放牛石仏・第71体

(場所) 熊本市池田1丁目20、松ヶ鼻天満宮の鳥居左です。石垣の上の堂の中にあります。京町の往生院先の手押し信号から左折(西)して、池田天満宮へ行きます。池田天満宮の右側に道路がありますので、道に沿って300mほど行けば、松ヶ鼻天満宮へ到着します。ここには78体もあります。ほかにも小さな地蔵がたくさん奉納されています。

          

 

(石仏) 二つ並んでいる左側です。台石と蓮華座はありましたが、地蔵部分はありません。写真では首のない仏像が乗っていますが、放牛石仏ではありません。この石仏は、享保14年(1729)に建立されたものです。享保14年に建立されたものの中では最後の作品です。

(測定) 蓮華座の高さは18cm、直径36cmの円形です。台石の長さは、横26cm・縦26cm・高さ22cmです。

(文字) 蓮華座の弁(花びら)二枚に、「他力」 「放牛」と彫ってあります。台石の右側面に道歌が、左側面に番号が彫ってあったということです。

(備考) 平成14年1月3日に訪問しました。この近くには、往生院の6体・100体、池田天満宮の22体、稗田町の105体等、数多くの放牛石仏があります。