Gustavo "Guga" Kuerten/ぐがのみち
2005 Vol-3
長〜い欠場期間だったけれど、4月第1週のバレンシアで復帰! まだまだ大きな課題が一杯だけど、今は戻ってきて くれただけで嬉しいよ。後半戦は”期待値”を大幅にUpするつもりなので、しっかりと前進してください!
Telecom Italia Masters Roma (ローマ) May 2 〜 May 8
テストの意味合いが強かったバレンシアとモンテカルロを経て、「手術はもう過去の事。」と次のステップに入ったことを うかがわせるコメントを述べているが、まだまだ先は長いという但し書きも忘れない。わかってますよ〜 昨年は 5月の気温としては34年間で最低だったというローマ。今年は暖かい天候に恵まれるといいな。
試合前の展望では、戦術や技術という”細かな点”を注意すると語っていたが、終わった後に口にするのは、やはり”耐久力”。 自分で予想していたよりも早く疲れがきてしまったようで、現在の身体的コンディションは”50%”・・・と、モンテカルロの時点 よりも低くなっちゃってるぞ・・・。
疲労というものは数値だけでは測れないもので、素人考えだけど、気分によってもかなり変わると思うのだ。やはり1勝が ほしいなぁ〜 次の”神様にお願い”はローランギャロス前にと思っていたけれど、前倒しでお参りに行ってこよう。
ちなみに、グミィは97年のキッツビューエルでグガに勝ったことがあります(グガが腹筋痛を訴えていた時期では ありますが・・・)。きっとこの勝利がコーチングの説得力につながるはず?!
復帰第2フェーズへ向けて・・・ Apr 18 〜 Apr 26
ローマまでの2週間は、現在最も欠けているという”耐久力”に重点を置いて、もっと”高いリズム”でプレーできるように トレーニングするというが、焦らずにやっていくという。
故障の影響もあって「2005年序盤にトップ100へ復帰」という目標が未だ果たせずにいるフラビオ・サレッタは、 4/4〜のメキシコ・チャレンジャーでは頑張って単複準優勝。これで4/11付けシングルス・ランキングで111位まで 上昇し、ローランギャロスの予選回避の可能性もみえてきた。5/9〜のチェコ・チャレンジャーに 参戦してからパリへ向かう予定。
3月のマイアミで右手首の故障を悪化させたアンドレ・サは、ようやくギプスが取れて練習再開。回復が間に合えば5/9〜の チェコ・チャレンジャーに参戦した後、5/17〜のローランギャロス予選に挑戦!
4/25〜のミュンヘンからようやくヨーロッパ・クレー参戦のリカルド・メローは、マスターズ・ローマにギリギリでストレート イン。もちろんローランギャロスも余裕でストレート・イン。
Maters Series Monte-Carlo (モンテカルロ) Apr 11 〜 Apr 17
まだ瞬発力が十分に戻っていないはずのグガにとっては、アンチッチのサーブ力は脅威だけど、これも課題のひとつだ。 良い評価が出るといいな。
その結果自体は残念だが、試合後の本人のコメントは、なかなかポジティブ。プレーの内容に関してより具体的に語っている ことから、そこそこ手ごたえを感じられたのではないかと思う。先週のバレンシアで”60%”と語っていたコンディションは、 現在は”65%”とのこと。週ごとに10%向上という目標のためには、今週もまだまだ頑張らなくてはならず、数日モンテカルロに 留まって練習相手を務めながらトレーニングする模様だ。
週末にはフロリアノポリスへ戻ってメディカルチェックを受ける予定。アンチッチ戦の敗因のひとつとして、試合数の不足を あげていたが、「もっと試合が必要だけど、同時に我慢も必要だ。次々とトーナメントに出ることはできない。」として、 来週と再来週は当初の予定どおりトレーニングに専念するようだ。
Open de Tenis Comunidad Valenciana (バレンシア) Apr 4 〜 Apr 10
会場では予選に参戦している同僚のジュリオ・シルバがいたずらで和ませてくれた模様。
試合を待っていた(日本時間の)昼間は心配のムシが落ち着かず、近くのお稲荷さんに馳せ参じたりもしたけれど、試合開始時間が 近づくにつれ復帰してくれたことが嬉しくなって、ドキドキ&ハラハラよりもウキウキ感の方が優ってきた。やはり、プレー してくれるってイイなぁ〜!
期待以上にうまくプレーできて、良い結果も付いてきたけれど、コンディションはまだ60%〜70%程度で、第2セット終盤では 疲れを感じたらしい。今一番の懸念は耐久力だというが、それは予想されていたことだから、これからしっかりと取り戻せば いいだろう。この1勝でやる気も倍増しただろうし。
”太陽”の復帰にバレンシアの太陽も応援してくれたようで、寒かった週末から一転して暖かい月曜日だったようだ。しかも祝日で お客さんも一杯・・・とくれば、グガが大好きな雰囲気。それも勝因のひとつだろう。
ナダルとは故障に関する話もしたそうで、”僕も昨年は足の怪我で3ヶ月プレーできなかったけど・・・(今は大活躍!)”と 10歳年下から激励していただいた様子。そして翌日4/6(水)は一緒に練習することになったようだ。パソスさんが同行しない 今後は練習パートナーを確保するのも重要な仕事だけど、今のところは順調に進んでいるようだ。
これはもちろん身体への負担も考えてのこと。9月の手術によって剥離軟骨は取り除かれたとはいえ、同じ動きを続けていたらまた 同じ故障を引き起こす可能性があるため、適度なインターバルを挟んでのトレーニングを続けているようだ。また同時に、 プレー中の動きのメカニズムを解析して、特に腰に負担をかけていると考えられるフォアハンドのフォームを変更中 だという。
もっと強くもっと正確なストロークを目指した結果身についたフォームだから、ストロークの良さを残したまま改良を 行うのは相当に難しいだろうが、外せない課題だ。
「身体には何も問題はなかったけれど、第1セットの第6ゲームですでに疲れを感じた。すごく走らされたからね。 その時点から難しい試合になってしまった。」
バレンシアを離れるにあたっては、サーキットやトーナメントの環境に再び適応するという第一週目の目的を果たすことができて 満足らしいが、まだまだ課題は山積みで、週ごとに少しずつ改善していくという。
「身体的な問題は何もなかったし、”100%”という目標に達するべく、週ごとに少しずつプレーできるようになると思う。」 「彼(2回戦で対戦したマルティン)のような相手と互角に戦うには、まだまだ大きく改善する必要があるけれど、日が 経つごとに力がついているよ。」
いざバレンシアへ〜 Apr 1
短髪の魅力は昨シーズンにたっぷり過ぎるほど堪能させていただきましたので、今シーズンは乱れ髪の 魅力で迫っていただきたいものです。
へぇ〜?!と思ったのが初のバレンシア参戦に関するコメント−−−「フェレーロがそうしろと言うからだよ。ファン・カルロスは 良い友人で、彼はバレンシアが素晴らしい大会で、参加したら街の良さもわかるからと熱心に語っていたんだ。」
この場合の”良い友人”は”良い関係”と同義語だと思うので意外ではないのだが、フェレーロがそういう活動をしてるんだなぁ〜 という点で、へぇ〜?! でした。それぞれひとりのプレーヤーという立場から活動も責任も広がっているのだな。