校長先生の挑戦 砂場を復元する 子どものために

山北小学校の低学年棟の前には、大きな砂場があります。しかし木の枠がはずれ、子どもたちはここが砂場であることに気づきません。そこでスコップで掘り起こしてみました。なんと25年前のブロックの囲いが、地中から現れました。いつのまにか土砂に埋もれ、木枠も腐食したようです。2時間かけてブロックの囲いが見えるようにしました。

このブロックの囲いを利用して、新しい木枠を乗せることにしました。古い電柱を保存していましたので、砂場に運び、チェーンソーで切断しました。このころになると先生が二人、手伝いにやってきました。傷みがはげしい部分は切り落とし、長さをそろえました。皆で電柱をブロックに乗せ、元の囲いを形作り、砂で固定しました。電柱の厚みの半分くらいが顔を出すようにしました。

ここは砂場だとわかると、1年生から3年生の子どもたちが集まるようになりました。砂場には移植ゴテを20本ほど入れた箱も置きました。休み時間ともなると、15人ほどがいつも遊んでいます。大変な作業でしたが、子どもたちの笑顔を見て、疲れも取れました。完成は平成14年10月21日です。