タングラム・A

     
遊び方
正方形から切り出された7片をすべて使って、指定された形をつくる遊びです。動物・人・植物・道具・幾何学模様などその形はさまざまです。写真右は、人と鳥です。タングラムは一人遊びの要素が強く、いつでもどこでも楽しめる良さがあります。しかも作りやすいという手軽さもあります。幾何学模様の中には、平面図形が多いため、算数と数学でも取り扱うことがあります。教育の世界とパズルの世界は密接な関係があります。
 
作り方
正方形を対角線と中点を利用して、左の図のように線をひきます。一辺は10〜15cm程度です。最初の写真は鉄製の市販物ですが、私は板を切り、紙の箱に和紙を貼ってケースを作りました。厚紙でもできますが、手で操作するので、ある程度は厚みが必要です。
パズルの歴史
いくつかに分割・切断された片を全部使って、指定された形を作るパズルを総称して、タングラムといいます。ここで紹介しているのは、中国のもので「七巧図」と呼ばれる物です。1800年のはじめ頃、ヨーロッパに伝えられ流行しました。現在は正方形だけでなく、長方形・円形・卵形から分割されたものも開発されて、市販されています。(出典 高木茂男著「Play Puzzle」 平凡社)
 
タングラム・B