放牛石仏・無番号第7体

(場所) 熊本市の北部に、熊本市西梶尾町があります。熊本市から国道3号線を北上し、北部支所前の交叉点から右折します。ここは北部中学校が左手にあり、交叉点には横断歩道橋があります。右折して700mほど直進したところに、高圧線の電柱があります。その先に右折できる道がありますので、そちらへ入ります。50mほど行けば左カーブになり、さらに右カーブになります。そのとき、写真のように赤いホースの格納庫が見えます。そこに小さな地蔵堂があります。

          

 

(石仏) 両手におにぎりのような宝珠を持つ、地蔵菩薩の立像です。大きい地蔵ではありませんが、彫りが深く顔がはっきり浮き出ています。思わず横顔も撮影しました。

(測定) 蓮華座の底辺から測定した全体の高さは、74cmです。蓮華座の高さは13cmあり、その上に高さ43cmの地蔵が立っています。光背の幅は27cmあり、蓮華座の底辺の幅は23cmです。台石は横27cm・縦27cm・高さ40cmあります。

(文字) 光背に文字はなく、台石の右側に「享保十一丙午天」、左側に「九月吉祥日」と刻まれています。文献には台石の下に人名が彫ってあるということですが、磨耗して読めません。

(備考) 私にとっては、ここも二度目の訪問です。平成13年11月24日に、車で訪れました。S字カーブの途中でこの地蔵を見つけると、「あっ、あった。」と思わず叫びます。すぐそばに空き地があり、車も停めて落ち着いて撮影できる場所です。