校長先生の挑戦 井芹川に鯉の放流

 

本校には新入生のために、井芹川にコイを放流する行事があります。主催は井芹中学校生徒会ですが、井芹中学校区さわやか推進協議会の皆さんがお世話しています。今年も平成17年4月13日(水)の午後に行われましたので、そのときの様子を紹介します。

当日の4時間目は、学級の写真撮影でした。撮影終了後に一年生116名は、井芹川・山王橋へ向かいました。生徒会役員は、バケツ20個・ほうき数本・脚立・発泡スチロールの器などを準備していました。バケツにコイの稚魚を分けて、各クラスの前に並べました。コイは元気がよく、バケツから飛び跳ねて川に逃げるのもいます。

川の反対側には、推進協議会の役員、生徒会、本校職員がいます。マイクで指示をしながら、放流の準備です。合図の爆竹が上がり、一斉にコイを放流していきます。116名全員が数匹ずつのコイを放流するわけですから、ある程度は時間がかかります。生徒もしばらくは放流したコイを見つめていましたが、泳いでいるのを確認して安心したようです。毎年放流しています。

入学記念にもなりますし、新入生も元気に育ってほしいものです。いつか成人して井芹川に泳ぐコイを見て、井芹中のことを思い出してくれることでしょう。この行事の趣旨は、コイが泳ぐきれいな井芹川を実現するという願いも込められています。

コイの放流が終了した時点で、熊本市消防局による放水も行われました。引き続き新入生のお礼の言葉、さわやか推進協議会会長あいさつ、消防局の講話と続きました。今年は天候に恵まれ、気持ちよい行事となりました。