Topics及びNTイントラ関連ニュース 98年2月分
【98/02/28】ISP回線を効率的に利用可能出来る帯域制御ソフトウェア
株式会社ネットサーブから、プロトコルに対してのプライオリティ,ユーザまたはグループ別のポリシーの設定により、トラフィック制御を行うソフトウェア「NetRoad TrafficWARE」を発表する「ネットサーブとUkiah Softwareがトラフィック制御ソフトウェアを日米同時発表」が公開されています。97年12月から出荷済みで、標準価格は帯域別で設定されています。動作環境は、Windows NT 4.0以降(Server又は Workstation)です。尚、同社のファイアウォール製品「NetRoad FireWALL」との統合により、セキュリティレベルを保ちながらのトラフィック制御も可能です。また、「TrafficWARE」資料 (whitepaper)もあります。技術的には、ファイアウォールのアプリケーション・レベルの監視機能を流用した製品ですが、ライバル製品である「FloodGate-1」がUNIX版からの投入という状況ですから、注目度は高いです。
【98/02/27】PIM機能を強化したイントラネットグループウェア
株式会社リンコムから、PIM機能をもった個人/グループスケジュールモジュールが追加されたイントラネットグループウェア「ELIAS3.1J」が公開されています。98年2月25日から出荷済みで、価格は198,000円(サーバーライセンス)です。新機能として、「自由に設定可能な複数グループ機能」「優先順位と期限を意識したタスク管理機能」「在籍表機能」等が追加されています。画面回りも洗練されました。
【98/02/26】NTネットワークのTCO削減を狙うNDS for NT 1.0J出荷開始
ノベル株式会社から大規模環境でのWindows NTドメイン管理の複雑さを解消し、TCOを大幅に低減することを狙ったディレクトリ・サービス「NTネットワークのTCO削減を実現する NDS for NT 1.0Jいよいよ出荷開始」が2月23日付けで公開されています。98年3月13日から出荷開始予定で、価格はオープン価格です。詳細な製品紹介の「NDS for NT」のページもあります。ちなみに、現在のNTのドメインは、NDSのような階層的な構造は作れず、新バージョンのNT5.0から搭載するディレクトリ・サービス「Active Directory」を待たなければなりません。その為、ノベルしては先行者メリットを何とか活かしたいところです。
【98/02/25】ファイアウォール「Gauntlet」のNT版
Trusted Information Systems, Inc.からunixベースでの実績の多いフリーの「TIS Firewall Toolkit」をベースにしたアプリケーションベース・ゲートウェイ・タイプのファイアウォール「Gauntlet インターネットファイアーウォール」が公開されています。「Gauntlet V1.1 for WindowsNT」の価格は、790,000円〜(50 Users)です。このページ自体は、unix版のものですが、「パンフレットPDF」は、きちんとNT版のものです。
【98/02/24】「Exchange Server Version 5.0日本語版 SP2」ダウンロードサービス開始
マイクロソフト株式会社から「Microsoft Exchange Server Version 5.0日本語版」における修正モジュールが含まれているMicrosoft Exchange Server Version 5.0 Service Pack 2についてが2月16日付けで公開されています。ちなみに、Internet Explorer と Microsoft Exchange Server を同じコンピュータ上で使用する必要がある場合は、Microsoft Exchange Server をインストールする前に、Internet Explorer 4.0 をインストールしなければ、面倒な事になるというのを、初めて知りました。(Microsoft Exchange Server をインストールした後で、Internet Explorer 4.0 をインストールすると、Internet Explorer によって、MIME レジストリ データベースが変更され、他の言語とのメールの交換で問題が発生する為とのこと)
【98/02/23】Windows NT専門誌の『アスキー NT』創刊
株式会社アスキーから米「Windows NT System」誌と提携したWindows NT専門誌の創刊情報ビジネスを活かすWindows NT専門誌『アスキー NT』創刊のお知らせが公開されています。4月24日(金)に創刊され、年間購読料金は15,000円(税,送料込み)です。創刊号の内容も公開されています。NT専門誌がぞくぞく登場ですね。他誌との差別化のポイントをどのあたりに振られるのかが、楽しみです。
【98/02/22】日本初の「RSA RC2/RC4 128ビット暗号化機能」対応セキュリティソフトウェア
株式会社インターネットダイナミックスから「RSA RC2/RC4 128ビット暗号化機能」を日本で初めて組込み、またアクセスコントロール,VPN(暗号化),認証,リソース管理,ファイアウォール,ウイルスウォール機能を一元化した「Windows NT対応 イントラネット/エクストラネット セキュリティソフトウェア InterConclave Version 1.1 リリース」が2月6日付けで公開されています。3月11日より発売開始され、価格はサーバソフトウェアが500,000円〜(25ユーザ)となっています。特徴は、NT OSカーネルモードをサポートしており、カーネルモードで動作させることにより、パフォーマンスが数十パーセント向上するとのことです。また、「Key Escrow」(運用中の暗号キーをキャッシュする)の実装により、RSA RC2/RC4 128bitの輸出許可を受けており、128bitを利用する場合、購入前に申請書を提出する必要があります。
【98/02/21】Windows NTのセキュリティホールにも対応可能!なファイアウォールソフト
三井物産株式会社からマルチレイヤトラップによるより強固なセキュリティ(ステートフル・インスペクション・テクノロジ) を採用した米ネットワークワン社のファイアウォールソフト「FireWall Plus for Windows NT」が公開されています。標準価格は78万円〜(50ユーザー用)で、日本語版も発売開始済みです。特徴は、TCP/IP,IPX, NetBEUI, Apple Talkなどを含む388種類ものマルチ・プロトコルをサポートし、複数のレイヤでのフィルタールールをサポートしています。また、Windows NTのセキュリティホールに対応可能となっています。詳細は不明ですが、OSにデータが渡る前に動作する「ステートフル・インスペクション・テクノロジ」であれば対応可能なのかもしれません。興味がありますね。
【98/02/20】「Proxy Server 2.0 日本語版」の評価版の無償ダウンロードサービス開始
マイクロソフト株式会社からインストール後30日間に限って使用することが可能な「Proxy Server 2.0 日本語版」の製品と同じ機能を搭載した、評価版の無償ダウンロードサービスダウンロード 「Microsoft Proxy Server 2.0評価版」が2月18日付けで公開されています。また、サイトフィルタリングやウィルス監視など Proxy Server 2.0 の機能を強化するサードパーティ製品の体験版も同時に入手可能となっています。尚、Microsoft Proxy Server 2.0の製品版ソフトウェアをインストールする場合、事前にこの評価版ソフトウェアを削除する必要があります。
【98/02/19】「Windows NT 5.0」有料教育コースもう登場
日本ヒューレット・パッカード株式会社から企業向けITシステムとして「Windows NT 5.0」導入を検討しているIT専任者向けの有料教育コース「Microsoft Windows NT 5.0 」教育コースを業界で初めて、3月から開始。第一回目は特別価格で提供。が2月17日付けで公開されています。3月17日に実施する第一回開催のコースは、通常価格(48,000円)から約20%引きの38,000円の特別価格で提供されます。開催形態は、「英語のテキスト」「外国人講師による英語の講義とデモ」というのがビックリです。
【98/02/18】「パスワードクラッカー」関連(翻訳)記事
CNET社からこの「NTイントラ虎の穴」で【97/09/16】に紹介した「L0phtCrack 2.0 for Win95/NT」の関連(翻訳)記事ウィンドウズの新「パスワードクラッカー」 が公開されています。ちなみに、「L0phtCrack 2.0 for Win95/NT」に関しては、SP3に添付されている「シスキー・ユーティリティー(syskey.exe)」を適用すると、暗号パスワードへのアクセスを阻止することが可能とされています。
【98/02/17】米DEC、Microsoft社と新たな包括提携
日本ディジタル イクイップメント株式会社(略称:日本DEC)から締結済みの包括提携をさらに発展させ、 企業におけるWindows NT、BackOfficeを使用した情報システムの普及を目指した「米DEC、Microsoft社と新たな包括提携を締結 ワールドワイド・プライム・インテグレータとして協調関係を強化」が98年2月16日付けで公開されています。この提携に基づき色々な協力体制が取られますが、中でも「32CPU,64CPU,およびそれ以上のAlphaを使用するプロセッサスケーラビリティ」と、「Alphaプロセッサで稼働するWindows NTの拡充」が気になりました。「32ビットのx86 Windows NTアプリケーションを64ビットAlphaプロセッサ上で高速稼働させる『FX!32』を Windows NT 5.0に統合」という決断も注目です。このまましぼんで行くか?と思われた「Alphaプロセッサ」ですが、まだまだビシビシやるようですね。
【98/01/17】「NTイントラ虎の穴」来訪者数 15万突破
この「NTイントラ虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が15万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。
【98/02/16】パスワードクラックツール最新版「L0phtCrack 2.0 for Win95/NT」への公式見解公開
Microsoft社からこの「NTイントラ虎の穴」で【97/09/12】に紹介済の「the Microsoft NTcracker L0Phtcrack 1.5 」の機能を強化し、速いパフォーマンスを実現した最新バージョン「L0phtCrack 2.0 for Win95/NT」($50のシェアウェア!)に対する公式見解「Clarification on the L0phtcrack 2.0 tool」が公開されています。内容的には、「非アドミニストレーターが直接にパスワード,あるいはパスワード・ハッシュにアクセスすることは出来ませんので、ユーザー・パスワードの質をチェックしたいアドミニストレーターにとって役に立つかもしれません」という趣旨の内容です。これは、私が【97/09/12】にコメントした内容と一致しています。しかし、指摘にもあるように、「Windows NT 上の LM 認証を無効にする方法」の適用や、「Windows NT SAM permission Vulnerability」の対策を取るべきでしょうね。
【98/02/15】不当なSMBログオン・リクエストでの「Denial of Service Attack」修正公開(英語版のみ)
Microsoft社からサーバー・メッセージ・ブロック(SMB)・ログオン・リクエスト時に、リクエストで明確に述べられたデータサイズが、後に続く実際のサイズと合わないときに、メモリエラーで、NTがリブートもしくは、クラッシュさせられる「Denial of Service Attack(サービスが出来なくなる攻撃)」に対する修正情報/モジュール「Denial of Service Attack Causes Windows NT Systems to Reboot」が公開されています。対象は、Microsoft Windows NT Server version 4.0です。尚、日本語版に対するモジュール提供は、まだ行われていません。
【98/02/14】NTのTCP/IP関連で困ったら、まずこちらへ
マイクロソフト株式会社からネットワーク プロトコルとして TCP/IP を使用しているときに発生する可能性のある、一般的なネットワーク通信問題の対処方法「Windows NT 4.0 での基本的な TCP/IP の問題を解決する方法」が公開されています。社内からも非常に多く質問を受ける内容なので、紹介してみました。こういう情報は、「Microsoft Technical Support -サポート技術情報」で無償で公開されているものです。
【98/02/13】日本人好みのバリューセット!「Small Business Server」日本語版 3月中旬リリース
マイクロソフト株式会社からWindows NT Serverを基盤に、小規模企業で必要とされる、データベース,電子メール,FAXサーバーおよびインターネット接続などの機能を統合した、専任の管理者がいない小規模オフィス向け統合ビジネスサーバー「Microsoft BackOffice Small Business Server Version 4.0」日本語版、3月13日(金)発売が98年2月12日付けで公開されています。5クライアント アクセス ライセンス付きで、推定小売価格は288,000円です。このSmall Business Server(SBS)は、 最大25台までのクライアント端末を所有する小規模企業をターゲットとした製品です(ユーザー登録には制限が無いものの、Small Business Serverに接続できるクライアントコンピュータは、最大で25台迄という制限が存在)。要は、「サーバーソフトウェア」に NT Server 4.0 (SP3適用済),IIS 3.0,Active Server Pages 1.0 ,Index Server 1.0,SQL Server 6.5 (SP3適用済),Exchange Server 5.0 (SP1適用済),Proxy Server 1.0,FAX サービス,モデム共有サービス,SBS専用統合管理ツールがあり、「クライアントソフトウェア」に、Outlook 97(SR-1),IE 4.01,FrontPage 98(1ライセンスのみ)のナント計13コンポーネントがセットになったお買い得(^^;)製品です(本当は、Proxy Serverは、 1.0でなく出荷が始まった2.0にして欲しかった所ですが..)。 やはり、ウケるでしょうね。また、「Small Business Server Home Page」というかなり気合いの入ったページも公開されています。ちなみに、去年、マイクロソフトの東京本社の3名のかたから熊本にいる私を訪問して頂いた時も、「日本では、SOHOはマーケットとして成立が難しくて、やはり今後の市場はSOですよね」みたいな話をしたことを思い出しました。
【98/02/12】「Netscape SuiteSpot 3.5」日本語版 4月上旬リリース
Netscape Communications社からインターネット標準である LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)バージョン 3 に基づく世界共通ディレクトリ・サービスを世界で初めてサポートするサーバー・ソフトウェアであるグローバルなイントラネット、エクストラネットを展開する企業向けの Netscape SuiteSpot 3.5 を出荷開始が98年2月9日付けで公開されています。プラットフォームには、WindowsNT Workstation/ Server 3.51以上も含まれ、日本語版は 「SuiteSpot Standard Edition」 のリリースが4月上旬に予定されています。(Proxy Serverも含まれる「SuiteSpot 3.5 Professional Edition」は、未定?)尚、Java Development Kit(JDK)1.1 の完全対応も実現しています。
【98/02/11】サーバを地図上に表示することが可能なイントラネットサーバ稼働状況監視ソフト
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社からWWW サーバを始め各種インターネットサーバの稼働状況を一元管理可能なイントラネットサーバ稼働状況監視ソフト「IP.Check」が公開されています。価格は、基本システム + 必要ライセンス数で、1〜5台の場合、130,800円になります。サーバを地図上に表示することが可能で、位置を視覚的にとらえる事が可能になっています。尚、製品は英語版ですが、日本語マニュアルと日本語インストールマニュアルが付属します。
【98/02/10】「Microsoft Exchange Server 5.5 評価キット」申込み公開
マイクロソフト株式会社からExchange Server 5.5 30日間限定試用版(機能は製品版と同等),カタログ等製品案内,製品情報/技術情報CD-ROM,他社製品との比較資料,購入ガイド等を提供する「Microsoft Exchange Server 5.5 評価キット」申込みのご案内が公開されています。3月31日までの期間限定(先着5000名)です。
【98/02/09】管理者必見の「Windows NT Network Security Manager's Guide」公開
CIAC からPDF形式で、正式名称「Windows NT Network Security Manager's Guide」という30ページのドキュメント「CIAC-2317 Windows NT Managers Guide」 Releasedが98年1月30日付けで公開されています。取りあえず、斜め読みをすると役に立ちそうですが、PDF形式なので得意(^^;)の翻訳ソフトに流し込む方法が取れないのが、痛いです。年度末で本来の仕事の方がバタバタしていますので、時間がある時にじっくり読んでみることにします。
【98/02/08】バックアップソフトウェアは「Disaster Recovery(惨事復旧)」というキーワードに注目ですね
コンピュータ・アソシエイツ株式会社から新機能を搭載したバックアップソフトウェア「ARCserve」の新バージョン「ARCserve for Windows NT J6.5」 出荷開始が公開されています。「ARCserve for Windows NT J6.5 Enterprise Edition/Single Server Edition」は98年1月29日出荷開始で、「ARCserve for Windows NT J6.5 Workstation Edition」は98年2月12日より出荷開始です。価格は、「Single Server Edition」の場合、150,000円です。注目機能の「Disaster Recovery Option J2.0 for Windows NT」では、リモートの惨事復旧もサポートされています。(「ARCserve for Windows NT J6.5 Workstation Edition」に標準で同梱されるようになったものは、ローカルディスクの復旧のみ可能)
【98/02/07】NT Serverと、IISに関する書籍の一覧の最新版公開
マイクロソフト株式会社からNT Serverと、IISに関する書籍の一覧表「Windows NT Server & Internet Information Server 書籍紹介」が1月26日付けで追加公開されています。当然、書籍の説明が記載されている各Webページへリンクされています。
【98/02/06】「IIS 4.0」「PWS 4.0」でロングファイル・ネームを使用した場合のアクセス権問題修正公開(英語版のみ)
Microsoft社から「Internet Information Server version 4.0」「Personal Web Server version 4.0」で、ファイル名やディレクトリ名に最大255文字のロングファイル・ネームを付けた場合、互換性目的のために自動的に生成される短いファイル名(8+3文字)を指定すると、権限が無くともアクセスが可能になるセキュリティーホールに対する修正情報/モジュール「Settings May Not Be Applied with URL with Short Filename」が公開されています。対象は、「Internet Information Server version 4.0」「Personal Web Server version 4.0」と、「Netscape FastTrack 2.x 」です。尚、日本では「Internet Information Server 4.0」が含まれる「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」の提供が、「プレリリース版」を含めてWebサイトではまだ行われていませんので、関係ありません。(97年11月12日の「Microsoft Scalability Day Japan」では、日本語プレリリース版が会場で配布されました。私も入手済みです。)関連情報にCIACの「I-025A: Windows NT based Web Servers File Access Vulnerability」があります。
(追加情報【98/02/12】:関連記事(翻訳記事)に「ワイアード・ニュース」の「ファイル名バグで覗き屋に開かれるサーバ」があります。
【98/02/05】公開鍵暗号に基づいた128bitのSSLのセキュリティプロトコルをサポートしたWebサーバ登場
NTTから米国O'Reilly社が開発したWWWサーバソフト「Website Professional」を日本語化し、 128bitセキュリティ機能を組み込んだ「いよいよリリース!!(1月16日) WebSite Professional-J!!」が公開されています。定価は、108,000円です。ハイセキュリティは米国において輸出規制対象とされている為、NTTが独自にハイセキュリティ機能を開発し、日本語化された製品の機能に追加したものです。Webドキュメント作成・管理に便利なWebView(Web作成・保守ツール), HomeSite(HTMLエディタ),WebIndex(Web検索インデックス作成ツール),Map This!(イメージマップ作成ツール)などのアプリケーションもあります。
【98/02/04】リモート管理をより強化したWindows NT 4.0 Server対応のウイルス対策ソフトウェア
トレンドマイクロ株式会社から新バージョンで、ServerProtectの主機能であるリモート管理をより強化したWindows NT 4.0 Server対応のウイルス対策ソフトウェア「ServerProtect for Windows NT Ver4.5」が公開されています。ようやく追加・変更仕様の概要が記載されていますが、ファイアーウォールやプロキシサーバーがある場合にダウンロードできなかった問題を解決する為に、ウイルスパターン・ファイルのダウンロードの方式をHTTPプロトコルに変更する等の工夫もされています。
【98/02/03】1台の操作画面を複数のパソコンから参照可能なリモートコントロールソフト発売
株式会社ディアイエスからマルチユーザ対応のリモートコントロールソフト「リモコン倶楽部 Enterprise Edition」が公開されています。リモートコントロールするパソコン同士を1:nもしくはn:1で接続できるパッケージで、1台の操作画面を複数のパソコンから参照することができる為、操作説明などが容易に行え、パソコン教室やセミナーなどにも使えますね。
【98/02/02】「Lotus Domino 4.6」管理者の不適切な設定により、Webブラウザ経由での不正なアタックの可能性
L0pht Heavy Industriesから「L0pht Heavy Industries Security Advisories」のページに全てのプラットフォームの「Lotus Domino 4.6」に関して管理者の不適切な設定(データベース・デフォルトACLs関連)により、Webブラウザ経由で「Lotus Domino 4.6」のファイルを読め、最悪の場合には勝手に書き込むことが可能と指摘する「Web users can write to remote server drives and change server configuration files. 」が公開されています。関連記事(翻訳)に「Wired News」の「簡単に崩れ得る『ロータス・ドミノ』サーバー」があります。また、Lotus社の公式見解「Response to L0pht's security concerns」も公開されました。私は、そもそも「Lotus Domino」を使っていませんのでピンとこない話ですが、関係がある人は、動向をウォッチする必要があると思います。
【98/02/01】「Microsoft SQL Server ,Enterprise Edition Version 6.5」日本語版発売
マイクロソフト株式会社からSQL Serverのエンタープライズ上位製品ならびにコネクティビティ製品「Microsoft SQL Server ,Enterprise Edition Version 6.5」日本語版、「 Microsoft Host Data Replicator Version 1.0」日本語版を1月30日(金)発売 が1月30日付けで公開されています。1月22日(木)からWebサイトで公開済みの「Microsoft SQL Server Service Pack 4」 日本語版にもふれてあります。また、1996年のWindows NT対応のデータベース市場において、SQL Serverは出荷数で44%の市場占有率により第1位で、第2位のオラクル社の市場占有率は28%との統計の紹介もあります。
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