校長先生の挑戦 菊のさし芽を移植

福井農園に育つ菊の新芽を持ち帰り、自宅の庭で育苗箱にさし芽をしたのは、平成17年5月4日のことです。その後駐車場に置いて、様子をみていました。箱の底をのぞくと、白くて細い根が見えます。さし芽をしてから、ちょうど一ヶ月経過していました。平成17年6月4日(土)のことです。さし芽をほりあげると、何と発根しているではありませんか。

発根したさし芽は、黒色のビニポットに移植しなければなりません。プラスチックの鉢に直接移植してもよいのですが、菊の根は外方向に一直線に伸びていく性質があり、数回移植したほうがよく育つようです。プランターの土を庭にひっくり返し、畑土と牛糞を混ぜました。スコップでよく混ぜ合わせ、菊用の土作りです。本当は腐葉土と化成肥料も入れたかったのですが、買いにいくのが面倒でした。

1本ずつていねいにさし芽を取り、ビニポットへの移植を開始しました。まだ数センチしか伸びていない根ですから、できるだけ切らないようにします。途中で気づいたことですが、すべてが発根しているわけではありません。途中でやめるわけにもいかず、作業は継続しました。

上の写真が、移植した菊の苗です。発根した苗は、71株でした。さし芽は150本ほどでしたから、約50%の成功といえます。本当は80%くらいは取れるかなと予想していました。今回の作業で気づいたことを記録します。@発根した芽は、新しい葉が伸びていたこと。A育苗箱の土は、水はけの良い土にすること。B発根までに一ヶ月かかること。

今回の菊の作業は、教室に飾る菊の鉢を大量に作ることです。ビニポットへの移植を済ませ、やっと第二段階が終わったところです。根が活着したあと、いくつかの作業が待っています。@新芽を切り、脇芽を出すこと。A化成肥料を施すこと。Bプラスチックの鉢へ移植すること。Cさらに新芽を切ること。〜いづれ報告します。