Gustavo "Guga" Kuerten/ぐがのみち
2003 Vol-11
2003 Vol-11は、2004年シーズンを目指してのオフシーズン&トレーニングの模様。2003年
シーズン終盤に光をみせてくれたおかげで、オフシーズンの更新も楽しく進めることができました〜
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2003 Vol-10
「なまU.S.Open 2003」
2003年の総決算?! Dec 29
今年もやっぱり仕事は収まらないけれど、ここだけはきちんと締めくくっておかねばなぁ・・・というわけで、
山あり谷あり・喜怒哀楽・波瀾万丈・七転び八起き・人生楽ありゃ苦もあるさの2002年シーズンに引き続き、
大喜びしたり、がっかりしたり、心配したり、ムッとしたり、ほんわかしたりの2003年シーズンの、”個人的
グガ関連何でも一番”を並べてみました。
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今年一番のあまりにわかりやすい感覚
ほぼ1年前の2003年プレシーズン・トレーニング中のコメントから。。。お休みは日曜のみというトレーニング
に関して、”休み明けの月曜の朝が辛い”と語った数日後に、「いや、やっぱり水曜日の方が厳しいかな。疲れが溜まって
くるのに、休みまであと3日もあると思うとね。」−−−もしかして、サラリーマン勤めの経験があるんじゃ?
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今年一番の腹立ち
オーストラリアン・オープン2回戦のてめぇ君ぶり。
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今年一番の”絶妙”
オーストラリアン・オープン2回戦敗退後はフロリアノポリスへ帰還。デ杯戦準備の前にメンタル面のリセットを
図る日々の中、Lulu Santosのライブショーに飛び入り出演して歌声を披露した様子がGlobo.comのビデオで紹介されていた
・・・が、その絶妙な外しっぷりはどうよ?!
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今年一番のファイナリストぶり
雨のいたずらにも負けずに奮闘したインディアンウェルズ。決勝戦の結果は残念だったけれど、しっかりと
した準優勝スピーチが良かったし、”Well done, mate!”と健闘を称える優勝者ヒューイットのスピーチに、
さんきゅう〜と動く口元が可愛かった。ヒューイットと何やらお喋りしながらの写真撮影風景も微笑ましかったしね。
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今年一番の勘弁してほしいスコア
MS・シンシナティ1回戦・対サバレタ戦第2セットの0−6。
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今年二番の勘弁してほしいスコア
MS・モンテカルロ2回戦・対ノーマン戦第2セットの5−7。
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今年一番の大検索大会
6月のエクアドル・ガラパゴス諸島プチ・バカンス&ニコラス・ラペンティとのチャリティマッチ時。あまり
見慣れぬエクアドル検索サイトで奮闘したのだが、”ラペンティ”で検索すると、ラペンティ兄やラペンティ弟よりも
誰よりも、グアヤキル知事であるラペンティ父が大量ヒットするのに驚いた。
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今年一番の風変わりな批判
夏の北米ハードコートシリーズ〜USオープンの低迷に、当然ブラジルのテニス関係
者から様々な意見が出ていたが、ほぼ共通していたのが、”練習過多では?”という見解。
「グガには、1日の終わりに友人達とクラブへ行くなどの、”社交生活”を与えてや
らないといけない。」という、有難いんだか何なんだかよくわからない”批判”もあり。
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今年一番のコメント
”テニスは僕の血の中にある”というブラジル・オープン開幕時のコメント。表現としては珍しいものではないが、
USオープン1回戦の負けっぷりを目の当たりにした者にとっては、ざわついていた胸を押さえる力を得られた嬉しい
言葉だった。
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今年キリ番のビジュアル
USオープン・シングルス1回戦時。若いロシア選手にガンガン叩かれて表情は冴えないし、気分転換に切ったと思われる髪が
中途半端だし、無精ひげが精悍というより貧相だし、昼間の太陽の下では爽やかに発色するはずの水色&白のウェアーも、
ナイトゲームのカクテル光線の下だと、使い古された挙句に庭の隅に放って置かれて表面に苔が付着した防水シートの様な
色合いになってしまうし。。。。。
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今年最後の心配
パソス塾での気晴らしバレーボールは楽しそうなのだが、指の爪を割ったり、ツキ指なんてしないでね〜
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今年最後の願い
今年最後の願いは、来年への願い。これはもちろん1年前と同じく、”ケガがなく出来る限り良いコンディションで
2004年を戦えますように!”に尽きます・・・なんだけど、今年はもうひとつ付け加えて、
”1〜2大会はコーチ無しで参戦する様子をみたい。そしてその大会で優勝!なんてことになったら、更によろしい!”
休息はクリスマス&元旦のみ Dec 25
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12/22からプレシーズン・トレーニングは第4週目に入り、トレーニング内容もアデレイドとオーストラリアン・
オープンを念頭においたハードコート仕様に移行したようだ。(日曜以外の)年末年始のお休みは、12/25と1/1のみという
厳しいスケジュールだが、長い2004年シーズンを戦い抜くには、ここでしっかりと土台を固めねば
ならないのだろうなぁ。がんばりましょ〜
パソス塾の1日 2003年版 Dec 16
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今年もオフィシャルサイト方に、普段はなかなか紹介されないトレーニングの様子がアップされているので、是非ご覧あれ。
細切れながらビデオもたくさん用意されています。
・仏版テニスマガジン風のレイアウト
・”本日の訓練計画”を発表するパソスさんは、ますます校長先生のようだ。
・パソス校長の訓示を聴く生徒達は、どうみても退屈そうだ。
・そんな生徒達の大部分は”若手ブラジル勢”のはずだが、ルックスの平均年齢が妙に高い。
・ちょっと南の島っぽい雰囲気がある場所で、真冬の日本からみると羨ましい〜
・レビィー君の身体が重そうなのが気がかり。筋肉が増えただけかな?!
・グガのシューズはNikeだったり、Diadoraだったり。。。
・試合中も超遅いグリップテープ巻きは、喋りながらだと更に遅い。早ょぅ巻かんかぃ!
・とっても楽しそうなバレーボールの時間。最もバレーらしい動きをみせるのはアンドレ君だ。
・最もバレーらしからぬ動きをみせるグガには、バックハンド(?)”天井サーブ”という武器もあり。
・パソスさん自慢の室内プールは、”○○健康センター・大浴場”風。
・シュラスコ、旨そう!
...以上、細切れビデオと画像で発見!2003年版のコーナーでした。
”2回戦の壁”を突破すべく?!訓練中 Dec 16
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トレーニングは第3週目も順調に進んでいる様子。コート上の練習やプール&ジムでの
エクササイズに加えて、バレーボールやサッカーも取り入れられ、大勢の合宿仲間に囲まれて、真剣かつリラックスした雰囲気のトレーニングと
なっているようだ。
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12/16(火)には記者の取材に応じたようだが、いつものように特に見出しとなるような発言はなく、
慎重ではあるけれど情熱を感じさせるコメントを並べていたらしい。どんなに挑発しても、”目標は世界No1に返り咲くこと!”
なんてセリフが飛び出すはずもないことは記者達も先刻承知なのか、あまり深く追求もしないようだし。。。
その中で、ひとつ取り上げるとすれば、クレーコートでの成功に意欲を燃やしているところだろうか。何しろクレー
コートでの優勝は2年半前の2001年のシュツットガルトまで遡るわけだから、2004年は何としても!という気持ちなのだ
ろうな。
「素晴らしいクレーシーズンを迎えるために準備しているんだ。技術面においても身体面においても耐久力を感じ
られるように、クレーに適した身体になるように、トレーニングしながらね。僕にとってクレーコートで
勝てるようになることはとても重要なことなんだ。」
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第2週目までパソス塾で一緒にトレーニングしていたアンドレ・サは、今週はブラジル・オープン国内予選に参戦して、
その後は一旦クリスマスを楽しみ、サレッタと同じくサンパウロのチャレンジャーで2004年シーズンをスタートさせ、
オーストラリアン・オープン予選に挑戦して、2月はアメリカのチャレンジャーを回ってポイント獲得を目指すという。
”新婚さん”の心機一転の活躍ぶりを祈っておこう!
2004年前半戦のスケジュール決定 Dec 5
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トレーニング第1週目は、フィジカル面の強化を中心に順調に進んだようだ。今回のオフ〜トレーニング期間は、
Instituto Guga Kuertenの活動や、来シーズンからフロリアノポリスでテニスの大会をオーガナイズすることに
なった兄のラファエルさんの話題以外はほとんどノーマークだったので、かなり落ち着いて過ごすことができたのでは
ないだろうか。引き続き、静かに順調に訓練と調整が進みますように。
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2004年シーズン前半の日程が決定。前半戦はあまり選択肢がないので、ほぼ予想どおりのスケジュールだが、
2月〜3月の大会日程が例年より圧縮されているため、3/1〜のアカプルコが弾き出されたかたちになって
いる。後日発表となっている週は、出場することになれば、2/16〜はブエノスアイレス、4/26〜はバルセロナ
か?
1/12 ---オークランド/ニュージーランド(ハード)
1/19---オーストラリアン・オープン(ハード)
2/9 ---ビニャ・デル・マール/チリ(クレー)
2/16---後日発表
2/23---コスタ・ド・サィーペ/ブラジル(クレー)
3/8 ---MSインディアンウェルズ(ハード)
3/22---MSマイアミ(ハード)
4/5 ---デ杯・南米ゾーン戦
4/19---MSモンテカルロ(クレー)
4/26---後日発表
5/3 ---MSローマ(クレー)
5/10---MSハンブルグ(クレー)
5/24---ローランギャロス(クレー)
6/21---ウィンブルドン(グラス)
目新しいのはチリの大会に4年ぶりに出場すること。今季はデ杯ワールド・グループから外れて1回戦が
ないため出場が可能となったという、ちょっと残念な一面もあるけれど、優勝経験(2000年・当時の開催地はサンチャゴ)が
あり、それ以来ずっと出場を
望まれていた大会に戻ることは嬉しいようだ。
「チリでプレーできることはとても嬉しい。サンチャゴで優勝した2000年のことはよく覚えているよ。シングルスと
ダブルスで同時に優勝したのはあれが始めてで、その後のシーズン、つまり、No.1となった特別な
シーズンへの大きな自信を得ることができたんだ。」
今年も大所帯 Dec 1
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トレーニング開始前日のインタビューで、”現役生活はあと3〜4年”と語ったらしく、それが小見出しと
なって
いたが、27歳という年齢と世界の一線級に飛び出してから約7年ということを考えると、現在の
本人の見通しとしてはそれくらいなのだろうなと思う。これからの状況によっては、それが短くなる
こともあれば、逆に長くなることもあるだろう。ファンとしては、これからの年月が本人にとって
公私ともに充実した日々の積み重ねになることを祈るのみ。
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同僚情報。11月のエキシビション後、休みなくトレーニングを開始した(はず)のフラビオ・サレッタの
2004年シーズンは、2003年と同じくサンパウロのチャレンジャーで幕を開けるようだ。2004年は
世界ランキング25位内を目指すサレッタの全豪以降スケジュールは、グガのスケジュールとほぼ
重なりそうで、久々に複数のブラジル選手が名を連ねるマスターズシリーズのメインドローをみることが
できそうだ。(ついでにダブルスを組んでくれれば興味3倍増!)
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同僚情報その2。厳しい2003年シーズンを過ごしたアンドレ・サの今シーズンはまだ終わらず、2004年
ブラジル・オープンのブラジル選手ワイルド・カード枠を目指して、12/15〜12/21にサンパウロで開催される
国内予選に出場することになった。 この大会の優勝者には、ブラジル・オープンの本戦ワイルド・カード枠に
加えて、他の中南米クレーシリーズ全大会(ビニャ・デル・マール、ブエノスアイレス、アカプルコ)の
予選に出場するための航空券がプレゼントされるそうだ。遠征資金に苦しむ選手たちにとっては、とても
実用的な副賞だわ〜と感心すると同時に、本来の力を持ってすれば楽に本戦インするべきアンドレ君の
現在のランキングの厳しさも
感じられて複雑だ。。。でも、予定どおりならば11月にウェディング・ベルを鳴らしたはずだし、
きっと新しいスタートを決めてくれるだろう。がんばろ〜
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