校長先生の挑戦
合唱コンクールの応援
熊本県合唱コンクールにおいて、見事金賞を獲得した井芹中学校は、鹿児島県で開催される九州合唱コンクールに出場したのです。このページは、平成１７年９月１０日（土）に応援にでかけたときのお話です。
１０時頃に自宅を出発し、鹿児島に到着したのは１２時を過ぎていました。有名な天文館通りへ電車で向かい、レストランで昼食をとりました。天文館通りをさらに進めば、中央公園があります。西郷隆盛の銅像がある所です。その隣に、会場となる鹿児島県文化センターがあります。都合のいいことに、予約したホテルも徒歩で五分の位置です。
井芹中学校の合唱部は、５時の出場になっています。熊本県代表は、９校が出場します。全出場校は、４３校です。最初に文化センターへ入ったのは、２時でした。井芹中の保護者の方も１０人会場に来られましたので、挨拶をしました。熊本市立錦ヶ丘中学校の演奏を聴き、しばらくして外に出ました。ホテルに行き、しばらく休憩です。いよいよ井芹中の出番が近づきましたので、再び文化センターへ入場しました。出場した４３校中、４２番目の演奏です。
文化センターには、本校の松下教頭先生と川上先生も応援しています。熊本から三人もの先生が駆けつけたのは、井芹中だけであるとうぬぼれています。合唱部２７人は心をこめて、すばらしい歌を披露しました。指揮者の田尻先生は、いつもよりかっこよく見えました。曲目は「ＳＡＬＶＥ ＲＥＧＩＮＡ」と、「ジプシーはチーズを食べる」の二曲です。課題曲はありません。出場した合唱部すべては、各県の大会で金賞を獲得していますから、私の力ではその差がわかりません。感覚的に井芹が一番だと思っています。
すべての学校が終わったのは、５時２０分頃でした。この後７人の審査員が退場して、審査になりました。閉会式までは一時間ほどあったのですが、、会場にいた千人ほどの中学生が合唱を始めたのです。応援していた観客は最初びっくりしていましたが、その大合唱を楽しんでいました。この合唱は、お互いにエール交換の場だそうです。一つの学校が歌うと、他校も起立して大合唱となりました。やがて閉会式・講評・審査員紹介・成績発表・表彰です。残念ながら、井芹中合唱部は銀賞でした。期待するものがあったのか、会場を去るときもホテルでも涙を流していました。しかし、よくがんばってくれました。夏休みも毎日練習して、そして私たちに夢を与えてくれました。銀賞のお祝いに、応援の先生を連れて天文館へ行き、夜遅くまで飲んだのです。
