放牛石仏・第2体

(場所) 熊本市近見3丁目にあります。国道3号線を長六橋から南へ下り、上近見バス停へ行きます。その先に墓地と納骨堂が左手に見えてきます。そこから左折して細い路地を500mほど進み、四つ角に出ます。そこで右折して20m先の道路右に見えます。今村さん方の敷地内(駐車場)にお堂があります。この地蔵の台石の基礎石は104体のものです。この写真では、台石は見えていません。

          

 

(石仏) 舟型の光背付き地蔵菩薩の立像です。写真でもわかるように、両手で宝珠を持っています。この石仏は享保7年(1722年)の建立です。この年には、二体だけの建立です。光背の大きさに対して地蔵が小さいような気もします。

(測定) 蓮華座の底から光背上部までの高さは69cmあります。蓮華座の部分は14cmあり、その上に36cmの仏像があります。光背の幅は35cmで、底辺の幅は29cmです。台石は、横38cm・縦38cm・高さ26cmあります。

(文字) 光背の上に「一心に念佛」と彫ってあります。さらに光背の右に「他力二体目」、左に「熊本古大工町放牛」の文字がみえます。

(備考) 一体目は座像でしたが、二体目は立像です。この後は立像が続くようです。平成13年8月1日撮影しました。さがすのに苦労しました。通りの手前からは見えません。奥まっているため、すぐそばにこなければわからないのです。四つ角には自動車整備工場の建物があります。