2 閉所恐怖症?
〜機内でドキッ〜
機内でどきっ!!
この後、鼻が詰まっているときに狭いところにはいると、たまにパニックになることがありました。日頃は意識していないのに、突然起こるので困ったものです。
中でも、本当にひどい目にあったのが、東京から熊本の飛行機の中でした。飛行機って、閉所恐怖症の定番らしいのですが。本当に怖かった、よく叫び出さずにすんだと今では思えます。
その日はたまたま、飛行機の窓側の席が取れました。仕事も終わって東京から熊本までの約1時間半ほどの空路を、ほとんど寝て帰ればよいだけだったのですが・・・。機内の乾いた空気にやられたのか、だんだん鼻が詰まってきました。それに伴いだんだんと、喉の渇きや、血がすーっと下がる感じ、さらには体全体が冷たくなるような悪寒にみまわれました(実際にはかなりせっぱ詰まった、恐怖感に襲われたのですが)。隣の席の方にお願いして、通路側の席に変わって頂きました。屋根が少し高くなったので、点鼻薬とアレルギー止めの薬が効いたのかどうにかやりすごせましたが、空港に着くまでの間が、拷問状態だったことを覚えています。
話は横道にそれましたが、私の場合は、鼻が詰まってきて息苦しいときに、狭いところにはいると閉所恐怖症のパニックが起こるようです。
本当の意味で私が閉所恐怖症であるかどうかはわかりませんが、自分でもよく乗り切れたと思います。
今から考えると、車を買うときや家を建てるときに、他人から見れば無駄な空間を欲しがるのは、この閉所恐怖症が無意識に働いていたようです。