放牛石仏の巡礼・4

所在地を基本として、放牛石仏を訪問しやすいようにまとめました。皆様方も友達を誘い、ぜひお出かけください。所在地ががわかりにくい場合は、石仏のそれぞれのページをご覧ください。

このページは、熊本城周辺の石仏と、城の南側の石仏を案内しています。長六橋を渡り迎町まで来たところで、薩摩街道と別れて日向街道になります。宮崎県への長い道のりですが、第1体や第53体は日向街道の道端になります。

熊本城の南に発達した町並みです。迎町は人の行き来も盛んだったでしょう。

第003体  熊本市迎町白川左岸。長六橋と泰平橋の間の堤防脇の公園。27体もある。
第027体  熊本市迎町白川左岸。長六橋と泰平橋の間の堤防脇の公園。3体もある。

第056体  熊本市迎町1丁目3。県営アパート裏の地蔵堂。白川に近い場所。

第043体  熊本市迎町。国道3号線うなぎの田中商店から入り、キヨナガ食料品店前。

第020体  熊本市紺屋町3丁目。下河原公園の地蔵堂。右奥の幡を持つ立像。

ここでの五体は、近い距離にあります。泰平橋を渡ってすぐに左折して、白川左岸(南側)の道路に出ます。この道路を東へ進むと、お堂が見えます。この中に第003体第027体があります。番号がわからないときは、掲示板を見れば分かります。そのお堂から少し先に、県営本山団地があります。Y字型の三叉路から右下へ5mほど下りたところに、またお堂があります。その中に第056体が安置されています。次の第043体は、一度国道3号線に行きます。産業道路との交差点から南へ行くと、バイク店(レッドバロン)がありますが、その手前100mに右へ入る路地があります。Y字交差点にお堂がありますので、その中を見てください。次は泰平橋を渡り、白川右岸(北側)へ行きます。ニュースカイホテル後楽園ビルの前を川沿いに進むと、細長い小さな公園があります。そこに大きなお堂があります。この中に第020体が安置されています。

 

琴平・本荘は、熊本城の南に位置します。薩摩街道と日向往還の分岐点。

第053体  熊本市琴平本町3。国道3号線沿いの山本釣具店の東側第二駐車場にある。

第045体  熊本市琴平2丁目1。交叉点の中村薬局から入った地蔵堂にある。

第069体  熊本市本荘2丁目15。春竹説教所の山門の左。

第092体  熊本市大江4丁目19。開新高校裏の是法神社境内の小さな堂。

第053体は捜しやすいです。国道3号線の山本釣具店の裏にあります。第二駐車場の一角に、大きなお堂があります。中をのぞくと、大きな地蔵があります。3号線から世安交差点を左折して、琴平通りに入ります。バス停・春竹小入口の近くに中村薬局があります。その路地から50mほど入ると、お堂があります。この中に第045体が安置されていますが、破壊されているため、蓮華座と足だけです。次は、第069体です。世継橋を渡り南下すると、JA熊本市本店があります。その先の交差点を左折します。そこから二つ目の交差点近くに、春竹説教所があります。その山門にあります。第092体は、大江の開新高校が目印になります。高校の裏(西側)に、是法神社があります。境内の中央に小さなお堂があり、その中に安置されています。

 

第1体は日向街道の道筋です。ここで放牛は決意しました。

第001体  熊本市出仲間8丁目。熊本市立田迎小学校正門前のY字形交叉点。

第093体  熊本市画図町下無田。加勢川にかかる中の瀬橋の西側。中の瀬バス停前。

第103体  上益城郡嘉島町鯰1187。光恩寺前左側の小川沿い。小さな堂の中。

熊本市の南部、東バイパス(国道57号線)と浜線バイパス(国道266号線)が交わる田井島交差点の近くに田迎小学校があります。その正門前に第001体があります。放牛石仏建立のスタートとなった、貴重な地蔵です。田井島交差点から浜線バイパスを2kmほど南下すると、加勢川にかかる中の瀬橋があります。橋の手前から右折して100mほどの所にお堂があります。そこに、第093体があります。右端の石仏です。次は、中の瀬橋を渡って、さらに南下します。鯰というバス停から左折して、すぐに右折します。しばらくして左方向へ進みますと、光恩寺があります。光恩寺の前の道沿いに、小さなお堂があり、その中に第103体が安置されています。

 

上益城郡です。お城から離れても、歴史は作られます。

第077体  上益城郡益城町古閑。サミット古閑酒店の交叉点にお宮。火の見やぐらが目印。

第107体  上益城郡益城町谷川(たにごう)。町立第5保育園から右へ上り、若宮神社の右手角。

熊本市役所から市電に沿って東へ進む道は、県道28号線です。健軍の終点からさらに進めば、益城町へ入ります。高速道路の下を通過すると、左側に永田内科があります。その右側の道路を進んでいくと、サミット古閑酒店になります。その店の先に火の見やぐらがあります。その側の小さなお堂に、第077体があります。そこから県道28号線をさらに東へ進むと、御船町への県道57号線との分岐点へきます。右折して1km先の交差点から左折します。福田郵便局の前を通り、しばらくすると町立第五保育園が見えます。保育園の駐車場から右手に登る坂道を進んでください。車でも行けますが、狭い道です。登りつめた所に、第107体があります。

 

上益城郡です。眼鏡橋が多い矢部町にも地蔵を建立しました。

第098体  上益城郡矢部町上畑。国道から小高い丘に登る。国道の上に車道橋がある。

矢部町へ行くには、御船町を通る国道445号線を利用する方法と、砥用町を通る国道218号線を利用する方法があります。いづれにしても、この二つの国道は、中心街で合流します。矢部高校を東に過ぎていった所に、上畑があります。国道をまたぐ小さめの陸橋(車道橋)が目印です。徒歩で坂を登り、陸橋へ行ってください。陸橋から北側に伸びる細い道路の突き当たりに、小さなお堂があります。その中に、第098体が安置されています。周囲は畑です。