モバイル関連ニュース 98年1月分


【98/01/31】これぞモバイル! 「いつでもどこでもDVD」
 松下電器産業株式会社から5.8型ワイド液晶モニター&ステレオスピーカーを搭載し、アウトドア,室内,列車の中など 『いつでもどこでもDVDが楽しめる』「世界初 ワイド液晶つきポータブルDVDプレーヤー DVD-L10 世界最小・最軽量ポータブルDVDプレーヤー DVD-P10 2機種を新発売」が公開されています。注目のワイド液晶付きポータブルDVDプレーヤーは、重量910gで、98年2月10日発売開始予定,価格は150,000円です。

 スピーカーが液晶モニター下部の左右に配置されステレオサウンドが楽しめますし、DVDに加えビデオCDやオーディオCDもOKです。 また、2電源対応(AC100V/バッテリ−<別売>「約135分の連続再生が可能」)です。こういう製品が出てくると、あまり興味の無かったDVDも(特に写真を見たら)イイナと思ってしまいます。

【98/01/31】熊本限定ローカル情報 私の自宅に親類縁者(^^;)から続々と連絡が...
 私が在住する熊本の地方紙「熊本日日新聞」98年1月30日付け夕刊の「けいざいウイークリー マルチメディア」のコーナーに、私のカラーの顔写真付き(^^;)で「イントラネットで情報共有」というインタビュー記事(縦4段横頁半分のサイズ)を掲載して頂きました。有り難うございます。
 コンピュータ関連雑誌や週刊誌に顔写真付きで掲載されても、親類縁者(^^;)からはまず反応がありませんが、さすが県民に強い地方密着型新聞の威力...あなどれません。

【98/01/30】モバイルが女子高生にも定着するかもしれない程、革新的なスーパーPHS発表
 NTT中央パーソナル通信網株式会社からPHSを利用することにより、プロバイダ契約不要で、10秒当たり7円で利用可能な「パルディオEメール」と、手書きメモやイラストを送受信で、FAX送信もOKの「パルディオIメール」や、大型液晶にタッチペンで文字やイラストを入力し「パルディオEメール」「パルディオIメール」を利用可能な、多機能PHS
「パルディオEメール」等の新サービス提供開始および 「スーパーパルディオ 551S」の発売についてが1月29日付けで公開されています。98年3月1日よりサービス開始予定です。

 また、重量が約137gで98年3月上旬発売開始予定の『スーパーパルディオ 551S』は、見やすい大型液晶(160×200ドット)を搭載した多機能PHSで、Eメールが誰でも簡単に始められます。1件当たり最大1500文字のEメールに対応可能で、付属のタッチペンで文字やイラストを入力可能,電話帳機能や1年後までの予定管理が可能な簡易スケジューラ「アポプラン」機能も付いています。詳細は『スーパーパルディオ 551S』機能等一覧表 にあります。

 う〜ん、触ってみないと何とも言えないのですが、PDAが得意のシャープ製ということもあり、かなり期待出来そうです。私は、モバイルが本当に普及する為の「キラー・サービス」(要は必殺技?ですネ)はEメールだと思いますが、この機種はだれでも簡単にEメールが始められるという意味では、革新的です。現在も利用者数を着実に増やしつつある携帯電話に対して、解約者数が新規加入者数を上回ったPHSは、大幅なテコ入れ(差別化)が必要になっています。(Windows CE機でモデムカード無しでPIAFS通信が可能になるマイクロソフト社とNTTパーソナル中央の包括的協力についてもその一連の流れだと私は捉えています)今回の新サービス/新PHSに、モバイルの全く関係無いような女子高生が飛び付けば、大成功なのですが...イケルかも?!

【98/01/29】IE「MK Overrun」セキュリティ・バグ対応公開(日本語版)
 マイクロソフト株式会社からこの「モバイル虎の穴」で【98/01/20】に報告した「MK Overrun 問題」の修正プログラム「MK Overrun 問題の修正プログラムがご利用になれます」が公開されています。これは、悪意のあるWebサイトで、特定の URL ("mk://" ) にブラウザがサポートする以上の文字数を含んでいる場合に発生し、場合によっては故意に悪意のあるプログラムを実行させられてしまう可能性もあるセキュリティ・バグで、NTも影響を受けます。尚、Windows 3.1 and Windows NT 3.5、及びMacintoshに対応した「Internet Explorer」は、対象外です。

【98/01/28】「Windows 98 日本語版ベータ3」有償にて登場!
 マイクロソフト株式会社から「Windows 98 日本語版ベータ3」の評価が可能な「Microsoft Windows 98 Preview Program」への参加受付の告知ページ「Microsoft Windows 98 Preview Program」を 2月5日(木)より実施が1月27日付けで公開されています。(Microsoft社は、10万人を対象とした同様のプレビュー・プログラムを98年1月9日に発表済み。)限定3万5千人(応募者多数の場合は、厳正なる審査にて当選者を決定。抽選では無い?)のユーザーを対象に、Windows 98の日本語版ベータが3,600円(部材費,郵送費,サポートコスト込み)で提供されます。また、参加受付は2月5日(木)から2月12日(木)までの期間に、マイクロソフトWebサイトにて行われます。

 現在、米マイクロソフトと米司法省は、反トラスト法裁判で争っています(CNET社の関連記事リンク「マイクロソフト VS 司法省」)ので、その結果によっては「Windows 98」の出荷スケジュールどころか、出荷形態まで大幅に変更(極端な話、IEの機能をOSに統合出来ない?)される可能性もあります。そう言った意味では、この見切り発車的な「Windows 98 日本語版ベータ3」は、幻のレアものになるかもしれません。いづれにしても、新しもの好きでミーハーな私は、やはり申し込むのでしょうね。

【98/01/27】モバイル情報端末で使用するためのWebページ「MobileLink」 情報充実
 株式会社インプレスから"Internet Business Project"の一環として、カーナビゲーション・PDAなどモバイル情報端末で使用するためのインターネットホームページ「MobileLink」へ情報提供を追加するホームページ「MobileLink(モバイルリンク)」に 音楽・映画情報を提供が1月22日付けで公開されています。この「MobileLink」は、モバイル情報端末画面で見やすい1/4VGAサイズで作成されているのが特長です。さすがに、通常の端末でアクセスすると画面が小さく中央に寄り、少々寂しいのですが、地区別情報もあり充実しています。九州地区情報もちゃんとあり、熊本在住の私も嬉しいです。

【98/01/26】恋人や奥さんまたは会社から急に「ドラえホン」をプレゼントされたら要注意!
 NTT中央パーソナル通信網株式会社からこの「モバイル虎の穴」で【97/12/16】に報告した
「新型PHS『ドラえホン』の発売」の目玉機能である「いまどこサービス」の詳細説明「いまどこサービス」の試験提供開始が1月20日付けで公開されています。2月1日より4月30日まで、東京都下(23区および市のサービスエリア内)において試験提供されます。

 そもそも、「いまどこサービス」とは、新型PHS「ドラえホン」をもって外出している人の居場所が、手元のFAXで手軽に把握可能というものですが、恋人や奥さんまたは会社から急に「ドラえホン」をプレゼントされたら要注意!です(^^;)

【98/01/25】NN「Netscape Navigator 4.04」に「JavaScript」関連のちょっとした問題
 Patrick Morris-Suzuki氏からWindows95上で動作する「Netscape Navigator 4.04」に対し、ある「JavaScript」が署名付きでないにも関わらずウィンドウ操作が出来てしまう問題をデモ付きで指摘する「Javascript Security Problem」が公開されています。ツールバーの削除や、ウィンドウ・クローズが可能ですが、あまり心配する必要は無いと思います。尚、関連記事にCNET社(1月20日付け)の「JavaScript bug in Navigator 4.04 」があります。

【98/01/24】日本初!音声により検索・発信まで可能な携帯電話
 NTTDoCoMoから従来機種よりも軽量化され、漢字メモリダイヤル機能装備した800MHzデジタル方式の
携帯電話機を3機種新発売が1月21日付けで公開されています。中でも、「デジタル・ムーバ F206 HYPER」は重さ約81グラム、98年1月26日から発売予定で、ドコモ支店・営業所販売価格は32,300円(電話機本体と標準セット合計)です。わずか5件までしか対応出来ませんが、音声ダイヤル機能で、登録済みのメモリダイヤルについて相手の名前を音声でも録音しておけば、ダイヤルボタンを使わず音声による電話番号の検索及び発信まで可能となっています。この「モバイル虎の穴」で【98/01/17】に紹介した「Vi Va Vo(ビバボ)」(京セラ製)は、音声による検索のみでしたので、少し進化です。軽量化競争も一段落して、今後は付加価値の競争になってきそうです。

【98/01/23】Netscape社が日本語版も含めて「Netscape navigator」「Netscape Communicator」を即時フリー化!
 Netscape Communications社からすべてのユーザーに対して「Netscape Navigator and Communicator Standard Edition 4.0」を、ただちにライセンス・フリー化する「NETSCAPE ANNOUNCES PLANS TO MAKE NEXT-GENERATION COMMUNICATOR SOURCE CODE AVAILABLE FREE ON THE NET」が1月22日付けで公開されています。また、1998年の第1四半期の終りまでに公開予定の「Netscape Communicator 5.0」開発者リリースからは、ナント! ソース・コードも公開されるそうです。
 これは、Netscape社がWebブラウザ依存体質からビジネスを転換出来た為とされています。(1996年第4四半期に売上の約45%がWebブラウザだったものを、1997年第4四半期には約13%に迄圧縮出来た)尚、日本語化されていない「Netscape Communicator Professional Edition」はUS$29です。

 同日、Microsoft社から「Microsoft and DOJ Reach Agreement on Compliance with Court Order 」が公開され、連邦地裁仮処分に対して、司法省からのリクエスト版(IEのアイコン、および閲覧ソフト等インターネットアクセス関連の一部のファイルを削除した形態。しかし、動作に関してはほぼ問題ないとされるバージョン。従来はIE関連を削除した結果、問題が発生するバージョンをリリースするとコメントしていた。)も追加したWindows 95がリリースされることが決まりました。Netscape社は、実に絶妙のタイミングで発表しましたね。

(追加情報【98/01/23】:日本語のプレスリリース文「Netscape、次世代の Communicator のソース・コードをネット上で無償で提供する計画を発表」が夕方公開されました。また、「NETSCAPE クライアント製品無償提供についてのQ&A集」もあります。今朝、一生懸命翻訳したんですけど、やっぱり日本語がいいですね。尚、関連記事(翻訳記事)にCNET社の「コミュニケーターが無料に」「法廷侮辱罪でMSと司法省が和解」があります。

【98/01/22】スパイごっこにも最適? 最軽量の「モバイルスキャナ」新発売
 富士通株式会社からデジタルカメラでは撮影が難しい文書やドキュメント(新聞、雑誌、ノートなど)の文字データを、外出先で簡単に読み込める世界最小・最軽量のモバイルスキャナ新発売「RapidScan RS-10」が1月22日付けで公開されています。重さ約80グラム(スキャナ部のみ)、98年2月上旬から発売予定で、販売価格は、29,800円です。PCカード(PCMCIA)による「Plug&Play」での接続が可能で、電力はPCカード経由でパソコン側から供給されるため、電池などの専用電源は不要です。また、文字認識を使った文書管理/名刺管理、データのファイリングなどが行える統合ソフト「Scanbox」も標準添付されて、即!使えます。

【98/01/22】「モバイル虎の穴」来訪者数 7万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が7万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。株式会社経済界の「Mobile!」の1998 Vol.2 "厳選!お役立ちサイト"のP138に、この「モバイル虎の穴」を掲載して頂きました。有り難うございます。

【98/01/21】「腕時計型ポケットベル」発表
 NTTDoCoMoからポケットベルで初めて秒表示が可能で、水仕事や水泳時の使用もOKの日常生活強化防水加工がされた腕時計型ポケットベル「NEXT Zi:ks(ネクスト ジークス)」の発売が1月19日付けで公開されています。重量は約58g(バンド、電池含む)、98年1月22日から発売予定で、ドコモ支店・営業所販売価格は、13,800円です。

 いよいよ私が求めていた「ウェアブル(身に付けることが可能)な情報機器」が具体化し始めました。しかし、難しいでしょうが、個人的には「ネクスト対応」では無く「インフォ・ネクスト対応」にして欲しかったところです。もしかしたら「腕時計形PHS」もあわせて両手に装着するのが流行るかも?(そんな人いないってば!)

【98/01/20】果たして間違っているのは「モバイル虎の穴」or「PC Watch」?の結果報告です(^^;)
 この「モバイル虎の穴」で【98/01/18】に報告した日本でインテルCPU発表同日(1月13日)発表されたパソコンメーカーのラインナップには、0.25ミクロンプロセス技術採用「166MHz版MMXテクノロジPentium」は存在するのか?に関して、記事の意味をお尋ねをするmailを「PC Watch」に出しておりました。そうすると本日編集部の方から「再度日立広報部を通じて確認いたしましたところ同日発表されたMMX対応Pentium 166MHz機は0.35ミクロンルールのCPUを搭載されていることが確認されました。当方の確認もれであり、誤りをご指摘いただいたことを感謝いたします。」との返事のmailを頂きました。

 また、「PC Watch」の「Intel、0.25ミクロンのモバイル用MMX Pentium 266/166MHz」の従来の関連記事の「国内発売のMMX Pentium 266MHz/166MHz搭載機一覧」も「国内発売のMMX Pentium 266MHz搭載機一覧」に説明付きで修正されています。また、「お詫びと訂正」にも反映して頂きました。
 最初は、個人ベースの私のmailは無視されるのかな?と心配しておりますが、素早く誠実な対応です。私もお金を払って「PC Watch」メールサービスを購読していますが、ますます好きになりました。

【98/01/20】IEIE 4.0/4.01対象「MK Overrun」セキュリティ・バグ対応公開(英語版のみ)
 Microsoft社からこの「モバイル虎の穴」で【98/01/16】に報告した変種"Buffer Overrun問題"の修正パッチ「Fix available for MK Overrun issue」が公開されています。「MK オーバーラン」という名称は、 "mk://" という先頭文字列の極端に長いURLを使うことによりこの問題が発生する為です。また、Windows 3.1, Windows NT 3.5, Macintosh, Unixの各バージョンは対象外です。尚、日本語版への対応は、未定です。

【98/01/19】ヒット間違い無し!携帯ゲーム「ポケットピカチュウ!」発売予告
 任天堂株式会社からGAME BOYをデフォルメした外見(裏側にベルトに装着する為のホルダー付き)で、画面に「ピカチュウ」が表示される育成(所有者が歩けばピカチュウが成長する)+コミュニケーション・ゲームがポイントの携帯ゲーム「ポケットピカチュウ!」が公開されています。98年3月27日から発売予定で、希望小売予定価格は、2,500円です。

 これって「ピカチュウ」断ちで禁断症状の出始めている?私の幼稚園児の息子は勿論のこと、万歩計代わり!に私も欲しい(^^;) 3月27日はチェックしたら金曜日ですが、価格も手頃ですし、年休を取って私と息子用の「ポケットピカチュウ!」を2個ゲットしたいです。(普通、そんな人いないってば!) P.S. 本当はアップしないといけないモバイル関連ニュースは一杯あるのですが、今日の話題も立派なモバイル・ネタということで...(^^;)

【98/01/18】果たして間違っているのは「モバイル虎の穴」or「PC Watch」?(^^;)
 この「モバイル虎の穴」で【98/01/14】に報告した「ノートブック・パソコン用266MHz版および166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表記事の中で、『ちなみに、日本で同日(1月13日)発表されたパソコンメーカーのラインナップには、0.25ミクロンプロセス技術採用「166MHz版MMXテクノロジPentium」は存在していません。』と書きました。

 すると、この「モバイル虎の穴」を定期的にご覧になって頂いている方から『PC Watchの「Intel、0.25ミクロンのモバイル用MMX Pentium 266/166MHz」の関連記事に「【1/13】国内発売のMMX Pentium 266MHz/166MHz搭載機一覧」があり、そこには日立「FLORA 230」も記載されています。ですから0.25ミクロンプロセス技術採用(コード名:Tillamook)「166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表同日に採用した製品は日本に存在し、「モバイル虎の穴」が間違っているのではないですか?』との指摘を受けました。

 早速「PC Watch」の記事を確認しましたが、確かにそう読めますよね。(単に従来からの166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ搭載機を、たまたま同日発表した製品としては間違っていないのですが....それとも、本当に私が間違っているの?)記事の正確な意味をお尋ねするmailを「PC Watch」に出しましたので、もう少々お待ちください。

【98/01/18】
 Netscape Communications社からこの「モバイル虎の穴」で【97/12/15】に報告した単体版「Netscape Navigator 4.04」の日本語版が正式にホームページ上でダウンロード可能になった「Netscape ソフトウェアのダウンロード」が公開されています。従来、バージョン4.X以降は日本語版の試用版としてのホームページ上での公開は行わないとの方針を採っていましたので、いよいよ方針転換です。いよいよ「Netscape Navigator」がフリーソフトになるという噂は信憑性が増してきましたね。

【98/01/17】
 株式会社ツーカーグループ3社(東京、東海、関西)からデジタル携帯電話機として日本で初めての音声認識機能を搭載したグループオリジナルのTHZ11「Vi Va Vo(ビバボ)」(京セラ製)を発売する「ツーカーグループ、日本初!音声認識機能つき携帯電話機が登場」が公開されています。重量は約94gで、98年2月上旬から販売開始です。録音時間が業界最長の約7分40秒の「長時間録音機能」も嬉しいですが、やはり目玉は、かけたい相手先を言うだけで、電話番号を検索できる「日本初の音声認識機能」搭載です。これは、NTTの「腕時計形PHS」と同じアプローチですが、果たしてどの程度実用に耐えうるのでしょうか?市場の評価が楽しみですね。

【98/01/16】IE「MK Overrun」セキュリティバグ情報公開
 L0pht Heavy Industriesから「L0pht Heavy Industries Security Advisories」のページにMicrosoft Windows 95とWindows NT上でMicrosoft Internet Explorer 4.0/4.01が使用しているコンピュータの動作異常もしくは、任意のコードを実行させられる(システム破壊の可能性もある)セキュリティ・バグに関する「Viewing remote HTML content can execute arbitrary native code」が公開されています。

 悪意のある情報発信者の仕掛ける極端に長いURLにアクセスした際の、HTMLデコーディング・プロセスのバッファー・オーバーフローの処理の不備を突いたものです。この「モバイル虎の穴」で【97/11/15】に紹介した「res://」というURLの先頭文字を利用した"Buffer Overrun問題" に似ていますが、今回は、ナントNTも影響を受けます。また、Visual Studio (VC++,J++等がセットになっている)がインストールされていればInternet Explorer 3.0でも影響があると指摘されています。尚、Microsoft社からの情報提供は、まだ行われていません。関連記事にCNET社の「IE 4 URL bug resurfaces」があります。(翻訳記事が出た時点で、URLを差し替えます)


【98/01/15】
 NTTDoCoMoから新型ジョグダイヤルで簡単にメモリダイヤルを検索可能で、ドコモのショートメールサービスで初の漢字対応を可能にした
新型ジョグダイヤル搭載の携帯電話機「DoCoMo by Sony SO206」を発売 が公開されています。重量は約89g,98年1月16日から発売予定で、価格は、32,500円です。

 世界最軽量競争は「世界で最小・最軽量の携帯電話機を発売」の「デジタル・ムーバ P205 HYPER」の約79gが独走中ですが、今回の約89gもリッパなものです。むしろ、ここで注目しないといけないのは、ドコモの「ショートメールサービス」で初の漢字対応を可能にしたことです。従来は、最大50文字のカナ,英字,数字,記号の文字メッセージの受信が可能なサービスであり、漢字表示をどう実現するかの詳細はまだ不明ですが、電子メール連携が出来るようになればチョ〜便利です。

 尚、NTT中央パーソナル通信網株式会社からは、「ジョグダイヤル」で抜群の操作性を実現した新型PHS『32Kパルディオ 311Y』の発売 が公開されています。重量は約86g,98年2月上旬から発売予定で、価格は、37,800円です。形状は折り畳みタイプで、全く異なりますが、しっかりSONY製です(どうして、Yという型番なんだっけ?と一瞬考えたのですが、Sはシャープ製が使用済みでしたね)。やったね!SONYの怒涛のモバイル関連進撃です。

【98/01/14】
 インテル株式会社からモバイル用0.25ミクロンプロセス技術採用MMX Pentium(コード名:Tillamook/ティラムーク)の新ラインナップである、ノートブック・パソコン用MMXテクノロジPentiumプロセッサの最上位製品となる「266MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」と、既存のインテルPentiumプロセッサの中で最小の消費電力を実現する製品となる「166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」をリリースする「ノートブック・パソコン用266MHz版および166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表が公開されています。

 モバイル向けでは、昨年後半からの「ノートブック・パソコン用233MHz版および200MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表:1997年9月9日と、「小型ノートブック・パソコン向け120MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表:1997年10月20日に引き続いての発表です。特に最近の多くのノートブックが「120MHz版MMXテクノロジPentium」0.35ミクロン・プロセス技術,消費電力:4.2ワット,価格:21,890円(1000個出荷時,1997年10月20日時点)を採用しているのを考えると、今回の「166MHz版MMXテクノロジPentium」0.25ミクロンプロセス技術,消費電力:2.9ワット,価格:39,180円(1000個出荷時,現時点)は、非常に気になります(インテルのリリース文中にも、「1kg程度のビデオカセットテープ大のミニ・ノートブック・パソコンに最適」というコロシ文句が入っています)。また、今回は512Kバイトの2次キャッシュを搭載した「モバイル・モジュール製品」(166MHz版MMXテクノロジPentium」版で48,710円)というクラクラする程、魅力的なラインナップもあります。

 ああ、もう少し待てば、512Kバイトの2次キャッシュ付き「166MHz版MMXテクノロジPentium」と「スーパーモバイル液晶」を搭載し、より稼働時間が増した革新的な新製品が続々登場することでしょうね。ちなみに、日本で同日(1月13日)発表されたパソコンメーカーのラインナップには、0.25ミクロンプロセス技術採用「166MHz版MMXテクノロジPentium」は存在していません。(日立製作所の同日発表の新製品「FLORA 230」のMMX Pentium166MHzは、ややこしいことに0.25ミクロンプロセス技術ではない従来のノート用MMX Pentiumプロセッサを搭載)

【98/01/13】
 arcs事務局からお気に入りのナンバーを最大15曲までメモリーOKで、主要カラオケ機種に完全対応した携帯カラオケリモコン「パーソナル“カラオケ”リモコンピ・ケ・ラ」が公開されています。インターネットで1月12日(月)から販売開始で、価格は2,480円です。7色の中から選べ、殆どのBOXでも使えるし、お気に入りの曲はメモリーしているからいつも一番に歌えます(^^;)。 ターゲットを女子高生中心に据え、原宿/渋谷で調査したり先行キャンペーンを行った商品ですので、使いこなすにはノウハウ以外にノリも必要でしょう。(私はシャレで欲しいです。)

【98/01/12】
 カシオ計算機株式会社から米国ラスベガスで開催されている(1月8日〜)冬季コンシューマエレクトロニクスショー(CES)にて新型携帯端末パームPCの1号機として参考出品されたWindows CE搭載 Palm PC「CASSIOPEIA E-10」新登場!が公開されています。

 従来「Gryphon(グリフォン)」のコードネームで呼ばれていたPIM機能を中心にした新しいカテゴリーの携帯情報端末です(とは言っても、「PalmPilot」のコンセプトそのままですが..)。Windowsパソコンとの親和性を保ちながら、ペン入力の採用により、Yシャツの胸ポケットサイズを実現し、さらに本体を置くだけで自動的にPCとのデータシンクロを行うクレードルも同梱されています。発売は98年第1四半期が予定されています。尚、Microsoft社のリリース文の「モックアップ(模型)」とは、チョット形が違いますね。

【98/01/11】NC「Netcaster期限切れ」問題修正公開(日本語版対応)
 Netscape Communications社からWindows95 / NT対応版「Netcaster」の期限切れに対応した「期限切れ Netcaster に対応した Netscape Communicator 4.03の修正モジュールのダウンロード方法」が公開されています。尚、「Netscape Communicator」や「Netscape Navigator」は有償であり、正式ライセンスを持っていない人には、試用する目的での使用を許すもので、90日間を超えての試用は認められていません。もっとも「Netscape Navigator」はフリーソフトになるという噂もありますが...。
【98/01/10】
 カシオ計算機株式会社から高速CPUを採用し、Windows CEバージョン1.01日本語版搭載のハンドヘルドPC「A-51V」のソフトウェアの一部を修正し、速度の改善や不具合への対応、操作・仕様の改善する「カシオサービスパック1 (A-51V用) 」が公開されています。特にデスクトップの画面を何度も再描画させたり、ポケットインターネットエクスプローラの操作なので描画に負担をかけたときに生じるロックなどの不具合に対応しています。

【98/01/09】
 株式会社鈴木製作所から俗称:チャンドラと呼ばれているサブノートパソコン「SWIFT」の「標準モデル」を128,000円にて販売中(在庫のみ?)という情報が追加された「サブノートパソコン SWIFTのご紹介」(注:リンク先はトップページ)が公開されています。その「標準モデル」は、重量1.24Kg,画面表示モード:VGA(8.4インチカラーTFT液晶),Pentiumプロセッサ100MHz,ハードディスク:815MBです。う〜ん、あの幻の名機と呼ばれてみんなが競い合うようにゲットしていた時期がありましたが、時の流れというのは残酷なものです。

 尚、現在のチャンドラの最強仕様「Endeavor NT-100」[エプソンダイレクト]でも、画面表示モード:VGA,MMXテクノロジPentiumプロセッサ133MHz,ハードディスク:2.1GB ですので、SVGA(800×600)の画面モードを持つ「FMV-BIBLO NC3 13」[富士通]*重量1.1kg,画面表示モード:SVGA,MMX Pentium 133MHz(256Kキャッシュ付),ハードディスク:1.6GBや「Let's note mini」[Panasonic]*重量1.0kg,画面表示モード:SVGA,MMX Pentium 120MHz,ハードディスク:1.6GB がリリースされた今となっては、寂しい限りです。コンセプトは大好きなのですが..。

【98/01/08】
 ソフトバンク株式会社から近刊の情報の中に、「All about ThinkPad編纂委員会」著の「All about ThinkPad 1991-1998」が公開されています。98/01/25に刊行予定で、定価は4,095円です。開発にまつわる裏話、先進技術を搭載するために格闘してきた技術者たちの苦労話があるようです。尚、「All about ThinkPad 1991-1998」のカバーデザインは、ThinkPadのデザインを担当してきた大和デザインのデザイナーが担当し、初刷部数はThinkPad 220と同じ5,500部(ただし、モニタ販売ではない)と、メールで教えて頂きました。 「黒の貴公子」とも称されるThinkPadの魅力が伝わる本です。

【98/01/07】
 ソニー株式会社からデジタル携帯電話(9,600bps)を接続することにより、車の中から欲しい情報を自由に入手できるインフォメーションナビシステム「インターネットの情報が活用できる インフォメーションナビシステム発売」が公開されています。97年11月21日から発売されており、価格は、195,000円(音声認識機能搭載,PDCインターネットユニット付属)です。それで、ここで注目しないといけないのは、NTTドコモから、このモニターをナント!1000名募集する「通信カーナビモニター募集について」が公開されました。募集要項もアップされていますが、条件の一つが「東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県,茨城県,栃木県,群馬県,山梨県,長野県,新潟県在住の方」です。トホホ...(ちなみに私は熊本在住です)。尚、募集期間は、98年1月16日(金)迄です。

【98/01/06】
 ソニー株式会社からケーブルによる接続が不要なため、パソコンや周辺機器の設置場所が自由になる、パソコンとターミナルアダプター(以下TA)やモデム間で無線で情報を送受信するワイヤレスLANアダプター「無線で情報を送受信するワイヤレスLANアダプター 新発売」が公開されています。97年12月10日から発売され、価格は、79,000円(2台1組)です。無線でパソコンとTAやモデム間を接続するので、ケーブルに煩わされることなく自由に設置場所を選べます。電波の届く範囲は、見通しのきく範囲で約300m,屋内で約30mですので、広い庭からでもコードフリー・インターネットが可能です。え、おとなしくPIAFS通信をすればいいじゃないかって?この製品は、パソコン間でファイルやプリンターが面倒な配線無しにワイヤレスで共有出来るような環境も実現します。

【98/01/05】
 インクリメントP株式会社から「MapFan III日本地図全国版(税別価格:12,800円)」から、カラーの地図を、「パワーザウルス」に転送できる専用オプションツールの情報ページ「MapFan III for Power Zaurus」が公開されています。97年12月25日から、「パワーザウルス」専用の地図転送ツール「MapFan III PZ」のダウンロードサービスが開始されています。クリスマスプレゼントとはシャレてますね。

【98/01/04】
 話は変わりまして、この「虎の穴」の情報発信の方針ですが、従来と同様に他のニュースサイトの記事の紹介は、緊急性の高い海外からのセキュリティ関連ニュース等を除き、行いません。あくまでニュース・ソースからの原情報に私自身の付加情報を付ける形で、お知らせしていきます(公共性の高いニュースサイトとは異なり、対象には私自身の関心や好み,主観がバリバリ反映されており、その上で私自身の解説や感想を付加したいと思っています)。その為、毎日一件紹介というスタイルを踏襲し、このページでの情報発信の内容は、私自身の為のメモ代わりというややいい加減(^^;)なスタンスで行きますので、宜しくお願いします(今年はトラ年でこの「虎の穴」ページの飛躍?の年になればイイナと思っています)。それでは、年末/年始モードのコラムスタイルは今日で終了です。

【98/01/03】
 それでは、「Let's note mini」の困ったちゃんの部分の紹介です。ライバルの「FMV-BIBLO NC3 13」([富士通]*重量1.1kg,画面表示モード:SVGA,MMX Pentium 133MHz,256Kキャッシュ付き)と比較するとCPU廻りがやや貧弱なことが挙げられます。しかし、これはバッテリィのもち方等とのトレードオフ(「Let's note mini」は2.2V駆動の低電圧MMX Pentium 120MHz採用。ちなみに、将来のモデルチェンジ時にキャッシュを容易に拡張する為のマザーボード上の空きパターンも今回は無いらしい?)になりますので、充分許容範囲です(CPUパワー命!の人は「FMV-BIBLO NC3 13」です)。

 しかし、許せないには、ACアダプタのずうずうしいデカさ(108×58×28mm)です。(重量は310gでOKですし、100〜240Vのワールドワイド対応というのは、評価出来ますが...)私は、サブノート,ミニノートにはACアダプタを買い足すというポリシー(一個は常にバックの中に常備,もう一個は会社の机に常備します)ですので、ここは是非、横河電機の「モバイルACアダプタ Mobilemate,Mobilefellowシリーズ」のラインナップ拡充に期待するしかありません。東芝リブレット対応は済んでおりますので、次は「Let's note mini」対応をお願いします。絶対買います!(但し、プラグは折りたたみ可能にして下さいね)

【98/01/02】
 いつも愛用のゼロ・ハリバートン(通勤用と大きめの出張用の2種類があります)のアタッシュケースにモバイル関連グッツを詰め込んで移動しているのですが、今回のWindowsマシンリプレースにより、重量はどう変化したのでしょうか?ちなみに「Toshiba Libretto 50CT(ワールド仕様)」から「Let's note mini」へ変更した結果、本体の重量は、実測840gから1040gと200g程度重量が増しました。当然電源コネクタも携行していますが、約280gから310gと30g程度、計230g程度重量が増しました。しかし、重要なことは「Toshiba Libretto 50CT」には常に携行する必要が私にはあった「I/Oアダプタ」「マイクロソフト・マウス」「大容量バッテリ」を、もう持ち歩くことが無くなりました。この差の重量は大きいです。インターフェイスを削ったサブノート,ミニノートでは、当人の使用形態に合わせて重量比較をしないと意味が無いといういい見本だと思います。

【98/01/01】
 新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお付き合いお願い致します。(新春かくし芸大会を横目で見ながら作成しています)またまた「Let's note mini」のインプレッションです。やはり他のノートブックとの違いは、光学式トラックボールの採用です。

 ちなみに私は10台以上のノートブックを使用してきましたが、GUI対応のパソコンはMacintoshからです。Windows 3.1は嫌いでしたので、見たくも触りたくもありませんでした..(^^;) そのMacの「PowerBook」(私はPowerBook Duo 280C)は、トラックボールを採用しており、当然マウス無しで使用していました。しかし、その後使用するようになったWindows95対応のノートブックでは、ステック・タイプやタッチパッド・タイプのポインティングディバイスにどうしても慣れずに、ずっと外付けマウスを併用していました。その為、インターフェイスを削ったサブノート,ミニノートでは、外付けマウスを使用する為だけに、I/O(コネクタ)ボックスをいつも携行する必要がありましたが、今回ようやく必要無くなりました。現在は、「PowerBook」すらトラックボールを採用中止していますが、従来の機械式トラックボールのメンテナンスが必要という弱点を克服した「Let's note mini」の光学式トラックボールは、大納得です。尚、今年のこの「虎の穴」の目標は、雑誌に私の記事を寄稿することです。頑張りたいと思います。


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