津奈木町へ散策 

平成15年8月10日(日)、バイクは乗らなければバッテリーが上がると思い、津奈木町へ出かけることにしました。熊本では阿蘇や天草が定番のコースですが、この時期は渋滞することがわかっています。そこで、国道3号線を南下することにしたのです。津奈木町は熊本県南部であり、水俣市に近い県境の町です。到着したのは9時半でした。

荷物はカメラと三脚とコピーした地図を数枚です。午前7時半に自宅を出発し、熊本市→宇土市→八代市→津奈木町のコースです。50km走ったところが日奈久町で、一服するために駐車場にバイクを停めました。このとき、ヘルメットを地面に置いたのですが、これが失敗でした。再び走り始めてから、耳の奥が痛いのです。あわてて停車し、ヘルメットをはずしました。何とアリがいたのです。さらに走っているとき、今度は頭がチクチクします。また、アリがかんでいます。ヘルメットはタンクの上に置けばいいと思われますが、昨年タンクからヘルメットが落ちて壊れたことがあったのです。

津奈木町には、いくつかの石橋・眼鏡橋があります。図書を頼りに、四つの石橋(中村眼鏡橋・新村眼鏡橋・津奈木重盤眼鏡橋・浜眼鏡橋)を見学しました。最もよかったのは、熊本県指定重要文化財の津奈木重盤眼鏡橋でした。1849年架橋の石橋で、場所はつなぎ温泉「四季彩」の前になります。

自宅へ帰ったのは、午後2時半でした。往復行程は180kmでしたから、長距離ではありません。しかし、帰宅途中は車も増え、信号もあるので、思った以上に疲れました。女房が「津奈木の風呂に入ったつね、おいしい物食べたつね。」と、熊本弁で言います。「いいや、石橋訪問。みやげもなか。」と答える私でした。女房には、バイクの良さがわからないのです。