放牛石仏・第49体

(場所) 熊本市と西合志町が接する場所です。西合志町須屋の国道387号線左手に上須屋郵便局があります。この路地から入り、駐車場から右折して50mほど行くと、目的の小さな堂があります。西合志町のニコニコ堂駐車場から左に入った旧道になります。以前さがしたときに、別の地蔵を49体と勘違いしたようです。ニコニコ堂側からでなく、上須屋郵便局をさがして、その奥の道を右に進んだほうがさがしやすいようです。

          

 

(石仏) 倒れたのでしょうか、鼻と口がつぶれています。両手に宝珠を持っている、地蔵菩薩の立像です。この石仏は、享保13年(1728)に建立されたものです。

(測定) 蓮華座の下から全体の高さは86cmです。蓮華座の高さは18cmあり、その上に49cmの仏像が乗っています。光背の幅は38cmですが、底辺は33cmあります。台石は縦横ともに37cm、高さ11cmでした。

(文字) 光背の上部に「これより」とあり、「みぎ わいふ 四十九」 光背左に「ひだり きの 他力放牛」と三行に分けて刻んであります。

(備考) 平成13年11月25日に、二度目の訪問です。近所の子どもが二人、一生懸命道路のそうじをしていました。道の中央に大きな落葉樹があるため、枯葉が舞い落ちるようです。