校長先生の挑戦 改革案の推進報告2 京陵中学校

平成18年4月に熊本市立京陵中学校に着任し、その後6月3日に「京陵中学校改革案」を発表しました。とても一人ではできないような作業計画でしたが、少しずつ前進しています。今回は、二回目の中間報告(9月分)になります。報告はこれまでの写真を利用して、簡単な説明をつけました。

      

井芹中学校にお願いして、エンジンで動く剪定バリカン(ヘッジトリマ)をお借りしました。マキタ製の機械はお気に入りで、草刈り機もチェーンソーも同じメーカーです。さて、左の写真は、8月31日の最初に剪定作業です。校舎北側の垣根で、道路沿いに50mほど、サザンカが植栽されています。中の写真は9月4日の剪定作業で、場所は校庭南側の通路です。右の写真は校舎北側の道路側で、ツツジが植栽されています。附属中の生徒も通う道路でもあり、9月7日に剪定しました。

     

9月7日と8日に行った、大きなプランターの移動です。生徒も手伝ってくれましたので、17個の移動ができました。とにかく重いので、まず土を取りました。空になったプランターを4人がかりで抱え、リヤカーに乗せました。移動させた後、再び土を入れました。その後土と堆肥を補充して、9月28日に花を植えました。花はポーチュラカで、ハンズマンで購入したものです。

     

私の日課の一つに、チリ出しがあります。月曜日と木曜日は、必ずトラック出勤をしています。京陵中学校は、熊本市で一番落ち葉が多いと思われます。クス・サクラ・イチョウの大木が多くあり、毎朝200人以上の部活動生徒が集めています。昨年までは中庭に放置したため、見苦しい状況になっていました。今年は集会で生徒に理解してもらい、すべてを45リットルと90リットルのビニ袋で処理しています。腐葉土作りはこれからの課題ですが、中庭がきれいになったら袋詰めの腐葉土を考えています。右の写真は割れたプランターを利用したもので、ビニ袋を入れる箱にしました。9月12日の作業です。

     

京陵中学校には、数箇所の花壇と多数のプランターがあります。これらに花を定植するには、たぶん5000個以上の苗が必要でしょう。苗1個を50円とすると、25万円になります。春と秋の二回ですから、合計50万円。無理な話ですから、花は種から育てなければなりません。左の写真は、9月18日の種まき作業です。14日にキンセンカの種まき、18日にはノースポール・帝王貝細工・ゴデチャをまきました。その後、キンセンカ・石竹・ナデシコの種を追加しました。

      

お得意の草刈りです。この機械を考えた人は、きっと感謝されているでしょう。除草剤が使えない学校では、なくてはならないものです。先生方の研修の一つに、この草刈り機の操作方法を教えたらいかがでしょう。作業は中庭が中心であり、左から9月19日、9月21日、9月26日の様子です。しかし、雑草はまだあるのです。

      

花の作業や草刈り作業と並行しておこなったのが、テーブルとベンチの工作です。これは楽しかったですね。9月19日からホワイトウッドに、防虫防腐剤を塗りました。一度塗ったあとに、もう一度塗りました。水性塗料で扱いやすく、乾けば水をはじきます。私が退職したあとも、長く使用できると思います。9月20日にベンチが二脚、9月25日にテーブルが一台、9月29日にベンチが二脚完成しました。その後も工作を続け、簡易テーブル一台、目かくしのラティス二台が完成したのです。

次回の京陵中改革案の推進報告は、10月分になるかと思います。11月8日に研究発表会があるため、校庭の作業を急いでいます。