ジェーンズ邸を訪問 

平成13年2月11日の午後2時に訪れた場所は、洋学校教師館・ジェーンズ邸です。二ヶ月ほど前にも来たのですが、工事中でした。場所は熊本市の水前寺公園の近くにあります。電車通りから細い路地を入りますので、バイクにしました。

 

 

この建物は、二つの意味を持っています。それは明治4年アメリカから招かれた、教師・ジェーンズのために建築された洋風の住宅です。以前は古城(県立第一高校周辺)にあったものですが、熊本市が譲り受けて昭和45年、ここへ移築しました。木造二階建てで、内部は資料館になっています。熊本県指定重要文化財。

もう一つの意味は、この建物が日本赤十字発祥の地(記念建造物)となっていることです。私がここを訪問した理由は、「日赤発祥の地」としての建物を調べたかったからです。明治10年の西南戦争で、ここは総督・有栖川宮親王の宿舎になっていました。そのとき、佐野常民が提唱した博愛社(後の日赤)の創立が認められました。博愛社とは、西南戦争で傷ついた兵士を敵味方なく手当した人たちの組織です。

平成13年2月頃は、「ふるさと玉東」のCD−Rを作製しました。その内容には西南戦争もありましたので、ここへ調査にやってきました。バイクを停めて周りを見れば、ちょうどいいではありませんか。思わずシャッターを押しました。バイクの影を見て、もう少し位置をかえればよかったなと反省しています。