校長先生の挑戦 緑化コンクールの準備

熊本市の公立学校の行事として、学校緑化コンクールがあります。熊本市教育委員会が主催であり、歴史のある行事なのです。井芹中に勤務して二年が経過したので、先生方に相談をして、コンクールに応募することとしました。

先生たちだけに苦労かけていては、率先垂範のモットーが非難されます。私の取り組みは、一学期の草取りとガラクタ整理でした。何日もかかりましたが、事務の先生も頑張り、また朝早くから出勤した先生は花壇の草取りをしてくれました。
上の写真は、花の種まきです。また発芽生長した苗を、ビニポットへも移植しました。移植作業は根気のいる作業です。それでもコンクール入賞のために、心地よい汗を流したのです。

 

事務の先生の提案で、古くなっていた樹木プレートを交換することになりました。自宅から愛用の電気のこを持ち込み、杉板の切断です。二百枚は切ったと思います。次は下地ぬりと、樹木名記入です。この作業は生活委員と美術部の生徒が放課後残って、こつこつと仕上げてくれました。自分でやろうかなと思っていましたが、生徒の作品がカラフルで夢のある作品になりました。

 

中庭に植栽されたツツジ等も、晴天続きで枯れました。枯れた木は引き抜き、トラックで処分したのです。本校の自慢の一つに、保護者の協力体制が整っていることが上げられます。体育大会の後に実施した花壇の除草、あるいはアトムの会や生活委員の花苗定植など、準備は進みます。本校の環境整備は、お金をかけていないのです。先生方や保護者の善意によって、少しずつ環境は整備されたのです。