NT-FAQ-J:432

ネットワーク編 - 異種環境接続 - Macintoshサービス


  1. NTのクライアントとしてMacを使う時、Macに何かソフトが必要でしょうか?
    
    必要ありません。
    
    接続にはAppleShareをそのまま利用します。
    
    
    
    欲を言えば,OpenTransportを装備しているマシンなら,
    
    LocalTalkとEtherTalkを手動で切り替えなくてもいいので便利です。
    
    という程度。
    
    
    
    ただし,Apple純正のUAMではMicrosoftのパスワード暗号化は使えないので,
    
    Microsoft UAMをNT Serverから一度取ってくる必要があります。
    
    
    
    
    
    
  2. Macサービスを設定する時に聞かれる、ゾーンて何ですか?
    
    AppleTalk (Phase 2)では,ノードに0から32767の数値を自動で割り振ります。
    
    ゾーンは,この数値を適当な範囲でグループ化して,Macをグループ化したもの
    
    です。DNSのサブドメイン,NetBIOSのスコープ等が類似の概念,です。
    
    
    
    
    
    
  3. Micorsoft UAMが使えません。
    
    1)システムフォルダに正しく入っていない場合
    
    
    
    正しく入れます
    
    
    
    2) system /漢字Talk 7.5.2 with OpenTransport
    
    
    
    困りました。
    
    
    
    
    
    
  4. Macintoshサービスをインストールしましたが,AppleShareでは何も見えません。どうしてでしょうか?
    
    Macintoshサービスの開始はサービスを起こしただけです。
    
    実際には,ディスクの中にマッキントッシュからも読み書きできる,
    
    共有ディレクトリ(ボリュームと呼ぶ)をファイルマネージャの
    
    MacFileで作成し,アクセス権を設定しておく必要があります。
    
    
    
    
    
    
  5. Macintoshのユーザが気ままにフォルダーを移動するので困っています。
    
    ディレクトリの移動は,
    
    MacFileの設定で禁止できます。全ユーザに禁止したくない場合には,
    
    個別にディレクトリのアクセス権を変更しておきます。
    
    
    
    
    
    
  6. Windows NTでは,非Postscriptプリンタを,共有のApple LaserWriterにしてくれるって,本当ですか?
    
    ただし,Apple LaserWriter/PSのドライバが古いと印刷できなかったり,
    
    独自ドライバを使っているアプリからは出せなかったりと,不満はありますが...。
    
    
    
    
    
    
  7. 管理者でも消せない0バイトのファイルができます。なんとかなりませんか?
    
    何ともならないようですので,どうしても消したい時には,
    
    最後の手段に訴えます。
    
    一旦,マッキントッシュボリュームを解除し,
    
    整理整頓,その後,ボリューム再生
    
    
    
    #作業前にバックアップをお忘れなく!
    
    
    
    
    
    
    
    
  8. Macからはなんでもないですが,NTからは,ファイル名に「豆腐」が見えます。支障はありませんか?
    
    ほとんどの場合大丈夫です。
    
    怪しいからといって,NT側でファイル名変更をすると混乱のもとですので,
    
    問題が出るまで目をつむりましょう。
    
    
    
    
    
    
  9. Windows NTからネットワーク上のAppleTalkプリンター(EtherTalk)へ印刷できますか?
    
    Server/Workstationとも可能です。
    
    コントロールパネルのネットワークでアップルトークをインストールしておき,
    
    プリントマネージャでプリンタの接続時に「プリンタの接続」ではなく,
    
    「プリンタの作成」を選択し,印刷先として,「その他を」選ぶと
    
    AppleTalkがあるはずです。
    
    
    
    #接続形態はlprのプリンタに準じます。
    
    
    
    注意すべきは,この時に,NTからのみ利用を選択すると,
    
    他のMacからは見えなくなってしまいますので,注意が必要です。
    
    
    
    
    
    
  10. MacからWindows NT経由でPostScriptプリンタへ出力できますか?
    
    
    可能ですが、フォントが変わる場合があり、思ったイメージがそのまま出力
    
    されないことがあります。
    
    フォントも含めて満足な結果を得るためには、マルチプロトコルのプリント
    
    サーバを利用することをおすすめします。
    
    
    
    
    
    
    
  11. NTのマキントッシュサービスなのですが、Macで作成した漢字ファイル等はNTやDOSのユーザからはどう見えるのでしょうか?
    NTからは,他に質問が出ている場合を除き,同じように見えます。
    DOSからは,ロングファイル名を8.3形式にマップしていますので,
    Macのユーザのネーミングの仕方からすると,
    先頭全角3文字の手がかりがあるだけで,ほとんど訳が分かりません。
    
    
    
    
  12. NT Serverドメインに参加しているWin95のプリンタがMacintoshサービス経由で接続されている Macクライアントから見えません。どうしてでしょうか?
    NT Serverは Macintosh Serviceでプリンタを共有していますが,
    Win95は Macintoshから共有できる仕組みではありません.
    そのため,同じドメインに参加していても見ることができないことになります.
    
    
    
    
  13. NT ServerのMacintoshサービスで共有した場合,Machintoshの漢字や空白を含めたファイル名はNTからも認識できるのでしょうか?
    Macintoshサービスでは、Macintoshから渡されたファイル名は、
    シフトJISと判断し、これを対応する UNICODEにして保存しています。
    したがって、NTに接続しているすべてのクライアントからファイルを
    利用することができます。
    注意点としては、Macintoshのファイル名を無条件にシフトJISとして
    いますので、以下のようなファイル名が Macintoshから渡された場合は
    エラーとなり NTには登録できません。
    
    ・日本語システム以外の MacintoshからシフトJISのコードにあたる
      文字をファイル名として使われた場合。
    
    ・Macintoshの英語版などのソフトでファイル名を 31文字に切りつめるときに
      シフトJISの1バイト目を残して切りつめてしまう場合。
      (この場合、Macintosh上では一見問題無いファイル名に見えますが、
      NTには登録できません)
    
    
    さらに,NTではスペースで始めるファイル名は無理なのですが,
    Macintoshではできます.この矛盾によってMacintoshで作成した
    空白から始まるファイル名により,NTがハングアップすることがあります.
    また,漢字に関しても文字コードの違いからファイル名が変わることがあります.
    
    確実にいえるのは,
    
    できる限りファイル名はアルファベットにすることがシステムの安定性に繋がる
    
    ということです.
    
    

ホームページへ戻る メニューへ戻る 巻き戻し


NT-FAQ-J 3.50.0, Copyright (C) 1996 NT-Committee, All rights reserved
ご利用の前に一度,配布条件をお読み頂くようお願いいたします。