モバイル関連ニュース 98年2月分


【98/02/28】携帯電話通信料のみで、インターネットが使用可能なサービス登場
 日本移動通信株式会社(略称:IDO)から、“デジタルG”シリーズの携帯電話を使用し、アクセス番号へダイヤルアップ接続するだけで、インターネットに接続可能なサービス情報提供サービス「IDOクイックダイヤル」に通信料のみでインターネットに接続できる「DA・RE・DE・MOインターネット」を追加が2月24日付けで公開されています。3月1日より開始予定で、費用は通信料(各料金プランの通話料が適用)のみ必要で、プロバイダへの入会金や月額使用料、接続料は無料です。

 当然、スピードは9.6Kbpsしか出ませんので、Webサーフィンは苦しいですが、メールチェック等には充分です。また、メールアドレス「xxxx@daredemo.com」も無料で、ユーザ自身が登録可能です。携帯電話の利用促進を狙う、面白いサービスです。ちなみに、32K(正確には29.2K)のPHSが使えず携帯経由アクセスしている時に限って、メールにデカイ添付データが付いたものがあるのは、ナゼ? (^^;)

【98/02/28】「モバイル虎の穴」来訪者数 9万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が9万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。尚、この「モバイル虎の穴」も今度の3月21日で2年目に突入します。それ迄に10万人来訪を達成出来たら嬉しいです。

【98/02/27】ゲームボーイ文化はポケットカメラや、WindowsCEへも進出!
 任天堂株式会社から、セットするだけで、ゲームボーイがカメラに早変わりする「ポケットカメラ&ポケットプリンタ」が公開されています。2月21日より発売開始済みで、価格はポケットカメラが5,500円、ポケットプリンタが5,800円です。

 カメラの画像がゲームボーイの画面に写り、撮った画面は30枚まで保存可能で、ポケモンのキャラクターまでスタンプすることが可能です。また、別売のポケットプリンタと通信ケーブルを使えば、撮った写真をプリントアウト(プリントシールの場合、台紙をはがせばシールとして使用可能)することもOKです。残念ながらモノクロですが、これでカラーだったら大騒ぎです。

 ちなみに、「Virtual GameBoy for Windows CE」である「PalmGB」を使用すれば、ポケモン等のゲームボーイ用ソフトが、ナント!WindowsCEで動作するようです。(3分間しか動作しない等の制限のついたデモ版があります。シェアウェアで「オンライン登録」の日本語のページからクレジットカードを使用し$30でレジスト可能です。またサポート環境はMIPS と SH3 を採用したマシンです。)伸び悩んでいたゲームボーイを一気に売れ筋機に押し上げたキラー・アプリケーションである「ポケモン」が、同じようにWindowsCEの普及にはずみをつけるかも? (^^;)

【98/02/26】業界最軽量で、N.Y.ファッションのエッセンスを採り入れたPHS
 カシオ計算機から、業界最軽量67gの小型・軽量ボディ採用した「N.Y.ファッションのエッセンスを採り入れたPHS電話機 しなやかなでセクシーなシルエットが美しい“TETE(テテ)”」が2月25日付けで公開されています。3月14日より発売開始予定で、価格は40,000円です。

 対応した機種どうしで、文字メッセージ(Pメール)に3段階に動く絵をつけて送れる「エミーロ」や、電話帳に登録した特定の電話番号からのコールに対し、専用に録音した待ち伏せ応答メッセージ(約10秒×1件)を流す機能もあります。また、PHSからの着信があると、かかってきた相手の電話番号をもとに、その電話番号固有のオリジナルメロディーを自動的に作曲して、着信音として鳴らしてくれる機能もあります。(自動作曲までくると、その機能の必然性が分からなくなってきますね。)とにかく、若い女性をターゲットにした機能満載のピッチです。

【98/02/25】月額基本使用料が従来の1/3程度の新しいPHS料金プラン
 DDIポケット電話グループから、限定されたPHS利用形態の利用者に、より低価格で手軽に利用可能な2つの新しい料金プランお子様・ご老人に安心してご利用いただける通話制限サービス:安心だフォン(月額基本使用料980円),主婦など主に昼間利用の方向けの経済的プラン:昼得コース(月額基本使用料1,980円)が2月23日付けで公開されています。4月1日よりサービス開始予定です。

 特に、「安心だフォン」は、月額基本使用料は従来の1/3程度で、サービス対応の専用PHS端末を利用する必要は有りますが、あらかじめ設定した2つまでの通話先にのみ発信ができるサービスになっています(着信の制限はありません)。NTTDoCoMoが2000年にサービス開始予定の「IMT-2000サービス」が定着するまでに、利用者をガッチリ掴む必要がある為、こうしたサービスが今後もドンドン出てくるはずです。利用者も大歓迎ですね。こうしたサービスが出てくると、私が以前から提唱している?使い分けも、受け専用:携帯電話(ローコールプラン),掛け&データ通信専用:PHS(安心だフォン,一ヶ所はプロバイダーのアクセスポイントを指定)という組み合わせですと現実味を帯びてきますね。

【98/02/24】Windows CE 2.0搭載のカラーパームトップPC 日本で初めて発売
 日本ヒューレット・パッカード株式会社から、Windows CE 2.0搭載のカラーパームトップPCを日本で初めて発売する「HP 620LX(英語版)」でWindows CE市場参入が2月23日付けで公開されています。3月14日より販売を開始され、標準小売価格は148,000円(税別)です。また、日本語版製品も近々発表される予定です。

 尚、「Windows CE 2.0」英語版の機能に加えて、HP独自の機能としては、「HP 200LX」と同様の個人スケジュール管理ソフト「Month‐at‐a‐Glance」をWidows CEのスケジュール機能と連動させ、1ヶ月単位のスケジュールを一目で確認出来るようになっています。ちなみに、「HP 620LX」の製品情報も英語ですが、存在します。

【98/02/23】「DoPa(ドゥーパ)」接続拡大
 NTTDoCoMoから、28.8Kbpsで通信可能な「DoPa(ドゥーパ)」網に、新たに3社接続開始するパケット通信サービス「DoPa(ドゥーパ)」網と一般インターネットプロバイダの接続拡大が2月18日付けで公開されています。

 2月26日に、ニフティ株式会社の「ニフティサーブ」及び富士通株式会社の「InfoWeb」が開始され、3月4日に日本電気株式会社の「BIGLOBE」が開始されます。ちなみに、NTTDoCoMoは2000年には「IMT-2000サービス」と呼ばれるモバイルマルチメディア通信を、立ち上げ予定です。この新しいサービスは、国際ローミング,固定電話並みの音声品質,停止中は2Mbpsで移動中は384Kpbsの高速データ通信実現を狙ったものです。「DoPa(ドゥーパ)」はこの「IMT-2000サービス」への繋ぎの位置づけになるのでしょうね。

【98/02/22】「いまどこサービス」関西でも試験提供
 NTTパーソナル関西から、この「モバイル虎の穴」で【98/01/26】に報告した「いまどこサービス」を大阪市,京都市,神戸市において試験提供する「いまどこサービス」の試験提供開始が公開されています。3月1日より4月30日まで試験提供されで、「いまどこサービス」に関わる特別な料金は不要です。ちなみに、「いまどこサービス」とは、位置情報提供サービス対応のPHSを持って外出しているお子様や介護を必要とするご高齢者等のおおよその現在位置を、FAXで取り出すことができるものです。

【98/02/21】モバイル環境でより便利な地図情報提供システム公開
 松下電器産業株式会社から、市街地図を元地図データとして、ユーザの用途に応じて小さな携帯端末の画面でも見やすいように、道案内用のデフォルメ地図をオンデマンドで即座に参照・利用する「デフォルメ地図自動生成技術を開発」が2月12日付けで公開されています。実用化時期は未定で、現在、実証実験による評価中とのことです。

 経路案内の場合、元地図データの1/5程度のデータ量になるため、地図の転送時間が削減可能で、曲がり角の目印などの重要な情報を優先的に分かりやすく表示できる等、いいことづくめです。やはり、自動生成というのがポイントですね。

【98/02/20】超小型PDAを開発!
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントから、プレイステーション用メモリーカードにプログラムの書き換えが可能な32ビットRISC CPUおよび液晶表示画面・サウンド機能・通信機能などを搭載した個人が楽しんで使うための新しいPDA「プレイステーションのメモリーカードを発展させた超小型PDAを開発」が2月19日付けで公開されています。今冬発売を目指して、同日ライセンシー各社に仕様の公開を開始しています。

 従来のメモリーカードと同様に使用できることに加え、単独で専用のアプリケーションソフトを動作させることが可能で、アプリケーションソフトは、プレイステーション用ソフトと同様にCD-ROMをメディアとし、プレイステーション本体のメモリーカードスロットを通して同機にダウンロードすることが可能です。普及するかどうかのポイントは、価格設定も当然ですが、各ソフトハウスが魅力のあるアプリケーションソフト=キラー・ソフトをリリース出来るかにかかっていると思います。

【98/02/19】NC,NNメールアドレスやパスワードが盗まれる可能性がある「Preferences bug」情報公開
 Netscape Communications社からインターネット・コンサルタントによって指摘されたメールアドレスやパスワードが盗まれる可能性があるセキュリティバグSECURITY UPDATE「Preferences bug」が2月17日付けで公開されています。ナント!全てのプラットフォームの「Netscape Navigator」と「Netscape Communicator」の 4.0〜4.04 が対象です。

 悪意があるWebサイト・オペレーターのWebサイトを訪れた際に、 「prefs.js」ファイルのパス名を推測されることによって、訪問ユーザーのハードディスクから「prefs.js」ファイルが読まれる可能があります。このファイルには、電子メールアドレス,ドメイン名,およびパスワード等の情報が含まれているとされています。(ちなみにメモ帳で開けますよ。私は「Netscape Communicator」のメール機能を使用していないせいか?パスワードはセットされていませんでした。)尚、対策はレポートに記載されていませんが、設定の詳細で「JavaScriptを有効にする」のチェックボタンを外せば防げるはずです。また、設定する修正版のプライベート・ベータ・テストは、2月23日の週に開始される見込みです。ちなみにネットスケープのセキュリティ関連情報は、「Netscape Security Solutions」に掲載されていきます。


【98/02/18】PDAに最適なケースのデータベース発見!
 E and B Companyから、「HP 200LX」「Palm Pilot」「Apple - Message Pad」等のPDAに最適なケースを自社製品から選べるデータベース「Search E & B's Product Database」が公開されています。

 私自身も、背広姿の時には、ここの製品の「Futura 20」(上蓋を切り離しています)をベルトに吊るしてHP200LXを携行しています。また、「Let's note mini」用のケースをずっと物色中でなかなか良いものがなかったのですが、「Futura 150P」(ポリエステル製の為、ナント$29.95)が、なかなかよさそうです。大きさも29.8 x 18.4 x 6.4 cmとやや大きいのですが、許容範囲です。また、単独で手提げも可能ですが、使用中の「ゼロ・ハリバートン」のインナーバックとしても使えそうなスッキリとしたデザインです。やはりこういうものに関しては、アメリカは作りがうまいです。通販可能なようですが、日本から可能かはどうかは分かりませんので、「モバイルコンピュータ専門ショップ MOBILE JAPAN」経由で購入してみようかな?と考えています。

【98/02/17】「GENIO」へのワンタッチ操作で最寄りの駅がわかるサービス発表
 駅前探険倶楽部から、今いる場所の最寄り駅がわかる「駅のナビゲーションサービス」が、「GENIO」でも使えるようになったという情報「GENIOでもサービス開始!! 駅のナビゲーションサービス」が2月13日付けで公開されています。

 そもそもこのサービスは、PHS(α−DATA32)がもつ基地局番号通知機能を日本で初めて利用して、自動的に、利用者がいる位置の最寄り駅を探してくれるというインターネット情報サービスです。これは、「GENIO」がGPS機能みたいなものを手に入れることになり、面白いです。今年に入って、加入者より解約者が多い異常な状況が一部で出ているPHS業界ですので、現在も絶好調の携帯電話サービスとの、差別化が可能なこうしたサービスはドンドン出てきて欲しいです。ちなみに、携帯電話は無線基地局の広すぎるカバーエリアが災いして、こうした位置情報サービスは使い物になりません。ちなみに、私は、受け専用:携帯電話,掛け&データ通信専用:PHSの使い分け派です。

【98/02/16】業界で初のデザイナーズブランド携帯電話機発表
 京セラ株式会社から、株式会社寛斎スーパースタジオと携帯電話機のデザインで提携し、業界で初のデザイナーズブランド携帯電話機を、日本移動通信株式会社とDDIセルラー電話グループに納入する「CC KANSAI」ブランドの携帯電話機が2月4日付けで公開されています。

 ラスタカラーモデルは、山本寛斎氏のカラーコーディネートによる赤・黒・緑・黄色のラスタカラーを採用し、本体のみならず、スーパーセパブルも同様とのことです。写真は、IDOの「508Gラスタカラー」新登場!にあります。気合い入っていますね。

【98/02/15】PCカード接続の120MBスーパーディスクドライブ発表
 松下電器産業株式会社/松下寿電子工業株式会社から、ノートパソコンでの使用に最適な薄型で、外付けタイプの「120MBスーパーディスクドライブを新発売」が2月12日付けで公開されています。重量はスーパーディスクドライブが約 360 gで、ACアダプターが約 140 gです。98年3月5日から発売開始で、定価は34,800円です。120MBと従来の2HD/2DDフォーマットのフロッピーディスクの「読み書き」も可能です。薄型のドライブの採用により20mm厚の薄さを実現しています。また、ノートパソコンへの接続は、付属のPCMCIA専用PCカードにより行われます。

【98/02/14】高速無線アクセスシステムとは?
 郵政省から、複数のユーザーが同時に使用できる本格的な無線LANシステムとしては世界最高速度の52Mbpsで動作可能な「世界最高速のマルチメディア対応ミリ波無線LANシステムの実験に成功」が2月10日付けで公開されています。

 この実験システムは、天井に設置する1つのアクセスポイント局と合計6台のユーザ局から構成され、アクセスポイント局では、ATM対応の有線LAN(ATM-LAN)と接続されます。高速無線アクセスシステム実現を睨んだ実験ですが、光ファイバーで高速のデジタルラインを住宅街まで引き、そこから先の各戸へ信号を分配する最後の数十m〜数百mは、無線で結ぶという、FTTH(各家庭まで個別に光ファイバーを引き込む)より少ない設備投資で、高速の回線システムを実現するという面白いアプローチです。

【98/02/13】日本語でOKの米国内モバイルコンピュータ専門ショップ!発見
 Pacific Software Publishing社から、アメリカ シアトルで運営されているサイト「モバイルコンピュータ専門ショップ MOBILE JAPAN」が公開されています。「HP 620LX」や「Sharp Mobilon HC-4500」,「NEC MobilePro 700」など、最新のWindows CE 2.0英語版マシンなど豊富に取り揃えてあります。問い合わせや注文は日本語ですべてOKですし、支払いに「VISA」や「Master Card」も使用可能です。尚、「どんな商品でも無料で調査・お見積りをお送りします」というページもあります。

 私は、 米国「the REELINE company」の製品の大ファン!でして、「携帯電話ケース」や、電子メールを受ける為の「ポケベル」のケースも全て、「the REELINE company」の「CLIP-ON HOLSTERS」(裏に金属のベルトクリップがあり、ベルトにワンタッチで装着可能。しかも外れにくい!)の製品です。但し、NYで探し回っても見つけられず、当然日本でも入手困難なHP200LX用「PDA Holsters(CO-29)」等が注文可能か?をお尋ねしてありますので、興味のある方はお楽しみにお待ち下さい。ちなみに、このサイトは先方からのリンク掲載依頼のメールで気づきました。アメリカからもこの「モバイル虎の穴」は見て頂いているんですね(^^)

(追加情報【98/02/14】:早速、MOBILE JAPANから、『お問い合わせの「クリップオンホルスタ(CO-29)」の件で、早速メーカーのthe REELINE companyに連絡をとったところ、CO-29の小売価格は$19.90だそうです。同時に、MobileJapanが the REELINE companyのディーラになれるようリクエストしています。ディーラになりしだい、USの小売価格で日本のお客様に商品をご提供できるかと思います。もし今すぐ商品をご希望の場合は、こちらで購入代行いたします。今しばらくお待ちいただけるようでしたら、ディーラー手続きが済みますまで、お待ちください。』との返事もメールがきました。
 素早いっ!有り難うございました。私はディーラー手続きが終わられてから、チャレンジしようと思います。しかし、こりゃ、送料の方が高くつくかな?発送はすべて「FedEx」を使用されるとのことなので、荷物追跡システムが楽しみです(^^;)

【98/02/12】B5ファイルサイズ1.35kg VAIO(バイオ) 新モデル登場
 ソニー株式会社から、「PCG-505」の操作性を踏襲しながら、「クロック周波数アップによるさらなる高速処理」と「ハードディスク容量の大容量化 (2.1GB) 」と「省電力設計によるバッテリー動作時間の長時間化」を実現した新モデルさらに高性能を追求した、世界最薄のB5ファイルサイズ ノートブック型パーソナルコンピューター"VAIO(バイオ)"『PCG-505EX』など 2機種 発売が98年2月12日付けで公開されています。重量は約1.35kgで、MMXテクノロジーPentiumプロセッサー233MHzを搭載した「PCG-505EX」が2月21日発売、166MHzを搭載した「PCG-505X」が3月7日発売で、価格はオープン価格です。

 旧モデルの「PCG-505」が97年10月15日に発表ですから、4ヶ月後の投入です。こうした1.35kgの軽量機にこそ、MMXテクノロジーPentiumプロセッサー233MHz等のハイスペックのCPU投入は嬉しいです。私の大好きなコンセプトは、以前にも書きましたが「羊の皮を被った狼」というものですから、外部CRT出力時1,024×768ドットモードで65,536色同時発色が可能なようにVRAMも2MB積んで貰ったら、もっと嬉しかったのですが...

【98/02/12】「モバイル虎の穴」来訪者数 8万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が8万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。日経BP社の「日経ネットナビ」No.22 98年3月号 "HOT!HOT!HOT!"のモバイルコーナーP209に、この「モバイル虎の穴」を掲載して頂きました。また、連動企画のnetN@vi "HOT!HOT!HOT!"からもリンクして頂きました。有り難うございます。

【98/02/11】デジタルスチルカメラの画像フォーマットの統一がいよいよ本格化
 株式会社リコーを含む11社から各社のデジタルスチルカメラ(DSカメラ)相互および周辺機器との間で自由に画像を交換するため主要メーカー11社が「Exif」規格のデジタルスチルカメラ用細則(SEG細則)を制定が98年2月9日付けで公開されています。

 JEIDA(日本電子工業振興協会)規格でありISO規格としても認定されている画像ファイルフォーマット規格「Exif」は、DSカメラ業界で画像フォーマットを統一しユーザーの利便性向上を図るとともに市場をより発展させるため制定されていましたが、選択自由な部分があった為に互換性に問題がありました。そこで、「Exif」で選択自由となっていた「オプション」仕様を細部に亘って絞り込みをすることで、より広い互換性を確保しようとするのが今回の「SEG細則」です。特に「画像確認用インデックス画面(サムネイル:160×120画素)の共通化」は、ホームページ作成でも軽くて重宝していましたので、嬉しいです。

【98/02/10】Windows 3.1ユーザーに「Windows 98 Preview Program」相当を無償・無制限で提供
 マイクロソフト株式会社から「Windows 98 テクニカル ベータプログラム」に参加するMicrosoft Windows 3.1ユーザーを募集する「Microsoft Windows 3.1 ユーザー向け Microsoft Windows 98ベータ情報ページへようこそ」が98年1月20日付け最終更新で公開されています。費用は、無償です。

 ちなみに、2月5日(木)から2月12日(木)までの期間限定で行われる「Microsoft Windows 98 Preview Program」の参加者受け付け「Microsoft Windows98 Preview Program 〜次世代Windows 早期評価プログラム〜」は、実費3,600円(部材費、郵送費、サポートコストを含む/消費税別)にて実施中です。(35,000名をこえる応募があった場合には、厳正なる審査?の上、当選者決定)しかし、Windows 3.1ユーザーには、これと全く同じベータ版を無償で数量無制限に配布するとのことです。確かに、米国内では、日本と異なりWindows 3.1が現役でバシバシ利用されている為、Microsoft社は今回のWindows 98でのリプレースを真剣に狙っているというスタンスは理解出来ますが....

 尚、Windows 3.1を利用してインターネットに接続している場合のみ先のページへアクセスが可能で、Windows 95やNTでアクセスしようとしても、「Microsoft Windows 98 Preview Program」(なぜか英語版!)の方へ誘導されます。95やNTのユーザーがレジストリを変更してアクセスするというのは反則です。

【98/02/09】自営/家庭内PIAFS網構築可能なTAが新たに登場
 松下通信工業株式会社から【97/10/13】に紹介したNTTブランドのPIAFS対応ワイヤレスターミナルアダプタ「INSメイトW2セット」の内線PIAFS対応のTA部の自社ブランド版パソコンルート向けにワイヤレスデータステーション「VC-173」を発売 が98年1月12日付けで公開されています。価格は、79,800円です。

 この内線PIAFS対応のTAは、家庭内においても、PIAFS対応PHS端末やパーソナルコンピュータを接続し、ISDN回線を介して、インターネットアクセスを可能です。また、外出先からでも、自宅に戻ってからでも、PIAFS対応PHS端末を使ってデスクトップパソコンへのリモートアクセスが可能です。「INSメイトW2セット」では、正式サポートではない「NTTパーソナル」や「アステル」製PHS(接続可能PHS電話機一覧表あり)が、堂々と使用出来るのは嬉しいです。尚、ワイヤレスデータステーション(AD-5801)も販売ルートが異なるだけで、基本的には同一?の製品のはずです。

【98/02/08】新たなPCカード型PHS電話機発表
 セイコーインスツルメンツ株式会社(SII)からPHS業界標準のPIAFSとDDIポケット電話グループの「αDATA」に対応したPCカードタイプ2エクステンデッド(スロットからはみ出す形状)のPCカード型PHS電話機「PHS DATA LINK (MC-P100)」が公開されています。重量は約45g、98年3月20日から発売開始です。「Windows 95,Macintoshを初めとして多くのパソコン、PDAに接続可能」とされていますが、データ通信では、Windows 95/NT,漢字トーク7.5.2〜以外にもWindows CE,PC DOS J6.3などもサポートされるようです。また、イヤホンマイクによる音声通話機能(付属ダイヤラーソフトは当初Windows 95版のみ?)も可能です。私個人的には、NTTパーソナル版も欲しいです。

【98/02/07】バックライト付きで、どこでもモバイル・プレイ?が可能に
 任天堂株式会社から「ゲームボーイポケット」にバックライト機能(バックライトはオンオフ機能により電池節約が可能)を搭載し、単3アルカリ乾電池2本の使用で、稼動時間がアップ(バックライト点灯時約12時間)した「ゲームボーイライト」が公開されています。重量は約190g(電池含む)、98年4月14日(火)から発売開始で、定価は6,800円です。外観は「ゲームボーイポケット」より一回り大きい、幅80mm×奥行き135mm×高さ29mmで、カラーは「金」「銀」の2色です。

 ちなみに、私は「トイザらス」オリジナルのクリア・スケルトンタイプを新年売り出し時にゲットし損ねました。ゲームをしたことも、する予定も無いのですが、息子(幼稚園児)がしてみたいと言っていますので...バカ親、いや親バカですね(^^;)

【98/02/06】「Microsoft Windows98 Preview Program 新機能一覧」が公開
 マイクロソフト株式会社からを2月5日(木)から2月12日(木)までの期間限定で行われる「Microsoft Windows 98 Preview Program」の参加者受け付け「Microsoft Windows98 Preview Program 〜次世代Windows 早期評価プログラム〜」が公開されています。

 追加情報として、「新機能一覧」「Microsoft Windows98 日本語版 プレビュー プログラム動作確認済ハードウェアリスト」があがっています。尚、「初心者ユーザーの方々のご参加はご遠慮ください。」と明示されています。

【98/02/05】昔から噂のあった「気合いの入ったLibretto」 ヨーロッパ市場から登場
 Toshiba Europe社からヨーロッパ市場向けに、800×480ドット表示の7.1インチワイドTFT液晶を搭載し、
「コード名:Tillamook(ティラムーク)」版166 MHz Pentium processor with MMX technology(1.8ボルトで稼動)を採用した「Libretto 100CT - Mini-notebook gone wide-screen」が2月3日付けで公開されています。

 重量は950gで、大きさは210(幅)×132(奥行)×35(高さ)mmです。主なスペックは、内蔵ハードディスク:2GB(7.5 mm厚),RAM:32 MB (最大64 MB), VRAM:2MB(フルカラー,1,024×768ドット外部ディスプレイ表示時は65,536色表示),PCカードスロット:Type2×2(Type3×1),標準バッテリーでの稼動時間:2時間で、現行Librettoの不満な点は殆ど解消されています。また写真や詳細なスペックが記載された「Toshiba notebook PC Libretto 100CT」「Toshiba Libretto 100 CT ultra-portable 166 MMX, 32 Mo ram, DD 2Go, 800 x 480 16 M.Coul.」(フランス語)のページもあります。

 現行モデルは重量850gで、210mm(幅)×115mm(奥行)×34mm(高さ)ですので、重量100gアップ,幅:同一,奥行:17mmアップ,高さ:1mmアップでしかありません。ちなみに「Let's note mini」は、800×600ドット表示で、225mm(幅)×172mm(奥行)×36mm(高さ)です。値段次第ではありますが、携帯性を重視というスタンスを保持したまま、うまく解像度がVGAと時代遅れだった点を改善しており、ユーザに受けそうです。特に「コード名:Tillamook(ティラムーク)」版166 MHz Pentium processor with MMX technology(1.8ボルトで稼動)をスパッと採用したことが、私は一番気に入りました。この、昔から噂のあった「気合いの入ったLibretto」の早期の国内投入を期待しています。

【98/02/04】メガピクセルで水洗い可能なデジタルカメラ
 富士写真フイルム株式会社から新開発の1/2インチ総画素数150万画素CCDを搭載し、防水・防塵仕様で大型ストロボ,2インチカラー液晶モニターを装備した欲張りでヘビーデューティーなデジタルカメラBIGJOB(ビックジョブ)「DS-250HD」新発売が2月3日付けで公開されています。重量は925g(電池など含まず)、98年3月17日から発売開始で、定価は148,000円です。

 デジタルカメラでは初のJIS保護等級7級(「水洗い,雨中の撮影可能,、水中撮影不可」のレベル)をクリアする防水・防砂・防塵性能を持っています。尚、防水・防塵カバーのロックノブを解除すると背面カバーが開き、中から本体デジタルカメラ部のみ取り外すことが可能で、80(W)×101(H)×33(D)mm,重量245gというコンパクトなデジタルカメラとしても利用可能です。このカメラは記録メディアとして「スマートメディア」採用しており、現在最大容量の8MBでも22枚(NORMAL)しか写せません。過酷な条件で使うことが予想される高価なカメラですから、記憶容量が一杯になって媒体交換の為に蓋を開ける必要が無いように、大容量を実現している「コンパクト・フラッシュ」を採用して欲しかったです。

 しかし、通常は重量245gのカメラ、いざという時は重量925gのヘビーデューティーなカメラと変身可能なコンセプトはサスガです。んっ?だったら同日発表されたほぼ同一のデジタルカメラ「FinePix700」:99,800円に単品販売も行うBIGJOB用「防水・防塵プロテクター HD パック」:58,000円を装着して稼動出来ると拡張性があって嬉しいのですが..(^^;)

【98/02/03】MessagePad最新機種 日本語版登場。う〜ん、実物を見て「大根用おろしがね」(^^;)を連想したのは私だけ?
 株式会社エヌフォーからCPUに高速な「Strong ARM SA-110 RISCプロセッサ 162MHz」を搭載し、システムメモリ領域が約4倍に拡張され、液晶も480×320ドットに大型化されているMessagePad最新機種(Newton OS 2.1搭載)の日本語版
「MessagePad 2100 日本語版」を発表が1月31日付けで公開されています。重量は640g、98年3月31日から発売開始で、定価は188,000円です。そもそも、エヌフォーは、MessagePadの日本語環境「UniFEP」を開発してきた会社ですが、本体も発売も開始するということですね。

【98/02/02】品切れになったら、道端からでもPIAFSにて管理元に自動通信する筋金入りのモバイル野郎(^^;)な自動販売機 近々登場?
 NTT中央パーソナル通信網株式会社から法人ユーザを対象として、基本料金を格安の月額980円、通信料金を32Kデータ通信料金(「プラン270」)の2倍(PHSからの発信のみ)とする「32Kデータ通信」専用の新たな料金プラン新料金プラン「テレメトリング98」の提供開始が公開されています。2月1日から提供開始です。そもそも、「テレメトリング98」は、自動販売機などの「被監視装置」に設置されたPHS端末機器と、企業の管理センタなどの「監視装置」との間で自動的に「32Kデータ通信」を利用するシステムです。

【98/02/01】テレビでやってた「ナイトライダー」の「キット」のプロトタイプ(^^;)発表
 クラリオン株式会社からMicrosoft社がWindows CE2.0をベースに開発した車載用コンピューティングプラットフォーム「Auto PC Powered by Microsoft Windows CE2.0」に対応した、世界初の車載用コンピューティングシステム「クラリオン AutoPC」が公開されています。98年6月に、米国市場において販売(米国予定販売価格:1,299ドル)される予定です。

 機能として、音声認識:Speech Recognition(不特定話者対応の音声認識機能。Auto PCの基本操作を音声でコントロール可能。Hands Freeを実現。)や、音声読み上げ:Speech Synthesis(文字情報を音声で読み上げる機能。リアルタイム交通情報やNAVI機能の交差点誘導,E-mailメッセージ読み上げ等に利用可能で Eyes Freeを実現。),ナビゲーション:Directions(矢印とストリート名称および距離を表示するシンプルナビゲーション機能。誘導方法はTurn by Turnで次の交差点までの距離・ストリート名・矢印を表示。オプションのGPSを使用すれば自車位置の入力が不要。)等があります。「Hands Free」「Eyes Free」とは凄いですね。何だか昔テレビでやってた「ナイトライダー」の主人公の話を理解したり、自分で考えたり出来る人工知能を実現したコンピュータを搭載した黒塗りのアメ車「ナイト2000:通称KITT(Knight Industry Two-Thousand)」を思い出しました。

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