鹿児島・知覧へ一人旅 

平成14年6月15日(土)のことです。前日に準備はできていましたので、午前6時00分、FJR1300とともに出発しました。目的地は、特攻隊基地で有名な鹿児島県川辺郡知覧町です。天気も良く、ツーリングには最適の気候です。自宅(熊本市)から知覧町までは、すべて高速道路を利用しました。乗り入れたICは、御船ICです。このとき6:30、すでに20kmの距離です。高速はがら空き状態でしたが、初夏の風は冷たく感じ、ジャンバーを着ていて良かったと思います。

鹿児島までは、大きな長いトンネルがいくつもあります。特に県境の肥後トンネルと加久藤トンネルは、いづれも6kmを超えるもので、恐怖心を抱きます。行けども行けども出口は見えず、風は強く、トラックの音が前後から迫ります。
さて、知覧町に到着したのは、10:00です。自宅を出発して、メーターは222kmを示しています。高速からさらに南へ指宿スカイラインがありますので、知覧ICを利用すれば便利です。

この写真は、熊本へ帰るときの記念写真です。えびのPAで休憩し、これから通過する長いトンネルのために気合をいれました。背景は国道221号線、加久藤展望台があるループ橋です。このバイクの性能は素晴らしく、長距離ツーリングにむいています。高速での安定感があり、エンジンの振動が身体に伝わりません。出発まではいろいろ不安もあり、しかも周囲の反対もありました。年齢的な体力と精神力に限界を感じつつ、今回の日帰りツーリングです。

旅の記録
自宅発 6:00 0km ⇒御船IC 6:30 20km ⇒肥後トンネル通過 7:00 73km ⇒山江SA 7:14  ⇒桜島SA 8:18 161km ⇒知覧着 10:00 222km ⇒知覧発 15:45 ⇒自宅着 19:00 444km

旅の準備
ジャンバー・ジーンズ・長袖シャツ・ヤマハの帽子・革手袋・タオル・携帯電話・九州地図・筆記具・メモ紙・デジカメ・電池・CFカード・三脚・リュック・その他

 

知覧町へ来た理由は、ソフトボール大会(九州大会)の応援です。本校職員のO教諭がレギュラー(4番・ショート)として出場しました。山北の看板を背負って、見事ホームランと三塁打を打ちました。玉名教員団ソフトボールチームはレベルも高く、しかも礼儀正しいチームとしても知られています。第二試合が延長戦になったため、出発の時間がやや遅れました。球場を後にしたのは、3:45でした。

せっかく知覧へ来たのに、知覧特攻平和会館を見学しないわけにはいきません。会館前の広場に、第二次世界大戦で使用されたゼロ戦が展示してあります。記念写真を撮り、会館内に入りました。ここの見学者は、家族連れよりも年配の方が多いのです。いわゆる戦前戦中派の方がたくさんやってきます。特攻隊員が出陣を前に家族にあてた手紙や遺書を読み、涙する人もいます。
知覧の名物はお茶です。近くのレストランで豪華な茶そばセットを食べ、幸せ気分になりました。

自宅へ帰ったのは、午後7時00分でした。全行程444kmの旅になりましたが、それほど疲れも感じてはいません。何かあったときは途中で引き返すか宿に泊まる予定でしたが、明るいうちに帰宅できました。今回工夫したことは、デジカメで通過点ごとに記録を残したことです。案内の標識と同時にメーターも撮影しました。時間と走行距離が記録できました。
翌朝、肋間神経痛も出ませんので、これからのツーリングに自信がわいてきました。次に行きたいのは、福岡のこまの博物館です。