★★ 指導力を高めるために ★★
教師は、指導力を高めなければなりません。数学の授業をもっとレベルの高いものにするためには、どうしたらいいのでしょうか。生徒にとってわかる・できると実感できる授業とは、どのようなことでしょうか。私の経験と実践から、いくつかの提案をします。
1 教科書とチョークだけで授業はできるという意識は捨てる。
2 数と式領域は、継続して指導する。
3 数と式領域では、生徒の誤答をつかむ。同じ誤答には、同じ原因がある。
自分だけのアルゴリズム(計算手順や方法)を作っている。
4 関数と図形領域では、教材教具を工夫して具体的に示す必要がある。
生徒は映像の世界で生活している。教材教具で印象づける。
制作に時間がかかる教具は必要ない。
5 「わかる・できる」にはどうしたらよいかを常に考える。
6 授業中の生徒のつぶやきに応える。
7 一斉指導の授業であっても、個に応じた指導を心がける。
8 本時の学習は、既習事項の何が必要だったのかを考える。
9 本時の学習は、今後の学習の何につながるのかを意識する。
10 教師用指導書に頼らない。まず自分の考えで授業を組立てる。
教室に教師用指導書を持ち込まない。
11 デジカメで授業の記録を撮る。
授業の途中、最後の板書をデジカメで撮影する。反省材料にする。
12 作成した資料や教材教具、図書資料は整理して保存する。
指導案・ワークシート・授業中の問題・定期テスト問題・教材教具等
参考図書の気に入ったものは、コピーしておく。(出典をメモ)
若い先生方が自己研鑽に励めば、生徒と保護者の信頼を得られると信じています。