってくる大きな門で、これを自分の力でしっかりと開けることで次のステージも大きく広がってくるもの。引退を間際にしたスポーツ選手の中には、その先の姿を想像できない人もいるけれど、グガの場合は現役を引退した後でも貢献できる仕事が一杯待っていると思う。

ただし、実際の引退はまだ先の話。記者会見では 「振り返ってみると、テニスをプレーして幸せだったし、何ひとつとして後悔することもないし、悪い思い出もない。あらゆる面で僕が予想していたことを上回るものをもたらしてくれたよ。(テニスには)感謝の言葉以外にない」と語っていたけれど、まだまだ良い思い出をつくる機会があるし、予想を上回ることだって起きるかもしれないしね。大会に参戦するからにはバリバリの現役として挑戦してほしいし、挑戦してくれると思うので、応援する側としても毎日少しずつシフトアップして”シーズン・イン”に備えたいと思う。

2008年1月16日(水)
ばななをいっぱいたべよう〜
昨日目を通せなかった記事を制覇するか!と思ったけれど、涙を拭いながら笑顔で語るパソスさんの姿と言葉にうるっ・・・ときてクリックする動きが止まっちゃったし、ブラジルの通信社系サイトだけでも120を越える記事が出て2〜3日ではとても無理な量なので、のんびり&じっくり読み進めていくことにしよう。

昨日は観られなかった会見のビデオを観ると、いつものとおり声も話しぶりもしっかりしていたけれど、昨年暮れに細っそりしちゃった顔がまだ元には戻っていないのがよくわかるなぁ。スチール画像では気づかなかったんだけど・・。これからトレーニングが本格化すると益々細くなっちゃいそうだけど、重大な決断を公にしたことで少しは気が楽になって、ちょっぴりぽっちゃりになれるといいけどね。

2008年1月15日(火)
じっくりと考えての結論
( left photo from Globo.com / right photo@Giancarlo Giampietro )

1/15(火)の会見を待たずして、本人がTVのインタビューで喋っちゃったのですでに”公式”になっていたけれど、改めて2008年シーズンをもってプロテニス選手としてのキャリアを締めくくることを表明。

2008年の出場予定大会は先週出回っていた情報とは少し違っていて・・・

2/11〜 ブラジル・オープン (単複ともにワイルドカード確定。ダブルスのパートナーは若手のトーマス・ベルッチ →さらに若手クンに変更)
3/26〜 MSマイアミ
4/14〜 チャレンジャー@フロリアノポリス (ワイルドカード確定)
4/21〜 MSモンテカルロ
5/5〜 MSローマ 又は 5/12〜 MSハンブルグ 
5/25〜 ローランギャロス

地元以外の大会はこれからワイルドカードをお願いしなければならないけれど、暫定とはいえ大会名を挙げているからにはある程度の約束は取り付けているのかな・・。北京オリンピックへの希望も口にしているけれど、とにかく予定した6大会にできるだけ良いコンディションで臨めますように!

引退の理由は身体的な問題のみで、気持ちや意志だけならあと3年はプレーしたかった・・・というのはこれまでも語っていたことだけど、2001年後半から問題となった右足の故障は今も痛むようで、プレーを止めたとしても、その後の人生においてもずっと付き合っていかなければならない痛みになっているのだそう。やはり今まで口にしていたよりも状態は悪かったんだな。

ここ数年は”引退か?”の噂が常につきまとっていたけれど、グガ本人が引退を検討し始めたのは約3ヶ月前からで、家族やパソスさんと一緒に話し合い、状況を検討し、今後についての計画を立てながら下した決断であり、じっくりと備えることができたと考えているようで、その点は良かったなと思う。毎回会見のコメントを読むとそうなってしまうけれど、やはり今回は格別のじわ〜っと感があるなぁ・・。じわ〜っと噛み締めながらじっくりと読んでいこう。

2008年1月10日(木)
記者会見予定

プレスリリースによると、来週1/15(火)に行われるDiadra/GUGA KUERTENコレクション発表会@サンパウロに併せて記者会見を行い、その場で2008年シーズンの”日程と計画”が発表されるとのこと。

プレスリリースの内容は今までと特に変わりないし、”日程と計画”という書き方も今回だけではないので、どんな内容になるかはうかがい知れないけれど、あと数日後には判ることなので、あれこれ想像はせずにのんびり待っていよう。


2008年1月7日(月)
ひとつの記事が駆け巡る
1/6(日)の O Estado de S. Paulo 紙の記事内容がブラジルの各サイトで取り上げられ、それが海外にも流れ、2008年は”さよなら”ツアーとなることが決まったみたいな報じられ方だけど、まだ来年の日程についての公式な発表はなし。

記事を書いたモレイラ氏はグガ関係では事情通と目されているので、彼が断定調でスクープ記事を書くと一気に広まるし、実績としてみても彼が断定調で書いた記事の信頼性はかなり高かったけれど、ここ2年くらいは大きく外すケースも出てきたので(2006年8月の引退会見となるかも?記事など)、グガ本人のコメントが出るまではなんとも言えないな。

2008年1月3日(木)
パソスさんも根負け?!

( photos from clicRBS )

1/3(木)には予定どおりに地元フロリアノポリスでDiadoraとGUGA KUERTENのコラボレーションとなる新コレクションが発表されたが、予想されていた2008年シーズン序盤の日程発表はなし。まぁ、出場するにはワイルドカードを取得しなければならないので、なかなか事前に発表はできないんだろうな・・。

ひとつ、おっ?!だったのは、自分が出来ることは全てやった発言が続いていたパソスさんが、もう一度行動を共にする姿勢を表明したこと。しかし、通常のプレーヤー&コーチ関係を超えて、家族のひとりとして、又、人生の先輩として支えていこう!という感じ。−−−「グガは彼にとって特別な1年を迎える。自分が何を欲しているかをしっかりと決める1年だ。私は彼をサポートする準備が出来ている。それが私の決めたこと。」

〜2008年シーズンを前に〜   

私にとっては”初心に帰って”の2008年シーズン。あまり考え過ぎず、その時感じたことを、その時に記していくことが更新に繋がっていけば・・と思います。それが随時の更新になるのか、定期的になるのか、たま〜にになるのか、全くなしになるのかは2008年シーズンの流れと自分の気持ち次第だけど、とにかく今思うのは、グガが自分自身で納得がいくコンディションでプレーできますように!のみ。

気持ちだけは一緒にがんばろ〜!


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