放牛石仏・第60体

(場所) 熊本市蓮台寺3丁目1にあります。熊本駅から田崎陸橋へ向かい、そのまま直進します。1kmほど行くと蓮台寺橋の手前に出ます。左へ曲がれば蓮台寺橋ですが、逆に右折してJR線へ200mほど進みます。JRの線路下に小さなトンネルがありますが、その手前で左折すれば、ここの堂に着きます。

          

 

(石仏) かなり大きな地蔵菩薩の座像です。左手に宝珠、右手に錫杖を持っています。この石仏の特徴は、蓮華座と仏像が別々に彫られていることです。蓮華座も見事で、直径70cmの大きな物です。この石仏は、享保14年(1729)に建立されたものです。

(測定) ひざの下から測定した全体の高さは、97cmです。仏像の高さは、68cmあります。蓮華座だけの高さは26cm、直径70cmもあります。つまり蓮華座の底辺からの高さは123cmになります。光背の幅は47cm、ひざの幅は56cmとなっています。

(文字) 光背の右側に「六十体」、光背の左後ろに「他力放牛」と彫られています。光背の上部には、道歌も刻まれています。

(道歌) 人々とはあめかさとうかかんそうか みたはにかいか □にいわねは

(備考) 台石は地蔵堂脇にあるということを、後で知りました。もう一度でかける予定です。平成13年9月24日に、車で訪問しました。二度目ですし、自宅から近いので、短時間で行けます。