放牛石仏・第69体

(場所) 住所は、熊本市本荘2丁目15です。ここに春竹説教所があり、入口山門の左側の地蔵堂にあります。写真でわかるようにコンクリートの堂です。扉はありますが、鍵はかかっていません。

          

 

(石仏) 第69体は、地蔵堂の中央にある大きな地蔵です。両手に宝珠を持っている、地蔵菩薩の立像です。台石はありますが、扉の左下に塗り込められています。正面だけの文字が読めます。この石仏は、享保14年(1729)に建立されたものです。

(測定) 蓮華座の底から測定した全体の大きさは、87cmです。蓮華座の高さは、15cmです。その上に、高さ51cmの仏像があります。光背の幅は33cmあり、蓮華座底辺の幅は30cmです。見えている台石の長さは、横29cm・高さ26cmです。

(文字) 光背の右側に「六拾九体」 「他力 放牛」、左側に「享保十四年 十月吉日」と彫られています。台石正面の中央には大きく「村中」、その右側に「願主 放牛」と彫られています。

(備考) 平成13年も終わろうとしている12月30日に訪問しました。これで二度目の訪問です。近所の方に訳をいいましたら、わざわざ開けてくれました。どこへ行っても親切な方ばかりで、感謝しています。