校長先生の挑戦 玉東町・大どんどや 子どもは地域の宝

平成15年1月11日(土)に、玉東町木葉駅南の宅地造成地でどんどやを実施しました。今回はお隣の木葉小学校と合同で実施することになり、準備も大変でした。しかし、苦労して汗を流したあとの喜びは、何とも言えない充実感が残りました。

写真1は、電柱の穴を掘る重機です。クレーン付きの大型ドリルが備えられ、直径50cmほどの穴を開けることができます。穴は五ヶ所で、一ヶ所に3本ずつの孟宗竹を入れていきます。このときは午前8時です。15本の大きな竹は前日近くの山で切ったものですが、人の力では動かず、トラクターとトラックで引きずりおろしました。
写真2は、山北小学校と木葉小学校の6年生が、ミカンの枝を運んでいるところです。山北校区で伐採されたミカンの枝は、2トントラックで50台以上の量があります。この作業は2時間以上もかかり、終了したのは午前11時でした。

写真3は、子どもたちと一緒にどんどやに点火している場面です。作業服に赤い帽子、そして白い長靴は私なのです。開会式に点火式、児童と町民合わせて600人を前に緊張の一瞬です。わざと目立つように、ヤマハの赤い帽子にしているのです。
写真4は、燃えさかるどんどやです。全員疲れているのも忘れ、しばらく見学です。例年よりも参加者が多く、感動を覚えました。この日のために、両校のPTA会長さんと一緒に二ヶ月間の準備をしたのです。

写真5は、もちつきです。老人クラブの方と一緒に、小学生がもちつきをします。もち米140kgを、7つのウスでつきました。子どもたちは一人2個は食べたでしょう。孫と一緒の老人クラブの方は、出番がきたと張り切ります。もち米洗いも大変でした。
写真6は、会食風景です。山北のどんどやは、バーベキュー形式です。なべや七輪にオキを入れ、家族水入らずの会食です。どこの家族も笑顔であふれ、温かい雰囲気が漂います。この風景を見るたびに、山北にきて良かったと実感します。
今回のどんどやは、両校のPTA会長・SさんとTさんのおかげで成功しました。子どもたちは大人になっても、この日の大どんどやを忘れることはないでしょう。お二人の協力のおかげで、玉東町に夢を届けることができました。感謝しています。