リビングにおいた調査採取装置です。 三脚の下の白い装置が2系列で空気 を同時に採取するためのポンプです。 一分間に100mlの空気を24時間採取 します。 三脚には二つの種類の採取管がつい ています。 |
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二階の寝室においた採取装置です。 構成は一階のリビングと同様です。 はめた採取管はアルデヒド類(ホルマ リンなど)を測定するためのWatersの DNPH Shortと、トルエン等を採取する ためのSupelcoのOrbo91がついています。 ポンプは非常に静かで安眠できました。 |
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ポンプの種類は違いますが、黄色いバッグの中に2台の ポンプを入れ室内と同様の採取を行います。 これにより、室内と室外の化学物質の量の違いがわかります。 |
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逆光になっていますが、室外調査を行うときの 自作の採取管のシェルターです。 採取管に雨等があたるのを防ぎます。 黒いプラスティック製の容器の下をディスク グラインダで切断して使っています。 |
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今回の調査のメインであります。パッシブ法 です。使用したのは、株式会社オーピスが 分析までセットで販売している、測定バッジ です。 一つが、アルデヒド類用、もう一つがトルエン類など用 です。ろ紙に、化学物質がどのくらい吸着するかで、 シックハスウを起こす化学物質の量を調べます。 ポンプ等の装備の必要がなく調査が非常に簡単に調査 できます。興味がある方は、株式会社オーピス のホームページをご覧ください。 シックハウスが気になるみなさんは、素人でも簡単に調査 できますので、ご自分たちで調査をしてみるは、いかがで しょうか。 ハウスメーカーの方も、家を引き渡すときに調査しておくと いいのではないでしょうか。 ここからは、個人的なコメントなのですが。パッシブ法は、 空気をポンプで採取するわけではなく、空気中に存在する 化学物質が、ある割合(係数)でバッジに付着するという前 提で測定します。オーピスさんが使用しているバッジは大丈 夫なのでしょうが、この係数の値やロット間のばらつき、分 析方法の詳細が非公開になっています。 正確な測定ができるものであったとしても、この非公開という スタイルは、商売上の戦略か、はたまた精度の検証されるの を嫌っているのか、私にはわかりませんが、このご時世のな か好きにはなれない手法ですね。いくら良いものであっても、 ユーザーに技術情報を公開しないというのは、お金を払うユー ザに対して、測定値に対する責任が曖昧だと思います。 (あ、でも今回は私が、お金払っているわけではないから、 文句はいえませんね。) |
今回の調査は、国が実施しているパッシブ法を用いた調査に便乗して、私たちの仕事の練習として、私の家のシックハウスに関する化学物質を調査したものです。みなさん興味あります?