校長先生の挑戦 刈払い機を購入する 西ドイツ製の高級品です

平成13年4月のことです。保護者から刈払い機を購入しました。家族会議を開くこと20回、貯金通帳を眺めること20回、ついに決断したのです。学校の予算から購入したのではありません。私のへそくりで購入したのです。
ホームセンターでは20000円程度からありますが、この機械は46000円の高級品です。あとでわかったのですが、スティールという西ドイツの会社が作ったものでした。排気量26ccの刈払い機は、なぜかエンジン音も違います。この音の違いは、値段のせいでしょうか。

愛用している耕運機の名前が「耕しくん」だったので、この刈払い機には「刈払いくん」と名づけました。

学校の近くに学校田があります。水田は二ヶ所と思っていたのに、調べてみたらもう一ヶ所も学校の田んぼでした。考えてみれば二年間放置していたのです。当然田んぼには草が生え、土手にも雑草が生い茂っています。
このままでは日本の国土が荒れると考え、草刈りに出かけました。愛機「刈払いくん」を伴い、二時間の作業です。さすがに切れ味が違います。低速回転でも、ばったばったと草が切れます。チョーク程度の竹や樹木の枝も、草と同じように切れるのです。しかし、教師と児童の信頼関係だけは切らないようにしたいものです。

修学旅行の一日目