越えられません。そういう仕様です。 本来、NetBEUIは同一ネットワーク内のような小規模ネットワークでパフォーマンスが あがるよう設計されているのです。
ワークグループを組むときの「ワークグループ名」として, 立派に意味を持ちます。
インストールの時に「コンピュータ名を入力してください」, というダイアログが開いたはずです。この時に入力したコンピュータ名です。 あるいは,コントロールパネル−>ネットワークで,インストール後に 変更できますので,変更されたのかもしれませんが,履歴は残らないので, 確かめようはありません。
そのとおりです。 しかし,ちょっと待ってください。変えてしまうと,もしあなたのマシンが NTのドメインに参加している場合には,困った事になります。 ドメインに参加している場合には,まず,ドメインの管理者にご相談ください。 また,NTのドメインに参加していない場合にも,TCP/IPを利用する場合には, DNSの登録等で問題が生じます。ネットワークを組んでいる場合には,名前は 自分の勝手にはならないと思って諦めてください。
可能です。
できません。
コンピュータ名は,コンピュータに固有の名前で,一台のコンピュータには ただ一つ定まります。 このコンピュータ名が,Microsoft Windows Networkのfamily (LAN Manager, Windows for Workgroups, Windows NT)で使われる, NetBIOSと呼ばれるネットワークAPIで使われる一意のマシン識別子 NetBIOS名 として用いられます。 一方,ホスト名は,TCP/IPのSocket同士の通信のエンドポイントを識別 するために,IPアドレス同様,ネットワークインターフェイス毎に割り 当てられます。実際には,DNSという階層構造を持ち,ホスト名は自分の サブドメインでは一意ですが,ネットワーク全体では,ホスト名と ドメイン名を合わせた完全修飾ドメイン名で完全に一意となります。 ややこしくしているのは,NetBIOSのトランスポートとしては, NetBEUIだけではなく,TCP/IPも使えるという点だとおもいます (NetBIOS over TCP/IP = NBT)。 この事情さえ押さえておけば,そう混乱はしないと思いますが, いかがでしょうか?
NBT = NetBIOS over TCP/IP NetBEUIはルータを越えられません。そこで,TCP/IPをトランスポートとして NetBIOSを使えるようにしたのが NBTです。 NetBIOSはトランスポート上にSMB (Server Message Block)という プロトコルを構築してサービスを行います。 従って,ちまたで出回っている,「NBT = NetBEUIを IPにカプセル化」 したものという表現はちょっとおかしく,NTでは,SMBを NetBEUIに載せて 流すのが NBF(NetBEUI Frame),SMBをIPに載せて流すのが NBT,と考えた方が すっきり理解できると思います。
ファイルの共有に関しては,深刻な問題はありません。 リモート管理に関しては,RPCが使われていて, これも全然問題はありません。 (表示できない文字が化けるという点を除く。)
ファイルの共有やプリンターの共有等の基本的なサービスは まったく問題ありません。 リモート管理ツールに関しては,全てRPCで処理されていて, プラットホームの違いはありません。 問題がでてくるのは,アプリケーションの共有です。 DOS/Win16アプリの場合には,「動作するものは動作する」のでいいのですが, Win32に関しては,Win32 APIを使用するソースレベルでの互換性であって, バイナリはCPU別になっています。従って,プラットホーム別に, 共有を考えなくてはいけません。