Gustavo "Guga" Kuerten/ぐがのみち
2003 Vol-2
2003 Vol-2は、デ杯対スウェーデン戦と中南米クレー2連戦第1弾の ブエノスアイレス。収穫と課題を両方抱えてじわじわと上昇を図る・・・
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2003 Vol-1
アンケート「回答集Part1」
コパ AT&T (ブエノスアイレス) Feb 17 〜 Feb 23
デ杯スウェーデン戦後にも、そこにもどかしさを感じているようなアンドレ君のコメントが あり、どうするのかなぁと注目したいたのだが、帰国後もパソスさんのアカデミーで一緒に トレーニングしていたようなので、話し合いの機会も持たれたかもしれない。個人的にはとても 観てみたいペアだし、応援したいペアなので、頑張って欲しいんだけどな。
”偽グガ”といっても、本物がなんとなく偽者っぽい雰囲気の持ち主だけに、偽の方が 本物っぽかったのではないか?と、ふと思う。。。
「今日の試合については、はっきりとふたつのことが言える。まずは多くのチャンスを無駄に したということ。優位に立ってもそれを保つことができず、プレーの選択を誤って形勢を逆転 させてしまい、サレッタを生き返らせてしまった。」「しかしその一方で、僕はボールをよく 打ったし、第3セットではゲームの良い感触を得ることができたよ。これが続けば良い方向に 進んでいくだろう。」
「とても大変な試合だった。2回戦でグガに当たって負けるというのは残念だよ。」 「ふたり共に、メンタル面の力を大いに要求される試合だった。わずかなところで敗れて しまったけれど、全てを出し尽くしたと思っている。今日はそんな日だったんだよ。次は 僕の日になるかもね。」
「10ゲーム目までは完璧に近いプレーができた。第2セットになってマンティーリャが プレーに変化をつけてきたので、びっくりしたけれど、第3セットで相手のサービスを 破ってからは、勝つための勢いを得ることができた。準決勝でもこれを続けたい。」
いつものとおり、先のことにあまり言葉を使わないグガの期待度は本人のみぞ知るだが、 同じく4年ぶりの対戦となるはずだったリオス戦が実現しなかっただけに、ここでお手並み拝見だ。
本選開始前日のチケット売り場を訪れる人の80%が、クエルテンの1回戦は何曜日の何時なのか? と訊ね、1回戦当日にリオスの棄権が決まった後もチケットは売れ続け、主催側は急遽150席を増設する処置をとったという。その大入りの会場に登場した グガは、スタンディングオベーションで迎えられ、本人も思わず鳥肌がたったと語っていた。
実際は、”応援する”というよりも、”観てみたい”というお客さんも多いのだと思うが、会場に 足を運んで、お金を払って、登場を待っても観てみたいと思わせる力は貴重なもの。やはりこれも ”タイトル”としての価値があるものなのだろう。
デ杯ワールドグループ1回戦対スウェーデン(ヘルシンボリ) Feb 7 〜 Feb 9
「ヴィンシゲラに2度勝っていることは、二面性をもつよ。僕はより自信を持ってコートに 入るし、相手の方は僕を倒すためにすべてをぶつけてきて、前回と同じエラーはしない。」 「今までもデ杯では良い経験しかない。たとえ負けた時でも多くを学んだしね。今回は リーダー役としてチームを押し上げることができると思う。僕が第1試合を戦って、それをものに することができれば、チームにとって大きな力になるだろう。」
「昨日語ったとおり、この試合は僕がやるべきことをやれるかにかかっていた。始めから終わりまで ゲームをコントロールし、とても集中して、ゲームのリズムを操ることができたよ。これで ブラジルが一歩リードだ。」
「とても厳しいゲームを戦って挙げた貴重な1勝だ。でも、この興奮は幸福感(=euphoria)と共に 明日へのエネルギーとしてキープしておかねば。僕たちはあと1勝が必要だし、明日は必ず 今日の試合と同じか更に厳しいゲームになるだろうからね。」
「モーティベーションを高めて出ていかなきゃならないことはわかっていた。始めから終わりまで、 レベルを高めたままで冷静に上手くプレーできたし、第4・第5セットでは、僕たちは一歩踏み込んで 加速していった。間違いなく全てを出し尽くしたよ。」
そんなこんなで、私が夢にうなされている間に、第1試合は、6−4・6−4・4−6・4−6・ 6−1でビョルクマンがグガをうっちゃり、第2試合は、ヴィンシゲラが6−1・7−5・6−3で サに代わって出場のサレッタを下し、スウェーデンの逆転勝ちとなった。つまりブラジルの 逆転負け。
「とても難しい試合だった。僕は常に(スコア上)追いかけなければならなかったから。全て やってやろうと、いつもの2倍自分自身を消耗させたけれど、それでも十分ではなかったんだね。 自分では良いプレーをしたと思うけれど、彼(ビョルクマン)はインスパイアーされ、とても 良いボールを打ってきた。僕は試合にとどまろうとトライし、0−2から不死鳥のように 盛り返したけれど、彼は(ゲームを)与えてくれなかった。」
組み合わせ決定〜 Feb 6
「おじさん」か「おじいさん」か?! Jan 31
このコメントを紹介しているサイトの中には、26歳に気をつかってか、”おじさん”と 表現しているところもあるが、本人がおじいさんと言っているんだから、おじいさんでいいんじゃ ないだろうか。
最年長〜 Jan 22
このオークランドでもらった新しいトロフィーも、オフィシャルサイトでお馴じみの 自宅のトロフィールームに並べられるはず。トロフィーに関しては、”獲得したトロフィーは全て 弟にプレゼントする”というエピソードも有名だが、”弟さんは、もらったトロフィーを どうするのか?”という女性記者の質問に、「新しいトロフィーを持って帰ると弟はすごく 喜ぶんだけど、どうにもできないんだよ。すぐに取り上げて棚にいれちゃうからね。」と、 ”兄弟の愛情物語”を書きたかったに違いない記者さんの思惑をふっ飛ばす答えを返していた のが笑えました。もしかしたら、そんな思惑を感じたからこその答えだったのかも。。。
メンバーのうち、新加入のメローはハワイでチャレンジャーの大会に参戦中。クエルテンとサレッタは ブラジル国内で調整を続けて1月末にスウェーデンへ移動する。アンドレ・サは実戦を選び、 来週のミラン・インドアで調子を上げていく予定だ。デ杯では、グガとのダブルスで出場することが 確実視されているサだが、本人はシングルスでも貢献したいと意気込んでいるようだ。2003年に入って まだシングルスの勝ち星がないだけに、ミラノではドロー運に恵まれてたくさんの試合をこなせる といいけれど。