Gustavo "Guga" Kuerten/ぐがのみち
2002 Vol-8
2002年ラストのVol-8は、アルゼンチン勢とのエキシビション〜2003年 シーズンを目指してのプレシーズン・トレーニングの様子。手ごたえのある準備ができたようで何よりだ。
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2002 Vol-7
なまU.S.Open 2002観戦記
2002年の総決算?? Dec 30
世の中はクリスマスから年末へと向かい、慌しいながらも華やいだ雰囲気が一杯ですね。 当方はなかなか仕事が収まらず、年末気分には程遠いものの、何事も締めは肝心・・・ というわけで、山あり谷あり・喜怒哀楽・波瀾万丈・七転び八起き・人生楽ありゃ苦も あるさの2002年シーズンの”個人的何でも一番”を並べてみました。いや、別にこれが疑問じゃないんですよ。色が疑問なのではなく、”来年は青&白のグガ”が あちこちで見出しになっていることにふと疑問が沸いたわけです。やれ、髪が伸びた、 髪を切った、ヒゲが伸びた、ヒゲを剃った、髪が黄色になった、赤色になった、衣装が 青&白だ...と、これだけ”ルックス”が話題になるのは、実は密かな”ビジュアル系” だったのでしょうか???
ついでに追記。新ウェアーの水色は”azul piscina”と表現されており、多分、日本語の 水色よりはもう少し青が強いのではないかと思う。”piscina”を辞書で調べると、”プール” ”水槽”なんて言葉が出てくるが、今年のグガはプールには大変お世話になったから、まさに ”ぴったりの色”と言えるんじゃないかな。特に、リハビリ中の水中トレーニング時には、 いろいろと渦巻く気持ちがあっただろうから、2003年シーズン中に苦しい時が訪れた時は、 自分のウェアーを見つめて、決意を新たにして欲しい。
30大会だって出ちゃうもんね?! Dec 16 〜 Dec 21
1/6 ---オークランド(ハード)
1/13---オーストラリアン・オープン(ハード)
2/7 ---デ杯・1回戦対スウェーデン(インドアカーペット)
2/17---後日発表
2/24---後日発表
3/10---MSインディアンウェルズ(ハード)
3/20---MSマイアミ(ハード)
4/4 ---(デ杯・準々決勝)
4/14---MSモンテカルロ(クレー)
4/21---バルセロナ(クレー)
5/5 ---MSローマ(クレー)
5/12---MSハンブルグ(クレー)
5/26---ローランギャロス(クレー)
6/23---ウィンブルドン(グラス)
発表前に、”2003年は30大会を予定している”という記事が出て、”そりゃカフェルニコフ並み!そりゃ 無理!”と思ったが、2月の後日発表枠が埋まり、後半戦も同じペースを続ければ、カフェルニコフも 夢じゃない?! (しかし、カフェルニコフはカフェルニコフに任せておくのが賢明だと思うぞ。)
2/17〜が後日発表となっているのは、ブエノスアイレスの開催が決定していないため。どうやら メインスポンサーであるAT&Tとの契約が延長されずにキャンセルされそうな雲行きである。その場合、 前週(=デ杯翌週)の2/10〜に開催予定のビニャ・デル・マーレ(チリ)が、スライドして1週間後の開催を 希望しているというが、どうなるか?? 2/24〜は例年ならアカプルコだが。
毎シーズン予定には入っているものの、結局欠場になってしまうバルセロナは、来年もやっぱり 入っている。今度こそバルセロナのファンを喜ばせることができるか??
パソス塾の1日 Dec 15
ヒゲが伸びてる!
うなり声全開。
グガよりさらに派手な髪のコがいる。
”本日の訓練計画”を発表するパソスさんは、朝礼で訓示をのべる校長先生のようだ。
パソス先生の訓示をきく生徒たちは、真面目そうで不真面目そうで、不真面目そうで真面目そう。
パソスさん自慢のプールは意外と小ぶりで親近感。
ピザが焼けそうな本格釜もある!
日本の巷の若者なら、すぐに”だりぃ〜”と言いそうな地道な練習である。
ハレル・レビィー君も合流している。
...以上、細切れビデオで発見!コーナーでした。
「疲労困憊の毎日だよ。特に月曜の朝7時前に起きるのは簡単なことじゃない。前日(お休みの 日曜日)は夜遅くに帰宅しているわけだし、これからまた大変な毎日が1週間続くと考えるとね。 でもだからこそ立ち向かうべきなんだ。これから迎えるシーズンに準備万端で臨むには、この 数週間が肝心なんだし、試合中に苦境に陥った時にも、今ここでトレーニング に費やしている時間を思い出せば、自分は勝つべきなんだと思えるしね。」
普通の会社員にとっては、プロの運動選手のトレーニングの過酷さはとても実感できないが、 月曜の朝が辛いというのは、よ〜くわかりますね。
ブラジル選手キャンプ(?)情報 Dec 9 〜Dec 14
例年どおり、トレーニング期間の情報はプレスリリースのみで静かなもの。グガ本人のコメントは、来シーズン開始直前の 記者会見でたっぷりと聞くことができるだろう。その頃にはどんな髪になってるかな?? ついでに新しいウェアーは何色 なのでしょうか??
新しいコーチの名は近日中に発表するという。バルボサ氏の方は、このオフシーズンはパソスさんの 補佐として仕事を続け、その後の去就は来シーズンに入ってから決めるそうだ。フルタイムのコーチ、 しかも相性が合うコーチとなると、なかなか見つからないのがこの世界。もちろんコーチを変えることに よって躍進を遂げる選手も多いのだから、アンドレ君も新しいコーチと共にさらなる成長を目指してほしい ものだ。
2002年シーズン前のトレーニングが十分でなかったと反省するシモーニは、ブエノス・アイレスでチェラと共に トレーニング。彼の新シーズンもサンパウロのチャレンジャーでスタートすることになるだろう。 ブエノス・アイレスではゴンサレスも修行中で、練習&練習試合相手には事欠かないようである。
12月ですねぇ・・・ Dec 2 〜 Dec 7
ご贔屓チームのAvaiがブラジル選手権(SerieB)でSanta Cruzと対戦したものの、ホームを1−1で 引き分けた後のアウェイを1−2で落として準決勝進出ならず。ホーム戦ではもちろんスタジアムに 駆けつけたが、「疫病神にならなきゃいいけど...。」と、なぜか弱気。
来年2月のデ杯1回戦は、スウェーデン南部のヘルシンボリで開催されることが決定。”南部”と いっても、エーレ海峡を挟んでデンマークと接する街だけに、それはそれは寒そう! しかし、 デ杯でもなければ真冬の北欧に出かけることもないだろうから、これも得がたい経験と思って 頑張ってくださいな。
こちらも昨年同様に参加予定のアレクサンドル・ボナット君は、ブラジル18歳以下男子 No.1。ブラジルジュニア代表として遠征をこなした後、フロリアノポリスに住むガールフレンドと バケーションを楽しみながら、運転免許も取得したという。数年前に、「”クルマの運転が上手く なりたいのに運転する機会がない”というのが、プロ選手並みの遠征をこなす世界トップジュニア 選手共通の悩み。」という記事を読み、意外な悩みに驚いたのだが、ブラジルのジュニア選手に とっても同じなのかな? ということは、サーフボードを積んだピックアップトラックを 嬉々として運転しているグガも、そんな悩みをくぐり抜けてきたのでありましょうか??
のんびり・・・ Nov 17
ただし、完全なオフは11/19(火)までで、その翌日からは、ジムでのエクササイズなど本格的な トレーニングにはいるための準備を始めるそうだ。”11月一杯はバケーション”と書いちゃったけれど、 そんなにゆっくりもしていられないんだなぁ。今年もパソスさんのアカデミーで 行われるはずのトレーニングは、12/2(月)にスタートする予定。
ベロ・オリゾンテ出身のサは、これまでは同じ南東部のサンパウロを拠点としていたが、このたび ビール祭りで有名なブルメナウにアパートを購入し、そこを新しい拠点として活動していくようだ。 ブルメナウは、フロリアノポリスやパソスさんのアカデミーがあるカンボリューと同じく サンタ・カタリーナ州にあり、3つの町はほぼ均等な三角形の位置関係になる。彼のトレーニングも ”12/2(月)開始”と書かれているので、今回もグガと一緒に”パソス塾”で鍛錬することに なるのかな?
ブラジル・アルゼンチン対抗戦 (サンパウロ) Nov 5〜Nov 7
記者会見で語った来年の展望−−−「十分にトレーニングして良い状態で2003年を迎えたい。 トップになれるかなんて誰にもわからないけれど、少なくともシーズンが進むうちに (シングルスの)トップ10に戻りたい。」
「僕はピエロじゃないし、手品やジョークは披露できないけれど、観客の声援を受けると色々と やってみたくなるんだ。この手の試合では観客を喜ばせなきゃ。」−−−さすがにコート上の ショーマンらしいコメントだが、ショーを披露するだけではなく、しっかりと試合にも勝つところが 素晴らしい。
「応援してくれた皆に勝利をプレゼントできて嬉しい。観客はすべてのポイントでゲームに参加 していた。今日は特にね。彼らの愛情には感謝の言葉しかないよ。」「ポジティブなエネルギーを 与えながら鼓舞してくれる応援団と一緒にプレーすることができた。これは2002年の締めくくり としては完璧だ。これから休暇に入るわけだけど、新たな年には全てを準備して帰ってくるよ。」
「オーストラリアン・オープン優勝は、ずっと夢に描いてきた目標 というわけではないけれど、もし勝つことができれば、僕のキャリアの大きな一歩になるだろう ね。」...ということは、密かに狙っていくのかい?