放牛石仏・第24体

(場所) ここは、熊本市飽田町護藤(ごんどう)です。。飽田南小学校の正門に近い権藤神社の前です。権藤神社には大きなイチョウの木がありますので、さがすときの目印になると思います。ブロック造りの小さな堂の中に安置されています。訪問日は平成13年9月8日、二年ぶりです。

          

 

(石仏) 阿弥陀如来の立像です。右手は施無畏印、左手は与願印をしていますが、指の数本は欠けていました。顔の状況から前方に倒れたのかもしれません。この石仏は、享保10年(1725)の建立です。

(測定) 底から測った全体の高さは、107cmの立像です。仏像の高さ66cm、蓮華座の高さ16cm、光背の幅42cmありました。蓮華座の底辺は34cmです。台石は、横34cm・縦34cm・高さ26cmとなっています。

(文字) 光背の上に「つの」、右に「二十四体」 「多力」と刻まれています。台石の正面に「放牛」の文字が見えます。

(備考) 残念なことに顔がつぶれ、のっぺらぼうになっていました。ここの道路は川尻町に通じるものです。西へ向かって進み、NECの大きな建物が見えましたら、第62体を訪問することができます。
「肥後国史」によると、「・・・ 台石に歌があるが摩滅して読めない。」と記されています。