放牛石仏・第17体

(場所)熊本市河内町大将陣のT字型の交差点です。金峰山・峠の茶屋から左折して、1kmほど進みます。左折すれば少年自然の家に行く交差点です。この交叉点の道の右側に置かれています。堂の中に入っていたはずですが、その横に置かれていました。

          

 

(石仏)地蔵の立像です。それほど大きいものではありません。両手に宝珠を持ち、金峰山へ登る人に安全のまなざしを贈っています。光背の上部がすこし欠けています。この石仏は、享保9年(1724)の建立です。

(測定)全体の高さは、72cmあります。仏像の高さは42cmあり、底から蓮華座の上まで10cmでした。光背の幅は35cmで、底辺の幅は30cmあります。台石はありません。

(文字)仏像の右に「石佛十七体也 八月」、左に「他力 願主放牛 十七日」の文字が見えます。

(備考)ここから金峰山の猿すべりに挑戦する人も多く、登山姿の人がたくさん行き交う場所です。平成13年9月16日に三度目の訪問です。この後、少年自然の家に向かい、第99体石仏を訪れるのもいいでしょう。