モバイル関連ニュース 97年11月分


【97/11/30】
 テグレット技術開発株式会社から不定型データベースの専門メーカーによる新発想のE-Mailデータベースソフト「カナタからの手紙」が公開されています。ベータ版のダウンロードは開始されていますが、価格,発売日とも未定です。特徴として、受け取ったメールを自動的に完全データベース化可能で、メール本文内の高速全文検索も可能です。また、検索右メニューの「この人からの一覧表示」「この人宛の一覧表示」「くれた人リスト」で探したい文書をすばやく一覧表示も可能です。特筆すべきことは、マルチユーザー対応で、1台のパソコンを複数で使用している環境にも対応します。しかも、パスワード機能も搭載しています。しかし、メールをソートして表示可能な機能名が、「カナタからの手紙」で「後ろから前から」機能とは、ツウ(何の?)を泣かせるネーミングです。

【祝!号外(97/11/29)】
 集英社が発行する「BART 12/8号 NO.24」(月2回発行)の[けっこうイケてる 完全「ケータイ人間」入門!]の記事において私へのインタビュー内容を紹介して頂きました。その中で、「<テレ・ビジネス族>の中の最先端」と紹介して頂きました。(^^;) 掲載有り難うございました。 *注 <テレ・ビジネス族>とは、電通総研の西山氏が命名した"情報をビジネスで使う人々"の分類名称のことです。

【97/11/29】
 日本アイ・ビー・エム株式会社から付属のIDE PCカード(TypeII準拠)でノートブックPCと簡単接続可能で、携帯性に優れた2GBポータブル ハードディスク ドライブ「IBM ポータブル ハードディスク ドライブ HD-2GP」が公開されています。価格は本体が79,800円、プラグ収納式小型ACアダプター(電池駆動未対応)が4,700円です。また、Windows95(プラグ&プレイ対応),Windows NTをサポートしています。デザインもグッドですね。

【97/11/28】
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が5万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。「internet ASCII」の'97年12月号 "BestWeb特集"に、この「モバイル虎の穴」と「NTイントラ虎の穴」を掲載して頂きました。有り難うございます。

【97/11/28】
 テラネットワークシステムからHP200LX対応で現在販売中の他社製4MB増設メモリに比べ、実に4倍以上のコストパフォーマンスを実現する「HP200LX対応 16MB・32MB増設メモリボード AddRAM/LX2(アドラムLX2) 」が公開されています。12月5日から発送開始で、価格は43,800円(32MB増設メモリボード)です。2倍速クロックアップに対応し、メモリコネクタは標準添付品となっています。やった〜、凄すぎます! 5MBメモリ化済みの(増設4MBメモリが無駄になる)私でも、充分魅力的な価格設定です。

【97/11/27】
 シャープ株式会社から暗い場所でも見やすいバックライト付き液晶ポケット情報ツール「液晶パッド“wiz”<PA-X500>を新発売」が公開されています。11月28日から発売開始で、価格は26,000円です。気になる重量は約140gで、厚さは15.7mmです。特徴として、「クイックメモ」や内蔵辞典など、従来機能を継承しながら、シルバーメタリック調のデザインを新たに採用したことがあげられます。しかし、このモバイル虎の穴で【97/11/10】に紹介したばかりの「液晶パッド“PCwiz”<PA-Z900/PA-Z900PC>」との明確な違いが、パッと見て分からなかったのは私だけ?

【97/11/26】
 カシオ計算機株式会社から交通経路検索“トラベルナビゲータ”などソフトも充実させた「Windows CEバージョン1.01日本語版」搭載のハンドヘルドPC「高速CPUを搭載した“カシオペア”新製品 A-51V」が公開されています。12月10日から発売予定で、価格は88,000円です。従来から指摘があった動作にやや緩慢さがあるのを解消する為、80MIPSの高性能CPU“SH-3(クロック周波数80MHz)”が採用(従来はSH-3のクロック周波数40MHz)され、処理速度の向上が図られています。また、HTML3.2に対応し、フレームを使ったホームページも閲覧できるWebブラウザ「Net Front」も添付されています。また、日本電気株式会社(NEC)からもハンドヘルドPCの新機種「メモリも使い易さもアップしたモバイルギア2モデルの発売について」が公開されています。「Windows CEバージョン2.0日本語版」が来春?に控えていますので中途半端な気はしますが、ボーナス商戦もありますので今回の新機種投入は理解出来ますね。

【97/11/25】
 ラオックス株式会社から「ザ・コンピュータモバイル館オープン」に伴う「ザ・コンピュータMOBILE館」が公開されています。6フロア構成で、デジタルカメラ,デジタルムービー,PDA&PHS,携帯電話,サブノートパソコン/ノートパソコン,ネットワーク関連商品等が品揃えされ、文字通り「モバイルの館(やかた)」状態です。東京出張の際に覗いてみたいと思います。

【97/11/24】
 株式会社アイ・オー・データ機器から東芝製8.5mm・2Gバイトハードディスクドライブ採用しているので、ハードディスク換装後もすっきりスマート(IBM製9.5mm厚タイプを使用するとLibretto 20,30は裏ブタに無理がかかる)な「Libretto用内蔵大容量HDDが新登場 簡単な入れ替え作業で2Gバイトへ」が公開されています。12月中旬から出荷予定で、価格は44,800円です。日本アイ・ビー・エム株式会社の「9.5ミリ・メートル厚で99グラムの3.2GBの2.5インチHDD」(厚さ9.5mm,3.2ギガバイト,重量99g,95年10月サンプル出荷開始,サンプル価格70,000円)と、株式会社東芝の「GMRヘッドを世界で初めて採用した2.5型磁気ディスク装置の商品化について」(厚さ8.45mm,3.2ギガバイト,重量95g,98年1月サンプル出荷開始,サンプル価格80,000円)が、発表済みですので、インパクトは弱いのですが、「ハードディスクのデータ転送サービス」の紹介までしてあるので、ビギナーの方も安心して入れ替え可能です。でも、現在最新鋭機「Libretto 70」の内蔵1.6GBディスクってIBM製じゃありませんでしたっけ?

【97/11/23】
 Microsoft社からインターネットエクスプローラ(IE)の、あるサイトにIDとパスワードでログインし、そのサイトが別のサイトにリダイレクトした場合、次のサイトでもIDやパスワードが読み出せてしまう「ページ・リダイレクト」バグ修正用パッチ(今回Windows95/NT 4.0用のIE3.02/IE4.0対応のみ)を公開した「Fix now available for Page Redirect issue」が公開されています。Windows 3.1, Windows NT 3.51やMacintoshは対象外です。現在提供されているのは英語版用パッチのみで、日本語版対応はリリース待ちです。CNET社からは、この「ページ・リダイレクト」バグに関する記事マイクロソフトが「リダイレクト」バグを修正(日本語訳)も公開されています。

【97/11/22】
 株式会社日立製作所からコントローラの1チップ化により、大容量化と低消費電力化を実現した業界最大容量45Mバイトの小型フラッシュカード「コンパクトフラッシュ」と、150Mバイトの「PC-ATAカード」を製品化が公開されています。「コンパクトフラッシュ45Mバイト」は本年12月からサンプル出荷開始で、サンプル価格は75,000円です。私の保有するコンパクトフラッシュを装着可能な「Picona(ピコナ)」は、従来の最大容量であった30MBタイプで約524枚撮影可能となっていますので、単純計算すると今回の45MBタイプでは、約786枚撮影可能となります。う〜ん、凄すぎる!

【97/11/21】
 松下電器産業株式会社/松下寿電子工業株式会社から1.8インチカラーTFT液晶モニター,コンパクトフラッシュカード(メモリーカード),光学ファインダーを装備し、本体寸法91×60×31.5、重さ約142g(電池、メモリーカードを除く)で、世界最小、最軽量のデジタルカメラ(液晶モニター,メモリーカード付きタイプ)「デジタルカメラCOOLSHOTII(メモリーカードタイプ)を発売」が公開されています。12月3日から発売開始で、価格は54,800円です。また、デジタルズームモード(2倍拡大)での撮影や、マルチ画面再生(9画面)、自動連続再生によりパソコン無しでプレゼンテーションもできるなど、多彩な機能も有しています。5月に発売された前機種より、軽量になり価格も下がっています。何と言っても外部媒体であるコンパクトフラッシュカードを採用したことが、大きなポイントです。外観も精悍になりました。

【97/11/20】
 11月17日〜21日(現地時間)に米国LAS VEGASで開催されているパソコン関連製品の展示会としては世界最大級のイベント「COMDEX Fall '97」が公開されています。会場には「Windows CE 2.0」が搭載されたHandheld PC(H/PC)が多数出展されているようです。「PC Watch」の「COMDEX Fall '97会場レポート第1弾〜Windows CE 2.0搭載H/PCが出揃う〜」を紹介させて頂きます。写真が重たいのですが、さすがのレポートです。

【97/11/19】
 シャープ株式会社から「パワーザウルス」のパフォーマンスをポケットサイズに凝縮(16階調のモノクロ液晶,薄さ約15mm/重さ約195gのザウルス史上最小サイズ,10MBの大容量メモリー)させた「モバイルビジネスツールザウルスポケット<MI-100>シリーズを新発売」が公開されています。11月28日から発売開始で、価格は83,000円(10MBメモリーモデル,14.4Kbpsモデム内蔵)です。わずか約195gの機器であるにも関わらず、出来ないことは無い程の機能の充実ぶりです。勿論、インターネットメールもWebブラウジングもOKです。「胸ポケットに入れて持ち歩ける!」が今回のキャッチコピーですが、全世界でシェアナンバー1の「PalmPilot」(重量162g)をかなり意識したコンセプト商品だと思います。このモバイル虎の穴で【97/11/10】に紹介したばかりの「液晶パッド“PCwiz”<PA-Z900/PA-Z900PC>」が、米国モデルと違ってどうして内蔵モデムが省略されていたのかが謎でしたが、謎は解けました!(ジッちゃんの名にかけて! by金田一)この「ザウルスポケット」との差別化の為だったんですね。尚、「Hi-Speed Compact!ザウルス ポケットデビュー」の特集ページもあります。

【97/11/18】
 NTTDoCoMoから現在サービス中のモバイルコンピューティングや衛星移動通信サービスが実際に体験でき、データ通信に関する技術コンサルティング等も受けられる「モバイルコンピューティングラボ 丸の内」の開設についてが公開されています。新宿に次いで、11月10日よりオープンです。特に展示関しては、商用化する前の開発中の商品についても、動態展示,静態展示をまじえた展示が予定されている為、楽しみです。

【97/11/17】
 株式会社東芝から厚さ8.45mmの磁気ディスク装置としては業界最大クラスの3.2ギガバイトの記憶容量を実現した(重量95g)
「GMRヘッドを世界で初めて採用した2.5型磁気ディスク装置の商品化について」が公開されています。98年1月よりサンプル出荷開始で、サンプル価格が80,000円です。このページで【97/10/17】に紹介した日本アイ・ビー・エム株式会社の「9.5ミリ・メートル厚で99グラムの3.2GBの2.5インチHDD」(95年10月からサンプル出荷開始,サンプル価格70,000円)の対抗製品です。現行の1.6GBタイプは充分に値がこなれてきていますので、この3.2GBもサンプル価格から現実的な価格に早く移行して欲しいです。

【97/11/16】
 富士写真フイルム株式会社から画像データ等を記録する記録メディア「スマートメディア(2MB,4MB,8MB)」を3.5インチフロッピーディスクドライブから簡単にパソコンに取り込める“FlashPath”フロッピーディスク アダプター「FD-A1」を新発売が公開されています。12月15日から発売開始で、価格は12,000円です。展示会に参考出品され、発売が待たれていた製品です。PCカードに変換するアダプタも存在しましたが、インパクトは今回の製品の方が大きいです。

【97/11/15】
 マイクロソフト株式会社からWindows 95版のInternet Explorer 4.0 で "Buffer Overrun問題" として知られるセキュリティバグ対策の日本語版のパッチ(NTは影響ありませんので、パッチを適用しようとしてもはじかれます)も含む「Internet Explorer セキュリティ情報」が公開されています。不具合に内容は、「res://」というURLの先頭文字を利用し、257文字目以降(IE4.0は、通常256文字以上のURLを受け付けない)に実行コードを埋め込むことで、その実行コードがそのまま渡ってしまい、ローカルなプログラムを動作させられる可能性があるというものです。日本語版のパッチ(0.9MB)は、「Buffer Overrun Patch for Windows 95 - Japanese Version」で入手可能です。しかし、肝心な「Internet Explorer セキュリティ情報」のページがIE4.0以外(IE3.Xでさえ閲覧不可)では見れないようにわざわざ作成してあるとは、参ってしまいます。英語の同情報のページ「Internet Explorer Security」はちゃんと、一般のWebブラウザで見れますヨ〜!

【97/11/14】
 Hewlett Packard社からWindowsCE2.0対応のHP360LXを出荷開始する「HP First To Ship Handheld PC Featuring Windows CE 2.0 -- the HP 360LX Palmtop PC」が公開されています。サイズは18.3 x 9.4 x 2.9cmで、重量は457gです。またstreet price は $699 (U.S.)です。「HP 360LX Palmtop PC」のスペックがありますが、気になる表示周りは、640 x 240 (1/2 VGA) で、FSTN, LCD with 16 grey scalesとなっています。特筆すべきなのは、従来機では不可能だった「一画面で1ヶ月のスケジュールを表示する」(英語表記では「Month-at-a-Glance」)が可能になっています。絶対私が「HP200LX」から「WindowsCE搭載機」に移行出来ない理由が、これでしたから、要!注目です。今回のCPUは、日立製の「SH-3 RISC 60MHz」ですが、その日立からは、32ビットRISCマイコン「SuperHファミリー」の次世代機種となる「SH-4マイコン」を98年1月からサンプル出荷が発表されており、ナント動作周波数が200MHzで処理速度が360MIPS(従来のSH-3が60MIPS)ですから、今後の発展も期待できます。

【97/11/13】
 NTTDoCoMoから80gの壁を突破し、約79gと世界最軽量(従来は「デジタル・ムーバF203 HYPER」約83g)を実現した800MHzデジタル方式の携帯電話機「デジタル・ムーバ P205 HYPER」を発売する「世界で最小・最軽量の携帯電話機を発売」が公開されています。11月11日から発売開始で、価格は34,800円です。約18mmの薄型で、最も薄い部分は約15mmです。また、漢字、ひらがなでのメモリダイヤル登録可能となっており、当然「伝言メモ機能」でメッセージを録音可能(約18秒/3件)です。

【祝!号外(97/11/13)】
 株式会社扶桑社が発行する「週刊 SPA! 11/19号」の「巷の[イマイチ・モバイラー]たち」の記事(凄い表題ですね)において私へのインタビュー内容を写真入り(P28〜29)で紹介して頂きました。特集の内容を聞いて心配していたのですが、トホホな事例では無く、「筋金入りモバイラーの”オレ流モバイル術”」の方での登場です。(^^;) 掲載有り難うございました。

【97/11/12】
 Netscape Communications社からFTPサイトよりダウンロード可能な形態で一部環境で「Java」がうまく動かないという不具合にも対応した「Netscape Communicator 4.04」Windows,unix版(英語版)が公開されています。尚、グラフィックフォーマット「PNG」への対応等がなされています。

【97/11/11】
 株式会社アルプス社から電子地図「プロアトラス97」シリーズに全国版が新登場し、全国版ならではの多彩な情報を「地理情報事典」として掲載した「プロアトラス97日本広域」10月18日(土)新発売!が公開されています。7万5千分の1相当の縮尺から日本全図まで、4段階の地図で日本全国をカバーし、東京23区・大阪市・名古屋市には2万分の1相当の拡大地図も用意されています。また、町大字名検索,施設名検索に加えて、祭りや花の名所などの観光情報,統計ランキング,日本百名山,世界遺産等の情報も「地理情報事典」として搭載されているとのことです。

【97/11/10】
 シャープ株式会社から簡単操作でパソコンと双方向にデータのやり取りができる「シンクロナイズ機能」を搭載した、高度な個人情報の管理が簡単スピーディに行えるポケット情報ツール「液晶パッド“PCwiz”<PA-Z900/PA-Z900PC>を新発売」が公開されています。11月25日から発売開始で、価格は35,000円(『シンクロインタフェース』同梱タイプは45,000円)です。気になる重量は約145gで、厚さは12mmです。特徴として、パソコンと接続し個人情報を簡単にシンクロナイズ(データ同時更新),自然な書き方の文字も認識する「続け文字認識」,1ヶ月の予定が詳しく一覧できる「1ヶ月スケジュール」、簡単に計画がたてられる「クイックプランナー」機能等があります。特に私は個人的に、スケジュールは1ヶ月が一度に閲覧出来ないと意味が無いと考えていましたので、高精細表示により実現した「1ヶ月スケジュール」は特筆ものです。基本的には、アメリカで爆発的に売れている「PalmPilot」対抗製品として発売中の「Sharp SE-500 Mobile Organizer」を国内版にしたもの?ですが、通信機能が省かれています。日本では「ザウルス」とのすみわけ上、そうなったのでしょうが、マーケティング上の正解はどちらでしょうか?

【97/11/10】
 この「モバイル虎の穴」のモバイル虎の穴ワープゾーン(リンク集)を、ようやく最新化し、多少なりとも使いやすいレイアウトに変更しました。是非、ご活用下さい。

【97/11/09】
 横河電機株式会社からモバイルACアダプタの新商品として12/4(木)に発売予定の「Mobilemate 東芝ミニノートPC Libretto 60, 50, 30, 20用 PL1515A」が公開されています。特徴として、100-120V AC対応,アダプタ部分60×47×30mm,重さ約100〜130g,隣接のコンセントを邪魔しない薄型設計,ACコード不要のダイレクトプラグイン形状等があります。小さくてコンセプトは間違っていないのですが、差し込みプラグを折りたためるようになっていないのが、唯一残念です。

【97/11/08】
 ソニー株式会社から1.8型液晶モニター搭載メモリー内蔵方式 デジタルスチルカメラ「サイバーショット」の新商品として「サイバーショット誕生」DSC-F3が公開されています。価格は、68,000 円です。特徴として、 アルミを採用したボディ,静止画用に開発された高画質35万画素ダブルファイン CCD,1.8型TFT液晶モニター,最大200枚まで撮れる大容量8MBメモリー,レンズ部回転機構、コードレスデジタルアクセス,高速な画像処理ICの採用などがあります。メモリーが、最大200枚まで撮れる8MBにアップされていますが、取り外し可能な記憶媒体を採用してくれると、もっと嬉しいです。

【97/11/07】
 富士通株式会社からネットワークを活用する新コンセプトの携帯情報ツール「INTERTop」の新商品としてさらに使いやすくなった「INTERTop model 20」新発売が公開されています。11月12日出荷開始で、価格は、128,000円です。特徴として、新開発の高輝度カラー液晶ディスプレイ (従来比:明るさ1.4倍)採用,CPU速度を倍速化するターボモード機能搭載,内蔵コンパクトフラッシュメモリの容量12MB化(従来の6MB)等があります。そして、特筆すべきことは、INTERTopの現行モデルについても新機能へレベルアップが行える「INTERTopアップグレードキット Ver1.2」が12MBのコンパクトフラッシュメモリにて提供されることです。(97年12月予定、標準価格34,800円、レベルアップできるのはソフト機能のみ)こうした取り組みは、 購入者に安心をもたらす嬉しい取り組みです。

【97/11/06】
 富士通株式会社からA5ファイルサイズ/1.1Kgの小型/軽量ボディに、高解像度8.4型TFTカラー液晶を採用し、MMX Pentium133MHz(外部キャッシュ 256KB)を搭載した「FMV-BIBLO NCIII13」が公開されています。11月7日(金曜)より順次?出荷開始で、価格は、298,000円です。他にも、標準32MBのシンクロナスDRAM,高性能チップセット「430TX PCIset」,大容量1.6GB-HDD,FAXモデム内蔵,FDDを標準装備等の盛りだくさんの特徴があります。【97/10/31】に紹介した「Let's note mini」と比較して、気になるボディサイズは「FMV-BIBLO NCIII13」(幅230x奥行170x高さ34 mm),「Let's note mini」(幅225x奥行172x高さ36 mm)と、ほぼ同じ大きさなのが面白いです。「FMV-BIBLO NCIII13」は、バッテリが交換出来ない点を除けば、価格面からも有利ですね。
(追加情報【97/11/13】:「FMV-BIBLO NCIII13」は、内蔵バッテリが交換出来ないと書いてしまいましたが、実物を見ると交換可能な形態に変更されていました。改良されていないと思い込んでいましたが、嬉しい誤算です。

【97/11/05】
 11月4日〜7日に東京有明の東京ビッグサイトで開催される情報通信系のイベント「COM JAPAN 1997」が公開されています。昨年までバラバラに開催されていた「デ−タショウ」「コミュニケ−ションTOKYO」等が統合されたものです。モバイル関連の新ネタは無いと思い込んでいましたら、ザクザクあるようです。(スケジュールの都合上仕方ないのですが、行きたかったです。ちなみにこの文章は、東京から長崎に移動中の飛行機の中でキーボードを叩いています。明日は長崎で講演実施ですが、なかなか真っ直ぐ熊本に帰れませんね。)基本的にこのページでは、他のニュースサイトの記事の紹介はしないのですが、今回は敢えて「PC Watch」の「各社が新型の携帯端末を展示」を紹介させて頂きます。さすがのレポートです。

【97/11/04】
 Toshiba America社からMMXテクノロジPentiumプロセッサ120MHz搭載した新型Libretto 70CT(ワールド仕様)の情報を含む「Libretto」が公開されています。気になる価格は、従来の「Libretto 50CT」が$1,499であり、「Libretto 70CT」が $1,999 となっています。新しい「Libretto 70CT」(国内仕様)から新型キーボード採用(キーピッチは従来の13mmから14.5mmへ変更)していますので、ワールド版のアドバンテージはほぼ無くなっています(敢えて言えば人とはちょっと違うレア・アイテムということ?)が、やはり気になりますね。

【97/11/03】
 富士電気化学からFLASHメモリを使用した業界最大容量の160MB ATAカ―ド「半導体を使用したPCMCIA-ATAカード(カード厚さ5mm/Typep-2)で世界最大容量の160MBを開発し量産を開始する!!」が公開されています。年内には32MBのCFカードの販売と、98年中に256MB〜320MBのATAカードを販売する予定とのことです。楽しみですね。

【97/11/02】
 株式会社富士通研究所からノートパソコンのPCカードスロットに装着して使えるカード型指紋認証装置の開発に世界で初めて成功した「ノートパソコン用指紋認証装置を世界で初めてカード型(PCMCIA)で実現」が公開されています。製品化は1998年春を予定しています。気になる重量は、100gです。カード型指紋認証装置は,ノートパソコンのPCカードスロットに取り付けて利用しますが、カードを装着したパソコンの情報へアクセスするときや,ネットワークを介して遠隔地のサーバへ接続する際の本人認証などに使えるとのことです。また、本人認識は20ミリ秒(PentiumPro-200MHz)と高速です。こうした機器は「スパイ大作戦」に出てきそうなものでワクワク感があっていいですね。

【97/11/01】
 京セラ株式会社からPHSデータ通信端末「DataScope DS-110」(既発売)に続く「データスコープ」シリーズの第2弾として「DataScope(データスコープ)DS-320の発売」が公開されています。11月中旬から発売開始で、価格はオープンです。気になる重量は、約175gです。標準で「αDATA32」対応になり、インターネットへダイレクトアクセス可能でメーラーやテキストブラウザ(試用版)のソフトを内蔵しています。また、αDATA32対応無線モデム&データアクセスカードとして使用可能になりました。前モデルは新機能追加のスケジュール遅れ等が目立っていましたが、今度のモデルでようやく安心して使用出来る環境が整ったと思います。


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