放牛の道しるべ

(場所) 住所は、熊本市池田2丁目になります。熊本電鉄上熊本線の池田駅の近くになります。駅には簡単な屋根つきの雨よけがありますが、それを背中にしてちょうど反対側(北側)に一本の道があります。この道は民家の間を通り、30mほどでつきあたりになりますが、その先は狭い農道になっています。その農道に建っています。等身大ですから、近くにくれば見つかります。

         

 

(作品) この写真は表側を撮影したものです。放牛上人は、この板碑の裏を利用して道しるべを彫っています。表には円の中に梵字が刻まれており、「南無地蔵菩薩」等の文字があります。安山岩の自然石を利用して建立されています。

(測定) 全体の高さは160cmあり、幅は最大50cmとなっています。底辺の幅は狭く、31cmです。底辺の厚みは32cmになっていて、上になるほど細く22cm程度です。

(文字) 板碑の裏に彫られた文字は、上部に「三十三処」、その下に「みち ひたり」、左側に「他力放牛」となっています。文字は大きく、はっきりと読めます。

(備考) ここへ行くためには、県道の市営・池田町バス停から下へおりることもできます。信号機の側に太郎すしがありますので、左折してすぐに右手に進みます。池田駅への近道は階段になっていますから、徒歩になります。以前から気になり、早く行きたいと思っていましたが、平成14年1月11日に訪問しました。