2年関数・その1 1999.4.24

  生徒用に考案したものです。机の上において、座標の練習やグラフが作れないかと考えました。左は大封筒に座標軸を手書きしたものです。右は画用紙に印刷したものです。座標は、おはじきを置かせました。そして、直線はピアの線(鋼鉄)を置かせました。少し転びますので、針金の先を一pほど折り曲げています。50本ほど持っています。三年生の担任が長かったため、あまり使用する機会はありませんでした。  
  「関数はわからない」と、生徒はよく言います。この理由は三つあります。
@ 関数を表現するのに、式・表・グラフがあり、用語も変化すること。
A 学年ごとの指導時間は、数式と図形に比べ大変少ない。
B 今、何をしているのか分からなくなること。
そこで、Bの欠点を補うため、式→グラフのように学習内容を示し、確認をとるためのカードです。
 
  縦1mの広用紙で作った方眼黒板です。何かと便利でした。複数の式の違いは、グラフの形で現れます。だから、二枚か三枚は準備して授業に臨みました。このほかにマグネットと「伸びる手ゴムひも」は、必要です。  
  上の広用紙を利用した指導の例です。「伸びる手ゴムひも」を使って、最初は傾き読み取りの練習をします。切片の指導をした後、ゴムひもを伸ばしてグラフを描きます。消す必要はありませんので、何度でも練習できます。
右は、マグネットを用いて座標を確認したところです。
 
  写真がわかりにくくてすみません。これは、黒板に貼ることができる1m定規です。実験するときに使用したものです。縦に並べて使用します。バネはかりの長さ、ピンポン玉の跳ね返り距離の測定に利用できます。  

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