熊本県・矢部町を巡る 

平成14年6月22日(土)のことです。準備も適当に、午前6時14分、FJR1300にまたがり出発しました。目的は、砥用町や矢部町に点在する石橋の見学です。熊本県は全国で最も石橋が多い県として有名です。・・・本当の目的は、バイクに乗りたいだけです。

やや遠回りの行程になり、時間もかかりました。方向音痴のために松橋町で道に迷ったことと、ガソリンスタンドをさがしたためです。最初に見たのは、砥用町の日本最大の単一アーチ橋・霊台橋(れいだいきょう)です。1847年に完成したこの石橋は、全長90m・アーチのスパン28.36mです。歩いて渡りましたが、国道218号線には別の鉄橋が架けられています。

この写真は、霊台橋の案内板の近くにバイクを止め、橋も一緒に撮影したものです。なかなかいい写真は撮れません。橋の下にバイクを置く予定でしたが、逆光のためにあきらめました。

次の目的地は、矢部町の通潤橋(つうじゅんきょう)です。ここへ到着したのは、8:30頃でした。橋の上を歩いて渡りましたが、思い切ってそのまま東側に下りました。だれも来ない場所らしく、公園のような広場も草が伸び放題です。しかし、気兼ねなく撮影ができ、記念写真のあとはサンドイッチをおいしく食べました。広い駐車場が完備され、観光客が訪れるのは、この橋の反対側です。そこには食堂・道の駅・郷土資料館もあります。

さらに徒歩で遊歩道を下ると、五老ヶ滝に出ます。周りには誰一人おらず、つり橋の上からながめる滝の景色は雄大です。通潤橋はこの上流になります。つり橋の上でしばらく写真を撮ったりしましたが、ゆれたり音がしますので怖い思いをします。

矢部町から砥用町へ引き返すとき、道路わきに内大臣橋への案内板がありました。ついでに行こうかなと思い、林道を進みました。樹木とカーブで見通しが悪く、スピードは出せません。こんな所でバイクを倒したら、助けを求めるのに何時間も歩かなければなりません。内大臣橋を渡ったあと、撮影にいい場所をさがしました。自宅で写真を確認したところ、バイクも風景も最高なのですが、私の服装がイマイチということに気づきました。自宅に到着したのは12時18分でしたから、約6時間のツーリングでした。走行距離は、133kmです。

旅の記録
自宅発 6:14  0km ⇒松橋町 ⇒霊台橋 ⇒通潤橋 8:00 67km⇒内大臣橋 ⇒自宅着 12:18  133km