放牛石仏・第104体

(場所) 熊本市近見3丁目にあります。国道3号線を長六橋から南へ下り、上近見バス停へ行きます。その先に墓地と納骨堂が左手に見えてきます。そこから左折して細い路地を500mほど進み、四つ角に出ます。そこで右折して20m先の道路右に見えます。今村さん方の敷地内(駐車場)にお堂があります。第2体の台石になっています。

          

 

(石仏) 第2体の台石の基礎石になっているもので、昭和45年2月に発見されました。この石仏は、享保17年(1732)に建立されたものですが、仏体はありません。

(測定) 台石は、横43cm・縦41cm・高さ37cmあります。

(文字) 正面に「熊本講中放牛」 「壬子 八月吉日」とあり、さらに道歌も刻まれています。

(道歌) 一へんの しやうめうにて 八十おつこうの つみをめつす
     (一ぺんの称名にて 八十億劫の罪を滅す)

(備考) 平成13年8月1日撮影しました。さがすのに苦労しました。通りの手前からは見えません。奥まっているため、すぐそばにこなければわからないのです。四つ角には自動車整備工場の建物があります。引き続き9月24日にも訪問しました。